なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

                                                            (第42号)

                                                      平成18年12月 4日

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こんにちは、ニャロメです。

いよいよ12月ですね。
ワタシの生活は「こたつ」「カイロ」「忘年会」に突入です。

年末に強化練習があるのがちょっと不安なのですが(笑)、
スケジュール管理をしっかり行いながら、
来年の展望をいろいろ考えてみたいと思っています。

では42号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「復帰までの過程をサポートする」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「寒くなってきました」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「他人の目は自分を輝かせてくれる光」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【復帰までの過程をサポートする】

オフシーズンは基本練習や繰り返しの練習が多いため、
あまり応急処置の対応をすることがありません。

急性外傷を起こしやすい環境ではないので、
もっぱらケガでリハビリ中の選手のサポートをすることが多いです。


シーズン中は逆に一人一人にマンツーマンで指導することが難しいため、
リハビリの進捗状況を確認して、一人で出来ることをリストアップ。
トレーナーの手が必要なときはうまく時間を見計らって、
対応するようにしています。

(人数がいれば、担当制にしてもいいのですが)


リハビリテーションは診察を受けたドクターの指示が原則です。
それにもとづいて病院のPT(理学療法士)の先生が行います。
グランドで出来ることはトレーナーがサポートしています。

これを分解してみると、

●医師の診断

 ・視診、触診、問診など

 ・レントゲン=骨折の有無など

 ・MRI=筋、腱損傷の有無など

 ・その他必要に応じた検査

     ↓

 手術療法がいいのか、保存療法がいいのかの判断

     ↓

 保存療法の選択と指示

 ・物理療法

 ・運動療法

●病院内でのリハビリテーション(PT)

●病院外でのリハビリテーション(トレーナーなど)

PTの先生は一人一人の選手に毎日指導できるとは限りません。
選手が毎日通院できるかという物理的・経済的な問題と
選手が継続して通院する意思があるかどうか
(たまに途中でこなくなる選手もいるらしい)
という問題があるため、

「出来る限り、一人でも出来るリハビリテーションプログラム」

を指導してくれます。

それをグランドに持ち帰った選手は、
空いている時間をみつけて、リハビリテーションを行います。


トレーナーはそのときのリハビリテーションプログラムを

・正しい動作で行っているか

・リハビリテーションプログラムがケガの状況にあっているか

・痛みがあるかないか

などを確認しながらサポートしていくのです。
たまに

「意図していることを理解しないままプログラムを行う」

選手などもいますので、
その説明なども行いながら復帰への意識を高め、
リハビリテーションに取り組む環境を作るようにしています。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【寒くなってきました】

寒くなってくると過去にいためたところが痛くなるといった
経験をされた方も多いと思います。

かくいうワタシも学生時代に痛めた手首が冬になると痛くなり、
10年くらいは続きました(今は気になりません)。
当時はアイシングなんて知識もありませんでしたので、
痛い動作をしないで放置状態(^^ゞ

今から思うとTFCC損傷だったかもしれません(真相はわからず)。

【参考:三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷】
http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/injury/injury42.htm


とワタシのことはおいといて、
選手の中でも以前にケガをした部位が痛くなる傾向がみられます。

そんなときはウォームアップを入念に行い、体が温まってくると
痛みが和らいでくることが多いようです。

体を温める方法は2つ。

●体の外から温める(お風呂、カイロ、服装など)

●体の中から温める(ランニング、食事など)


このどちらもうまく使いながら体を温めて
練習や試合に参加するとケガ予防にもつながり、
よりいっそうのパフォーマンスが期待できるわけです。

ちなみに心拍数を急激に上げる方法としては「ジャンプ」です。

よく寒いときに体をピョンピョンと飛び跳ねますよね?
「ジャンプ」を続けていると心拍数はうなぎのぼりです(笑)。
そういった点では「縄跳び」とかはオススメかもしれません。


心拍数を上げた状態で行う「サーキットトレーニング」では、
ワタシはプログラムのはじめに必ずジャンプを持ってきます。

理由)心拍数がすぐあがって、キツイから。

キツイということは全身持久力を鍛えるのにいい条件ですので、
いじわるでやっているんじゃないですよ。

寒くなると痛くなるというのは、
「痛みの閾値」の変動によるものも考えられると思います。

【参考:天気と痛みの関係】
http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/trainer/mame6.htm

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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●他人の目は自分を輝かせてくれる光

【個性を捨てろ!型にはまれ!】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4479791817/dosportstrain-22/ref=nosim

自分の評価は誰がするって他人がするんです。
とウチのカントクもつねづね選手に話をしています。

変なこだわりではなく素直に人の意見に耳を傾けられるように。

ドラゴン桜の著者、三田紀房さんが書いたこの本は、
「自由」を主張する「個性」「こだわり」ではなく、
当たり前のことを当たり前にできる土台があってこその「個性」である、
ということを書かれています。

運動部特有の「タテ社会」、「ジーコJAPAN」の失敗、
などいろいろと面白い気づきのある本でした
(って買ったその日に読み終わってしまいましたよ〜)。

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◆編集後記
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今月のトレーナー活動予定表を提出するときに、

「予定は未定なんですけど」

といっていつになるかわからないが予定が結構あるということが判明。
こんな不確定要素をたくさん抱えていると、
年末に向けてとっても不安&あやしいじゃないですか〜。

出来るだけ早めに予定をたてたいものです。


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では、来週もよろしくお願いいたします!

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