5月9日

 前期生涯学習講座
 「続・精神鑑定から学ぶ犯罪心理学入門」
 全6回、第1回

5月10日

 本番。
 カルミナ・ブラーナ
 指揮:小林研一郎
 日本フィルハーモニー交響楽団
 横浜みなとみらいホールにて。

5月17日

 公開講座
 シリーズ「源氏物語を歩く─平安京と郊外─」
 第1回”平安京の闇 川と橋”

5月18日

 演劇「黒蜥蜴」
  黒蜥蜴:美輪明宏
  明智小五郎:高嶋政宏
  雨宮潤一:木村彰吾
 美輪明宏の緩急のきいた流麗な台詞回しが良かった。立ち振る舞いも美しい。
 高嶋の明智、とても良い。
 雨宮、檻の中のシーン、良かった。
 では黒蜥蜴というひとつの舞台としてはどうかというと、三時間強という長さは感じられなかった。が、ものすごくひきこまれたというわけではない。ル テアトル銀座のシートがとても良く、疲れない。これも助力のひとつと感じる。
 終了後、スタンディングオベーションすごかったが、黒蜥蜴という舞台に対してというよりは、第一に美輪明宏という俳優に対するもの、他、それぞれの際立った演技をした俳優に対しての賛辞という印象。これも舞台の成功というものに入るのか、私にはわからない。
 第二幕は、観ていて微妙にのりきれない(気持ち入れない)感があった。
 第三幕、長椅子を縛った後の黒蜥蜴の独白シーンの後。運ばれていく長椅子、雨宮に背をむける黒蜥蜴。そのうしろ姿がとてもすばらしい。彼女の感情がとてもにじみでている。そして、バラを手にとり、ドアのむこうに消える瞬間の彼女も美しい。このふたつのシーンに、彼女の心の葛藤生き様美しさのすべてが集約されているといっても過言ではない、と思う。
 故に、次の港のシーン、私には蛇足にしか思えない。ストーリー上必要なものなのだろうが、このシーンがあるために、さっきまでのピークに達した崇高な感覚がしおしおとしぼんでいく感覚をあじわった。もったいない。
 ラストシーン。
 黒蜥蜴の死を選ぶ理由、好み。思わずぐっとくる。高嶋の明智、ぴしりときめてくれた。すばらしかった。
 三度目の正直で、黒蜥蜴を観ることができた。終了後、せめて十年前、できれば二十年前の美輪さんを観てみたかったと感じた。これは、声の張りのみの感想。

5月23日

 「続・精神鑑定から学ぶ犯罪心理学入門」第二回

5月のこと

 どことなく疲れている感覚抜けず。ぼんやりした少し重い感覚のまま過ごした。書くことどころか何も浮かばない。思考力がない。
 後半、ひさしぶりに数冊本を読む。
 横になりたい。だが、そこまでしなくてもなんとか過ごしている微妙な状態。