犬、柴犬、座敷犬タケシのHP ピアノの勧め
初版    2000/12/18
更新    2002/04/22

"座敷犬高イビキ系"『 ピアノの勧め 』

 

理想は、低く(コードを弾く)、高い(座敷犬に高イビキをかかせる)。
文字ベースのみで説明してしまおう、という少し無謀な企画です。
フラット記号は英小文字 f で代替します。

目次

1-1 お勧めする理由
1-2 お勧めする前提条件
1-3 お勧めする対象者
1-4 "座敷犬高イビキ系"ピアノで大事なこと

2-1 音名(C、D、E、F、G、A・・・)を理解する
2-2 コード(和音)を理解する
2-3 心地よいコード進行の例
2-4 五線譜にシャープ記号、フラット記号が付くときの付き方を覚える

3-1 riharaの音楽生活
3-2 aikoの『カブトムシ』、犬はカブトムシか??  2002/04/22

 

本文

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1-1 お勧めする理由
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お勧めする理由は2つです。
第1に、ピアノを聴きつつ高イビキで眠るというのは、ワンちゃんにとって心地よいことです。
第2に、ピアノはある意味でワンちゃんと似た存在です。すなわち、(1) 世帯普及率がそれなりにある存在、(2) しばしば愛情薄く放っておかれる存在、(3) 愛情を持って接すれば情感豊かに応えてくれる存在です。そして、たとえ生き物ではないとしても、riharaとしては愛情を持って接して欲しいと願わずにはいられない存在であるからです。

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1-2 お勧めする前提条件
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この『ピアノの勧め』の前提条件は、旋律(メロディー)(単音)の譜面を読み、右手で弾けることです。

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1-3 お勧めする対象者
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お勧めする対象者は、(1) プロを目指さない人、(2) 主に日本のポップス(旋律とコードの記された譜面が月刊誌として入手し易い)が好きな人、(3) ただただ自分が気持ちよいから弾く、弾きたいという人、(4) ワンちゃんがピアノを聴き高イビキで心地よく眠るならなお良いという人、です。

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1-4 "座敷犬高イビキ系"ピアノで大事なこと
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"座敷犬高イビキ系"ピアノは、ワンちゃんにとって心地よくなければなりません。
そのためには、弾く人間自体が手放しで心地よくなければなりません。
それこそを、ワンちゃんは感じ、心底から安心するのだ、とriharaは思います。
ですから、弾きたい時だけ、好きな曲だけを弾きましょう。
譜面通り厳密に弾くのはプロを目指す人にまかせましょう。
自分の心地よさを優先し、技術的に可能な弾き方で弾き続けましょう。
少しくらいコードをミスしても、装飾的な不協和音をはさんだのだ、別に他人に聴かせるわけではない、くらいに気にしないで、弾き続けましょう。
コード進行のパターンに慣れてきたら、自分が心地よいと思うコードでも弾いてみましょう。
さらに、譜面がなくても、旋律を弾いてみて、何長調・何短調かを判断し、コードを当てはめてみる、ということもしてみましょう。

 

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2-1 音名(C、D、E、F、G、A・・・)を理解する
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______C#_____D#_____________F#_____G#______A#______________C#
______Df_____Ef_____________Gf_____Af______Bf______________Df

___C______D______E______F______G______A______B______C___

白鍵(最下段)と黒鍵(上2段)をイメージしてみました。
HTML文書では各文字の幅が均一でないので、キレイに整えることは困難です。
注意:フラット記号を英小文字 f で代替しています。

