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交通違反をした時の「行政処分」について説明します。 |
軽微な違反(青キップ)を繰り返した場合 重大な違反(赤キップ)をおこした場合 免停処分者講習の内容 |
軽微な違反の繰り返しで6点になったぞ! 駐車違反などを繰り返し、違反点数が6点以上になると、行政処分の対象となります。 しかし、ここに新制度が出来たため、猶予が与えられます。 ある日、公安委員会から「違反者講習通知書」が送られてきます。 そして1ヶ月以内の期間に、任意の「違反者講習」を受ける事が出来ます。 あくまで任意ですので、受けなくても構いません。 その講習を受ければ、違反点数が0に戻り、行政処分(免停など)が免除されます。 ですから、当然、受けることをオススメします。 あえて講習を受けなかったり、1ヶ月以上経ってしまった場合は、行政処分が行なわれます。 処分の内容は、下記の「赤キップの場合」に記載してありますが、期間短縮の優遇処置(講習)が受けられません。 なお、違反者講習には、2つの方法があり、好きな方を選択出来ます。 1つは、「交通安全活動体験講習」です。 学科講習3時間のほかに、「交通安全活動体験」を2時間30分行ないます。 私は受けた事がありませんが、交通ボランティアとして、交通安全運動を行なうのだと思います。 もう1つは、「運転シミュレーター体験講習」です。 学科講習3時間のほかに、「運転シミュレーター」を2時間30分行ないます。 かかる費用は、「交通安全〜」が10500円で、「シミュレーター」が14700円です。 なお、以上の記載は、東京都の場合ですので、他の道府県は内容が違うかもしれません。 |
赤キップで一発免停だ! 「赤キップ」の場合は、一発で行政処分を受けます。 点数や前歴によって処分の内容や手続きの方法が違うのですが、ここでは、最も多いであろう6点の場合を中心に解説します。 「赤キップ」に記載してある期日に指定場所へ出頭し、免許証の返還を受けます。(自分の所在する都道府県以外で捕まった場合は、これがありません。) 後日、「通知」が届き、指定された日に免許試験場に行きます。そこで「免許停止」の通告を受け、免許証を取り上げられます。 そして、その日から「免許停止」となり、車などの運転が出来ません。 免許停止期間終了後、再び運転免許試験場に出頭し、免許証が交付され、反則点数が0点に戻り、行政処分が終了します。 なお、長期免停(90日以上)や免許取消しの場合は、事情聴取みたいなものがあり、違反にやむおえない事情(家族が危篤で急いでいたなど...)があったり、過去に警察から表彰されたりしている人 などに、期間減免の処置がなされます。(くわしい事は不明。) さらに、免許の停止は、処分者講習を受ければ、期間が短縮されます。(あくまで任意。) その講習内容は、下記に記載してありますので参考にしてください。 |
処分者講習 ここでは、処分者講習の内容を解説します。 講習費用や減免日数は、以下の表のようになります。 (短縮日数は、試験の成績により変わります。) なお、短期(30日免停)講習は1日、中期(60日免停)講習・長期(90日以上)講習は2日間かかります。 では、私が体験した、府中運転免許試験場での「短期(30日免停)講習」についてお話します。 日程は、以下の表のようになっています。 受講上の諸注意・書類作成 指定された教室に入ります。席も指定されています。狭い部屋に60人が入り、ギュウギュウ詰めでした。 そして、教官の挨拶や、受講日程の説明、書類の作成などが行なわれます。 受講生のなかには、ヨボヨボの爺さんもいて、教官の言っている事がなかなか理解出来なく、書類が満足に作成できない場面もありました。 こんな人までが運転していると思うと、ゾッとしました。 運転適正検査の実施 よくある性格判断の試験です。結果が免停の短縮日数に反映される事は一切ないので、素直に回答したほうが正しい結果が出て、面白いと思います。 逆に、正しい回答をして結果が良くても、何の意味もなく、講習費用や時間が無駄になってしまいます。 運転シミュレーターによる診断 教習所などにあるシミュレーターが60台ありました。数年前に講習費が倍以上に値上がりした原因が、この装置の購入費であるのだろうと予想がつきます。 車の振動がシートに伝わってきて、すごいリアルでした。寝不足だったせいか、気持悪くなってしまった。 なお、このシミュレーターの成績は、減免日数に一切影響しませんので、気楽に受ける事が出来ます。 講習1(道路交通の現状と運転者の社会的立場) 学科講習のスタートです。 免許の更新などで配られる冊子に似ているテキストが配布され、その内容についての講義です。 しかし、時間の都合上、細かく教える事が出来ないので、後の考査試験の問題に沿った講習となります。 よって、「講習の内容=考査問題」となるので、寝る訳にはいきません。 さらに、「交差点で歩行者が〜」というように、実際の試験の例題を挙げて、「この問題がでたら「正」と答えろよ!」という感じで答えまで 教えてくれるので、学習能力の衰えている高齢者でも、考査試験で確実に良い点数が取れます。 昼休み 建物内に食堂や売店があり、食事をとる事が出来ます。(非常に混雑している。) しかし、ほとんどの受講者は食事をとらず、時間をもてあましていた。 講習2(道路交通法令の知識及び安全運転の方法と構造) 午前の講習と同じく、考査問題のところだけの解説です。 よって、講習の内容が全て試験につながります。 考査試験 40問の正誤式(○×)問題です。 講義中の解説を聞いていれば、だれでも簡単に答える事が出来ます。 結果は、私の教室60人が全員「優」となりました。 適正検査とシミュレーターの診断結果と指導 結果が書かれた用紙が返却されます。この結果が減免日数に影響されることはありません。 事故事例研究に基づく安全運転の方法 この日は、この省略されました。 講習終了に伴う諸注意 考査試験の結果が「処分書」に記載されて返却されます。 考査結果が「優」で、免停日数が1日に短縮された人は、それを持って免許証返却窓口に行き、免許証の返却を受けて終了です。 (注意・翌日の午前0時まで運転できません。) 予定よりも早く終了しました。(4時までに全てが終了) 最後に一言 講習に使うテキストは「隠れたベストセラー」と言われ、年間に何十万冊も発行されているそうです。 皆さんも、「隠れたベストセラー」を、一度読んでみたらいかがですが? |
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