小学算数・中学数学
ポイント説明演習シート

                                                                                    (2009/04/10)

学校で授業を受けたのに、いざ演習問題に向かうと、どうしていいかわからず立ち往生してしまう子供たちがいます。
「では、学校でどんなことを勉強してきたのかな?」と聞いても、
何も言えずに黙ってしまうか、理解不能な言葉がぽつりぽつりと出てくるだけということがよくあります。

要するに、勉強が常に「やらされるもの」、「受け身のもの」になっているために、習ったことが自分のものになっておらず、
頼りなげな知識の断片が頭の中に散らかっているだけのようなのです。
今の教育は面倒見が良すぎてややもすると思考の主体性を奪うことにもなっている気がします。

それでは、
思考の主体性を身に付けるにはどうしたらいいかと言いますと、人に教える練習をするといいです。
実際に相手がいなくても、仮想の相手で構いません。
キーワード以外は自分の言葉で話すようにします。
言葉にしてみると、わかっていると思い違いをしていた部分が見えてきますし、
外から得たことが完全に自分の考えと融合して一体不可分になります

まずは、各単元について
ポイントと思われる事項を挙げ、それを簡潔に説明してみましょう。
さらに
補足したいことがあればその後に説明を加えます。
初めからだらだら説明するのは駄目!簡潔な説明ができるか否かで理解の程度がわかります。

例として、小学算数・中学数学で多くの子供たちが苦手とする単元について作成した
ポイント説明演習シート
以下に掲載致しましたので参考にどうぞ。
このシートのように、ポイント事項を問題提示→解答という形で説明すれば、もう気分はカリスマ講師!熱く語って下さい。

なお、注意して頂きたいのは、この演習の目的はあくまで思考の主体性を養うことですから、
このシートを単に覚えてそのまま言葉にする練習をしてもあまり意味がありません。このシートはあくまで参考資料です。
自分の頭で骨子を組み立て、自分の言葉で説明することに意味があることをどうか忘れないで下さい。

もし、「そんなこと、私には出来ない。」とか「面倒臭い。」とか思ったとしたら、それが学力不振の原因です。
主体的に思考することに尻込みをしていればいつまでも頭が良くならないのは当然です。
初めから完璧を目指すのではなく、一歩一歩前進していけばいいのです。
主体性・自己主張なき学習に真の学力向上などあり得ないことをどうか肝に銘じて下さい。


ページ  小学算数 備考
P1〜3 加・減・乗・除,小数 ページは各シートの右下にあります。
P4〜5 分数
P6 割合
P7 単位量当たりの大きさ,速さ
P8〜10 単位換算
***  
ページ  中学数学
P11〜14 正負の数
P15〜16 方程式
P17〜23 関数
























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