「肉体の門」編




1999年 8月13日

顔が完成!

そのまま 体部分 作成 に入る!

顔と同じく、 平面ベース作戦 (最初に平たいベースを作る)を
体に応用 してみる。

まず、絵を描くように、平面の体を作り、
形を整えた後、硬化させ、
この 平面 立体化 させるように、 エポキシ・パテを盛るという作戦だ



おお、 何だか いい感じ じゃないか!!!

エポキシ・パテが固まるまでの3時間が暇だが、
それ以外は問題無し!!
順調! 順調!

こう考えると、フィギュアは
絵を描くのと同じかも!


このまま 行くぜ!





1999年 8月14日

右足 を作る。
平面ベース作戦 は、足にも 適用 できる。

と、 調子に乗って 削っていたら、
芯部分の 紙粘土 出てきて しまったではないか!!


ししししししししししししし、
しまった!!

エポキシ・パテ を ケチる為、
平面ベースと芯の部分を 紙粘土にしてしまったのだ!! (体も同じ)

しかも、例によって、紙粘土部分は 水を含むとフニャフニャになる。


300円をケチった為に、こんな事になるとは!!

泣きながら、 紙粘土をほじくり出して、エポキシ・パテを詰め直す。


とほほほほほ…



1999年 8月15日

体+右足部分 完成!!
別パーツ 左足 を作る。


しかし、ここで問題が発生!
別パーツを作る時、 体との 接合部分 はどうやって作るのだろうか?


フィギュアの本を読むと、
接合部分 メンソレータム を塗ると、
パテが固まった後、 分割 できると 書いてある。


ホントか!?
メメメメ…メンソレータムって
あの… 荒れた唇 につける のメンソレータムか?

半信半疑だったが、実際やってみたら 上手くいった。

要するに、メンソレータムの 部分が、パテをはじき、
硬化した後でも、 取り外す 事ができるのだ!
(サラダ油でもOKらしい)

これにより、接合部の 凹型 を取り、
足に つなぎ合わせて、別パーツにするのだ!
(接合部にはメンタムを筆でつける事!)


これで、 体の完成と喜んだ が、

重大な欠点 発覚!

左右の足の長さは同じなのに、
体が 垂直に立たない!
体を少し ひねっているせい だ!

左足を作り直す。
同じ作業の繰り返し。

やや、短めにして、 調整!

まだ、垂直に立たない!
足首から先の角度を直すため、
足を切り落とし、 再びパテを盛り、固まるまで待つ

手が痛い…



1999年 8月16日

体が 垂直に立った!
これで、体部分の完成!

と思いきや、
平面ベース作戦 致命的欠点 を発見する。

平面 である絵と、 立体 であるフィギュアでは、
ボリュームが違って 見えるのだ!

つまり、絵を描く調子で体を作ったので、
立体化した時、胸とお尻、太股が異常に膨らんでしまっているのだ。

これではナイスバディーを通り越して、
ブクブク デブ に見える!

カッターで削り、紙やすりで磨く。
削りすぎたら、パテを盛り、固まるまで待って、再びカッターで削る。
これの 繰り返し

手が痛い 腰も 痛くなってきた。



1999年 8月17日

体の形が整ってきたのにつれ、
筋肉 部分 を作らないと カッコ悪い事 に気付く!

つまり、 手足 のようでは、
ピノキオのように見えてしまうのだ!

デッサンの本 とフィギュアの写真集を見ながら、
お腹の筋肉、骨盤、太股の筋肉 を作る。



カッターで削り、紙やすりで磨く。
この作業で、お腹や足の表面に 筋肉らしき凹凸 を作るのだ!

例によって、削りすぎたら、
再びパテを盛り、固まるまで待って、再びカッターで削る。

しかし、今までの 待っているだけ 俺とは違うぜっ!


顔と体、足が 別パーツ になっているため、
固まるまでの3時間を、 別の作業に当てられるのだ!

地味な作業だが、待たなくて良くなったので、
作業効率 格段に上がった!!



行け行け!!





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