12月29日(月)
ソウェトとスタークフォンテン洞窟

ソウェト  

  
プレトリアからヨハネスブルグの市内を抜けてソウェトに着きました。

アフリカ系住民の居住区として設置され、またアパルトヘイトの舞台としても知られているソウェトである。

アパルトヘイトはたった15年前の1993年まで実施されていた。

バラックの建物と清潔な建物とが混在しているが、ヨハネスブルグの市内よりは治安は良さそうである。

ソウェトの中に、2010FIFAワールドカップの会場が急ピッチで建設されていた。世界中から観客がやって来るということで、バラックの建物も撤去されていくこととなるのでしょう。

 

ソウェトの建物

   
   











こういった建物もあります。















 ワールドカップ会場(Soccer City Stadium)
  ここで決勝戦が開催されます。









ヘクターピーターソン記念碑 

 学校でのアフリカーンス語(オランダ系白人の母国語)による教育に反対した抗議デモの際に、当時13歳のヘクター・ピーターソンが警官隊により犠牲となった。
 ここにある記念館では、アパルトヘイトによる黒人への差別・それに対する抗議活動とその際の犠牲者が説明されている。

 中庭には赤レンガが置かれており、その一つ一つに犠牲となった人々の名前が刻まれている。

その犠牲となった人々の年齢の低さに心が痛みますが、さらにその中に「UNKNOWN(名前不詳)」というレンガが沢山あるのには、愕然としてしまいます。

 そのソウェト蜂起が起こったのが1976年で、アパルトヘイトが終わったのが1993年です。この蜂起からなんと17年もかかってやっとアパルトヘイトは終わったのでした。





スタークフォンテーン洞窟 

 ヨハネスブルグから北西にあるスタークフォンテーン洞窟に向かいました。

 ここでは、350万年前のものとされる人骨(足の骨:Little Footと呼ばれている)や250万年前の女性の頭蓋骨(Mrs.Plesと呼ばれている)など数多くの人類の化石が発掘・展示(レプリカ)されている。

 人類の起源は、次から次へと新しい発見がなされており、どれが一番最初だと決めるのも難しいようだし、我々素人にはどこが人類と猿との境目だとかもよくわかりませんが、とにもかくにも人類の誕生の地は、アフリカの大地溝帯のようである。







 スタークフォンテン洞窟の入り口













洞窟内部
   結構広いです。





















Mrs.Plesです。

 発見者の名前をつけた「ロバート・ブルーム博物館」の中に展示されている。

















ヨーロッパ各地を歩
いた様子を中心に
アップしています。