■散歩帰りのペットの糞処理を考える
 

  犬は、日々散歩をしたがる。昔狼につながる犬達は、過去、走り回る事が生きる事に直結していた。餌を追いかける。敵から逃げる。すべて走る事が基本であった。だから、その血を現在も特性として持つ犬は、毎日散歩が欠かせない。これを怠ると、ストレスがたまり、犬達は、変調をきしてしまう。よって、犬たちと共生する飼い主達は、朝や晩に、ペットと散歩に出るのだ。
 ここで、問題が発生する。それは、ペットの散歩中のポトリである。
 当然飼い主はマナーとして、拾い、家に持ち帰る。
 処理の方法はいろいろ。
 家のトイレで下水に流す方法。あるいは、燃えるゴミとして、何かに包んで捨てる。
 しかし、散歩帰りに、家の中まで持ち込むのはなんとも面倒くさい。良い方法は無いのか。というわけで、ぴぱは考えた。
 家に入る前に、処分できないかと。
 方法として、外に汚物処理として水と共に下水に流すという方法が考えられる。この方法で行政に問いかけたところ、あまり良い反応をいただけなかったのだ。
 そこで、他に良い方法はないものか、研究を始めた。
 いろいろ調べてゆくと、生ゴミ処理の方法として、微生物分解法がある。
 山の中や土の上に食べ物を放置しておくと、やがて腐り、形が崩れ、消えてゆく。これは、微生物が分解し、生ゴミや糞や食べ物などを水と二酸化炭素に分解するのだ。残るものは、無機物だけとなる。
 自然にこの分解工程を辿ると、時間もかかるし、匂いも発生し、いろいろ問題がでる。そこで、時間的にも、匂いも、短時間に処理する仕組みとして、コンポストというものが考えられた。これがさらに進め、電気的に微生物がたくさん住み着ける木材などのチップと生ゴミを混ぜ、微生物分解を効率よく進めるという装置が考えられる。そして、様々な企業がいろいろな装置を開発し、また開発され続けている。
 この背後には、国の法律なども手助けし、家庭の生ゴミ処理機なども広く出回っている。
 さて、ピパはどうしたものかと、遠くを見た。
 家庭用の生ゴミ処理機で、多くのペットの糞を処理するには能力的に問題があるし、長期間メンテナンスフリーで、多くのペットのポトリ処理をする微生物分解処理機は無いものかと。
 しかし、導入にしても、うまくゆくかどうか分からない。
 試験導入して、ペットの糞をどの程度処理できるか、実験してみたい……。
 そこで、業務用の生ゴミ処理機のデーターを集めた。
 様々なタイプが存在する。
 高温で微生物を活性化し、処理能力を上げるもの。常温でゆっくり分解処理するもの。処理能力も様々。また、処理した残骸の割合もいろいろ。使う分解処理剤料も、それぞれの製作会社により様々。
 長期間稼働させる事を考えると、高温処理タイプは処理能力も高いが、電気代が馬鹿にならない。そこで常温処理タイプを手配する事にした。                       
                           つづく