12月5日

 新宿にてお茶。良い時間を過ごす。

12月7日〜9日

 両親訪れる。父と母の愛情に感謝。

12月14日

 慰安会。疲れる。

12月中旬までのこと

 12月、体調不調。
 胃がぬるま湯に浸かっているような感覚とむくんでいるような感覚。
 口中、唇の裏、内頬、噛んだ覚えなく絶えず血豆ができる。普段噛んだときのサイズより大きい。歯茎少々腫れているようで、いちど出血あり。
 だんだん、できていたストレッチ等ができなくなってきた。
 歩いていて、足元ふわふわした感じで心もとない時あり。だるい。睡眠時間がどんどん長くなってきている。ひどいときは、体を起こしているときでも絶えずうたた寝状態。夕食後、いつ眠ってしまったのか覚えていない。気がつくと日付が変わっており、ふらふらしながら床をとって眠る。
 味覚、鈍くなっている。甘味。特にうすい。
 まれに茶碗3分の1程食べることができていた御飯、再びうけつけなくなる。
 体重、一時、40キロ近く、体脂肪15.0。チビだが標準を考えれば不足気味。現状42キロ前後まで持ち直しているが、嬉しくない。自分ではデブだ、太ってしまったという気持ちにつきまとわれている。ありあまる脂肪が嫌だ。とても醜い。
 この感覚が良くないことはわかっているがどうしようもない。これでバランスをとっている。不安定さ、欠けているものを埋めている。わかっていてもどうしようもない。
 とても醜い。デブ。デブ。歩いていてもテレビのなかでも皆あんなに細い人ばかりなのに、自分ばかりが太っている。たまらない。
 食べ始めると、食欲のコントロールがききにくい。あいかわらず満腹感も満足感もなし。
 おそらくたとえ30キロ台になったとしても満足しないんだろう。もっとやせなければもっと細くならなければとさらにひどくなる気がする。
 両親に、以前会った時より少しやせたと指摘をされどきりとする。私は顔やせのタイプではないのでバレないだろうと思っていたのだが…。
 5日お会いしたひとに、”あまりやせているのは…”と云われほっとする。そこから体重が少し戻った状態。
 本、まったく読めず。
 21日サントリーホールの本番、出る予定を前日に断りを入れる。体調どんどん崩れ、このままでは年内に倒れる予感あり。調整必要と判断。
 一日だけ書店にはいれる。吐き気まではいかないが、気分崩す。めまいまではいかないが、ふらふらしてくる。どんどん調子崩れていくなかもう少しもう少しと自身をなだめながらコーナーをざっとみる。できれば買いたいような本みつけるも、買うことできず。棚から持って行く、購入する、は、ハードルが高くて出来ず。又、買っても読めないであろうことはわかっている。なさけない。
 水分、普通にとれず。
 水や白湯をうけつけてくれず、DAKARAを少量飲んでからお白湯。循環がうまくいっていない模様。
 眠りたい。安心して眠りたい。安眠がほしい。誰かに何の心配もないのだとなだめられながら見守られて眠りたい。疲れた。眠れるなら踏切のなかにとどまってもいいくらいだ。
 ああ、こんな考えはだめだ。疲れているだけ。不安になっているだけ。何か別のことを考えなくては。
 作品を書かなくては。読んでもらいたいひとのために。待ってくれているひとのために。自分自身のために。何を?どうやって?いつ書ける?ああ、世界はまっしろだ。書かなくては。どうやって?
 リセットしなくては。
 こんなことはなんでもない。だいじょうぶ。こんなことはなんでもない。だいじょうぶ。私はだいじょうぶ。なんでもない。だいじょうぶ。

12月23日

 限界につき、Y氏にTEL。Y氏、年末進行の状況にもかかわらず応じてくれる。感謝。

12月30日

 31日本番のオケ合わせ。

12月31日

 東京文化会館にて本番。ステージ上にて年越し。昨年に続き、すばらしいオケ、すばらしい指揮者との競演。貴重な体験に感謝。
 帰り、途中で気分どんどん悪くなる。ふらふら。動けなくなる寸前で帰宅でき、ほっとする。眠る。

今年のこと

 前進がみられ、だがそこから先動くことはできなかった。
 どう云えばいいのだろう。喜びととまどいと落胆。徐々に良くなってきているだけに、何故できないのかわからない。まわりからはあせらずゆっくりとと声をかけてもらえるなか、自分でもそう思う時もあり、反面あせりや苛立ちなさけなさ、実はもう自分はもうダメなのではないかという気持ちとの戦い。
 主食、今年も御飯に戻すことができなかった。
 現状、体重少々足りないことがわかっていても、自分がデブである気持ちをすてられない。醜いデブ。あっちこっちつまめる脂肪が嫌だ。細い人をみてはうらやましくて仕方ない。比べて自分はとてもデブ。つまめる脂肪はいらない。自分はみにくい。デブ。
 食事に満足感や満腹感が欲しい。過食傾向は、昨年よりはややマシに思う。
 本は、まったくといってもいいほど読めず。書店にも寄らない。
 おつきあいくださった方々にとても感謝します。本当に有難うございます。心から。
 疲れた。何をしているわけでもないのに。疲れた。
 11月〜12月の2ヶ月間、普段の私からは考えられない行動。おそろしい。罪悪感。どうかしている。本当に、どうかしている。