ド、レ、ミ、ファ・・・などの音階名は相対的なものです。
ハ長調の第1音、ト長調の第1音はその長調でいうドです。
しかし、ハ、ニ、ホ、ヘ・・・、または、C、D、E、F・・・などの音名は絶対的なもの、ピアノでいえば各鍵盤毎に不変のものです。
ピアノの鍵盤では、黒鍵が2つ、3つと並んでいますが、その2つ並ぶうち左の黒鍵の左となりの白鍵がCの音です。
Cから順次右となりの白鍵がD、E、F、G、A、B、C、D、E、F、G、A・・・と繰り返しつつ続いて行きます。
つまり、1オクターブ違っても、同じ音名が使われます。
さらに、白鍵、黒鍵全て含めて各鍵盤間の音(音程)の差は、半音です。
つまり、左となりの鍵盤は半音低いフラット(f)の音、右となりの鍵盤は半音高いシャープ(#)の音になります。Fの右黒鍵はF#であり、Gの左黒鍵はGfです。結局、F#とGfは同じ音ですね。
同様に、Eの右となりの白鍵E#は、Fと同じですね。

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2-2 コード(和音)を理解する。
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コードのCは、C長調の第1和音を意味するのですが、これは置いておきます。
コードCは、基音をCとして、2音足した(2音高い音の)E、さらに1音半足したGの3個の音から成ります。
コードFは、基音をFとして、2音足した(2音高い音の)A、さらに1音半足したCの3個の音から成ります。
コードGは、基音をGとして、2音足した(2音高い音の)B、さらに1音半足したDの3個の音から成ります。
結局、コード記号で示された音を基音(きおん)とし、2音足した音、さらに1音半足した音の3個の音を求めればよいわけです。

CmはCマイナーと読みます。
コードCmは、基音をCとして、1音半足したEf、さらに2音足したGの3個の音から成ります。
コードAmは、基音をAとして、1音半足したC、さらに2音足したEの3個の音から成ります。
結局、コード記号で示された音を基音とし、1音半足した音、さらに2音足した音の3個の音を求めればよいわけです。
Emは、EとGとBから成りますね。
Dmは、DとFとAから成りますね。

C7はCセブンスと読みます。
コードC7は、コードCの第3音Gに1音半足した音Bfを加えた4個の音から成ります。
Cm7はCマイナーセブンと読みます。
コードCm7は、コードCmの第3音Gに1音半足した音Bfを加えた4個の音から成ります。
結局、セブンスのコードは、もとのコードの第3音に1音半足した音を加えた4個の音から成ります。
コードのE7は、EとG#とBとDから成りますね。
コードのB7は、BとD#とF#とAから成りますね。
コードのEm7は、EとGとBとDから成りますね。
コードのAm7は、AとCとEとGから成りますね。

CM7はCメジャーセブンと読みます。
コードCM7は、コードCの第3音Gに2音足した音Bを加えた4個の音から成ります。
CmM7はCマイナーメジャーセブンと読みます。
コードCmM7は、コードCmの第3音Gに2音足した音Bを加えた4個の音から成ります。
結局、メジャーセブンのコードは、もとのコードの第3音に2音足した音を加えた4個の音から成ります。
CM7はCmaj7、CmM7はCmmaj7と表記することもあります。

CM7は、オフ・コースの『秋の気配』のメロディー冒頭で出てきますが、これだけで「港が見下ろせるこだかい公園」「秋」が目に浮かんでくるようです。
CM7は結局コードCとコードEmの構成音の複合ですが(右曲もEm<ホ短調>です)、響きに厚みをもたせます。

結局コードは、基音をあらわす部分と、いかなる音程差の何個の音で構成するか(構造)をあらわす部分から成ることが分かります。
となると、Cについてのみ10個も覚えれば、あとは基音が変わるだけで構造は同じ、平行移動するだけですから、慣れるだけです。覚える負担は本当に少しということになります。

残りのコードをみてみましょう。
Cdim(ディミニッシュ)は、CとEfとF#とAとの4個の音から成ります。音程差はどこも1音半ですね。
Cm7-5(マイナーセブンフラットファイブ)は、CとEfとGfとBfとの4個の音から成ります。
C6(シックス)は、CとEと(Gと)Aとの3(4)個の音から成ります。
Cm6(読みはマイナーシックス??)は、CとEfとAとの3個の音から成ります。
Caug(オーギュメント)(C+5も同じ)は、CとEとG#との3個の音から成ります。
C7sus4(セブン・サスフォー)は、CとE#とGとBfとの4個の音から成ります。

