「君の瞳は10000ボルト」編




8月11日


エポキシ・パテ 最高 だ!
おおまかな顔を作り、カッターで削り、
紙やすりで水研ぎをする
おお! 何だか顔っぽくなってきたぞ!


行ける! これは行けるぞ!
後は、目の輪郭をきっちりと彫り込んでゆけば、
完璧ではないか!!!
興奮 しながら 目玉をカッターで削ってみる。


な…何!?
カ… カッター が まぶた部分に 引っかかる!?
ぐはっ! 目玉を削っちまった!!

何の、 根性だ! パッションだ!!

パテを盛り直し修正!!
くわっ! また、カッターで傷が!

修正に次ぐ修正で、 何とか左目を彫り込んだ!
が、左目は カッター傷 ボロボロ だ!

左目の作業を一時中止し、
半ば、ヤケクソで右目を彫り込む!

ぐおっ!! 右目が大きくなっちまった!!
しかも、左目より ボロボロ な右目になっちまった!

だだだだだだ…大丈夫だ!
紙やすりで水研ぎすれば…

何!? まぶたの
紙やすり かけられない!!

こ…これでは、
ツルツルの目玉が作れないではないか!
傷だらけの目玉を見ながら、
顔を作る時の 根本的な問題 を発見する。


要するに、
へこんだ部分 カッター 入りにくく
紙やすり かけにくい のだ!


今日はもう何もやる気がしない…
寝よう………




1999年 8月12日

一晩寝たら、 唐突に ひらめいた!

今までは、顔を いきなり作ろうとしたから、失敗したのだ!

目を作るには、 最初に 平たい顔の ベース を作り、 一度硬化させる。


そこに、半球状の 目玉 を乗せ、再び硬化!
そして、この時点で目玉を磨き、
最後に 顔を かぶせて、 目の輪郭 を作れば、 目を彫り込んで作る必要がなくなる。

つまり、削るのではなく、 加えていく発想 で目を作るのだ!
これを 平面ベース作戦 と名付けよう!

どうだ?
おお、 うまく行く ではないか!

さらに、作りながら、 平面ベース作戦の 利点 を発見する。
つまり、平面ベースを作る時に、 顔の下書き を済ませてしまうので、
完成体のイメージ がしやすく、
かつ、輪郭や、目の位置を初期段階で確定してしまうので、

絵を描く感覚 で作れるのだ!
これで何とか、顔らしきものが作れるぞ!
(時間はかかるけど)


行け!



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