塾の指導内容をご理解いただくのに、当方では個別の説明会という方法をとっています。
最近、体験学習というのがよくありますが、基本的にはそういう方法はとっておりません。それは次のような理由からです。

�@例えば、数学をものにしようと思い立って指導者を選ぶ場合、まず大切なのはその指導者の数学に対する姿勢・考え方、
　少し硬い言い方をすれば哲学を確認することだと考えるからです。

　その指導者自身がこれまで数学とどう格闘し、挫折し、さらにそこからどう立て直しを図ったか。
　そういう経緯からどのような指導方法が有効だと考えているのか。
　 そして、学習者自身がこれまでの自分の数学に対する考え方・学習姿勢を省みた上で、それぞれの指導者の話に耳を傾けたとき、
　どの哲学に共感を覚えるか。

　 それが指導者を選ぶ際の最大のポイントであって、その他の要素などは枝葉末節にすぎず、後で適宜調整できるのです。

　 そういう学習の本質に関する思索を行うことなく、単に雰囲気を知るだけの体験学習などを受けても何も見えず、
　上滑りの判断を繰り返すだけです。マッサージ・チェアの試用などとは訳が違うのです。

　要は理念が本質で、形はそれに付随するものにすぎないのであって、
　その本質の部分についての互いの認識をしっかり確認しておくという趣旨で、個別説明会という方法をとっているのです。