2007年活動報告ページ
ブースの出店
2007年の10月代々木公園でNPO祭り11月には埼玉県のさいたま国際フェスタでそれぞれブースを出しました。 セネガルの珍しい小物と会員の方がセネガルの生地で作って下さったバッグやちゃんちゃんこの出店でセネガルと日本との手仕事の交流となりました。 また当日沢山の方がブースを訪れて下さり楽しい交流の場となりました。
平成19年度太陽光発電システムの送付及び設置と指導事業の報告
セネガル村落部においては、未電化地域がまだ多く、照明はもとより、電気が通っていない為、水道もひかれていません。それに伴う生活面での不便はより 多くの労働を生み、子供の教育や女性の社会進出を妨げます。また水道がないことによるコレラ等の衛生面での懸念はとても重大な問題ですし病院での マラリア等のワクチンの保存には冷蔵庫が必要不可欠です。しかしながら直ちに電信柱を立てて高圧電流を流し、電線を張って電圧を下げて各家庭に電気を 供給するには道路整備なども必要となりますから、あまりにも時間と費用がかかり実現までには長い期間が必要となってしまいます。
そこでセネガルでは長い日照時間を利用して太陽光システムを利用して発電しようという事業が進められています。 太陽光発電システムは小規模でも照明や電気製品を使うことが可能で、電線の通っていない地域ではとても身近な電化システムといえます。それに先駆ける 事業としてその事業の普及と設置への理解を村落の人々に広める為に、今回シュミレーション用の太陽光発電システムをセネガル共和国に送り、その設置と指導を実施しました。
学校の屋根の上に設置された太陽光発電システム
病院の屋根の上に設置された太陽光発電システム
実際にこれから太陽光システムを村落に設置するにあたって、彩の国さいたま国際協力基金助成金を受けて実際にシュミレーションシステムを持参できた ことは、より村民の理解を得られるのに役立ち、技術面に於いては実際にシュミレーションをした為、今後どのようなシステムで太陽光システムで発電 するかということが具体化され、より大きな成果を収められました。今後はこのシステムを実際に村落の各家庭に設置する予定です。
中古資機材リサイクル国際協力事業完了報告書
(財)埼玉県国際交流協会の御協力により中古資機材リサイクル事業で平成19年度 セネガルの村落に救急車を送ることができました。 現地の村落部に於いては緊急に患者を移送するということの重要さが知られていない場合や病院までの搬送手段が無い為、助かる命でさえも救助されなかっ た事が多々ありました。今回救急車を輸送できた事によって緊急搬送の重要性が知らしめられ、より広範な救急活動が可能となり多くの命が今後は救助される 事となりました。今回の事業は現地に於いて大変感謝され、この中古資機材が役立たれこの事業の意義と成果を大いに実感致しました。