( 3日目:9/16)パリ→マドリッド[一年ぶりのスペインです]
○RERを利用してシャルル・ド・ゴール空港へ
  道路事情でバスが遅れたら困るので、地下鉄にAuber駅から乗り、Chatelet駅乗換えで、RER利用で空港まで行くことにする。Auber駅は地下相当深いところにあり、そこへのエレベータは、早い早い。乗ったとたんに、思わずのけぞりそうになってしまう。結構パリッ子はせかせかしているようだ。
 駅の自動キップ販売機は、英語表示もあり、カードも使えて大変便利。乗換えも無事に出来て、空港に着きました。
○マドリッドのタクシーメータは、デジタルストップウォッチ並
 AIR FRANCEで、マドリッド・バラハス空港へ到着。バスで市内に向かうと下車地のコロン広場周辺が危険とのことで、タクシー乗り場からタクシーに乗る。高速道路を思いっきり飛ばして行くその料金メータは、1秒ごとに数字が増えている。まるでデジタルストップウォッチで秒のカウント表示を見ているよう.心臓に良くないけど、考えてみると5ペセタずつのカウントである.4円程度だからたいしたことは無いことにはなる.もっと大きな金額でのカウントにしてくれたら落ち着いて乗っていれると思ってしまう。
 ホテルに着いて、料金を払うけど、相変わらず詳細の不明な請求額である。空港利用とかトランク利用とか色々あるようだけど、まあそんなに高くは無いので、ぼったくれではないのでしょう。

(H)マドリッドは、すごく良い天気、空気までがパリとは違って感じられた.主人のスペイン好きが移ったのかも。アブナイアブナイ...
○ホテルのチェックインにはやはり時間がかかります。
 ホテル(RAFAEL ATOCHA)は、アトーチャ駅から少し南に行った所にある。フロントで自分の順番がやってくるのをじっと待ち、ホテルクーポン券を出してチェックインをお願いすると、少し時間がかかるとのこと、ロビーのバーで待つこととする。
 前回の旅行の時のセビージャのホテルほど待たされることは無かったけど、やはり待たされました.
 部屋に入って、セーフティーボックスを使おうとするのだけど、何回やってもうまくいかない.フロントに電話でお願いすると、メンテナンスの方が来てくれて使い方を教えてくれた.チップを渡そうとすると、丁寧に断って部屋から出て行ってしまった.こんな人もいるのだなと認識を新たに...
 外を見ると、空き地の壁に向かって誰かがスプレーで落書きを始めている.
 外出して帰ってから見ると、幾何学的な大きな模様が書かれている.たぶん大真面目で書いたのだろうが、壁の持ち主から見ると、迷惑な話だ。

(H)でもすごく上手、さらさらと平気な感じで書いていた。
 
○今回はソフィア王妃芸術センターをゆっくり見よう
 前回は閉館時間間際で、大慌てで見たソフィア王妃芸術センターを、今回はゆっくり見れる。
 「ゲルニカ」も相変わらずメッセージを出しつづけていた。ただ今回は、ダリの「ベンタナの娘」が他の美術館に貸し出し中で残念ながらありませんでした。替わりにその大判のポスターを買って帰ることにする。旅行中ずっと荷物になって困りましたけどね。

(H)この後、この荷物を持って歩いたのは、ずっと私でした。マァ、主人は、リーダでガイドで通訳もしてくれましたので。
  この絵が今、自宅のリビングにかけてあります。絵の中の窓を見ていると、不思議な気分になります。
自宅リビングの壁
 左側がダリの「Muchacha en la ventana 1925」です。シュールな絵も良いですが、この絵が一番好きです。我が家の壁の向こうに地中海がつながっています。
 右側は、前年プラドで買った「胸に手を置く騎士:エル・グレコ」

○国立考古学博物館のアルタミラ洞窟レプリカは、博物館の外にあった
 考古学博物館にアルタミラ洞窟のレプリカを見に行く。博物館の中には、エルチェの婦人像を初めとするスペイン各地の出土物が展示されている。その中には、相当のスペースを使ってエジプトのミイラ等もあった。大英博物館の規模ほどではないが、結構充実した展示である。スペインもイギリスに負けず、エジプトから略奪してきたのだろうか。
 アルタミラのレプリカは、地下にあるというので、博物館内の地下を探すけれどどうしても見つからない。諦めて外に出ると、そこに入り口があった.なかなか見つけにくい入り口だ。中は暗く、目を凝らさないと天井の絵が見えないが、ゆっくり座って見上げることが出来る。段々動きのある色んな動物達が見えてくる。何だか癒しの空間のようだ。
○今夜は、ヘミングウェイゆかりのボティンで、子豚の丸焼き。値段もメチャ安
 BOTINへタクシーで向かう。開店前に着いたのだが、店の前には多くの人がウロウロしている。予約が無いと入れないのかなとも思ったけれど、とりあえず並んでみる。開店(20時)となって入っていく。何とか予約無しでも入れました。
 定食をお願いして、まずガスパッチョ(冷たいスープ)がうどんの丼ぐらいの大きさの土鍋に入って出てくる。これだけでもうお腹一杯になる。どうもスペインの料理は、少食の私にとって、いつもハードだ。子豚の丸焼き(コチニーヨ・アサド)は、表面がカリカリとしていて、中は柔らかく大変美味しい。しかしお腹が苦しくなってきており、半分も食べきれなかった。残念である。
 二人食べて、日本円で5,400円...なんてお得な値段なんだろう。

(H)席は入り口のすぐ前だったので、入店する人々を色々観察することが出来て、すごく楽しかった。断られて去る人、すごく粘ってずっと待つ人、色々だった。 
このページにはスペインの写真がありません。なぜか? 答えは次の日のページを見てください。
←ヨーロッパ各地を歩いている様子を中心にアップしています。