算額(7)・師範の考察(ヒント) |
この証明はユークリッドの『原論』第9巻20章に示されているそうです。 ヒントは次の3点です。 (1)背理法が有効です。 すなわち、素数は有限個であるとし、N1,N2,…,Nnと表すこととして、矛盾を導きます。 (2)mを2以上の整数とすると、mの倍数は数直線上に距離mの間隔を置いて存在しますから、 (mの倍数)+1はmの倍数ではありません。 (3)M=N1×N2×…×Nnとしたとき、 M+1なる整数と素数N1,N2,…,Nnとの関係はどうなるか、 (2)を踏まえて考え、それが(1)で置いた仮定と矛盾することを示して下さい。 |