コード中の4とか5、6、7の数字はその長調、短調の音階の第4音、第5音、第6音、第7音を意味するのだと思います。
そして、-はf(フラット)、+は#(シャープ)を意味するのだと思います。
最初の頃は、7(セブンス)にあたる4個目の音、M7(メジャーセブン)にあたる4個目の音は、曲の感じなどから無理して入れなくても構わないという場合には省略してもよいでしょう。
例えば、C7sus4(セブン・サスフォー)は、CとE#とGとBfとの4個の音から成りますが、Csus4(サスフォー)として、CとE#とGとの3個の音から成る、と扱ってもよいと思います。

よく見かけるコードです。
Bm7-5(マイナーセブンフラットファイブ)は、BとDとFとAとの4個の音から成ります。
E7sus4(セブン・サスフォー)は、EとAとBとDとの4個の音から成ります。
G7sus4(セブン・サスフォー)は、GとCとDとFとの4個の音から成ります。

E7sus4は、青い三角定規の『太陽がくれた季節』の有名なイントロで、
E7sus4 > E7 > E7sus4 > E7
というかたちで使われています。

さらに、
Am7/D = Am7onD
という表記は、コードの構成音はそれでいいけど、最低音はDにしてね、という意味です。
C/Gなら、最低音はGです。

なお、コードの表記の仕方・読み方・音程差・構成音数は多様です。
ファジー(曖昧)な感覚も必要です。
不明確、不正確な点がありましたらご寛容・ご指摘ください。
とりあえず、分かりやすく若干変容して記しているのだ、riharaはそのような理解の下に弾いているのだ、と善意に解釈してご覧いただければと存じます。

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2-3 心地よいコード進行の例
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それでは、心地よいコード進行の例をみてみましょう。
コードは、順に弾いてみて、2拍分か4拍分かを判断して下さい。

C > Am6 > C/G > G7 > Am
『アヴェ・マリア(シューベルト)』のメロディー冒頭です(移調しています)。
Am6は、AとCとF#との3個の音から成ります。
このAm6の部分は、自分で手探りしても分からなかった、という記憶があります。

E > E+5 > G#m7 > B7
矢沢永吉の『時間よ止まれ』のメロディー冒頭「つみな やつさ Ah Pacific」です。
E+5は、EとG#とCとの3個の音から成りますね。

C > C#m-5 > Am7/D 
ドリカムの『未来予想図II』の中間部「ア・イ・シ・テ・ルのサイン」の部分です。
C#m-5は、C#とEとGとの3個の音から成ります。
Am7/Dは、Dを最低音に、AとCとの3個の音から始めましょう。
最低音が半音ずつ上昇するパターンですね。

Em > EmM7/D# > Em7/D > C#m7-5 > Am7 > D7 > G 
杏里の『オリビアを聴きながら』のメロディー終わりの「(つか)れはてた あなたわたしの まぼろしをあいしたの」の部分です。
EmM7/D#は、D#を最低音に、GとBとの3個の音から始めましょう。
Em7/Dは、Dを最低音に、GとBとの3個の音から始めましょう。
最低音が半音ずつ下降するパターンですね。

F > Fm > C
童謡の『夏は来ぬ』のメロディー終わりの「(な)つはきぬ」の部分です。
本来、F > G > C(もしくはC > G > C)なのでしょうが、riharaはGをFmにして弾いています。

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2-4 五線譜にシャープ記号、フラット記号が付くときの付き方を覚える
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シャープ記号は、ハ長調の音階名でいうと、必ず『ファ、ド、ソ、レ、ラ、ミ、シの順番』(ここ暗記)に付いていきます。
そして、最後の#記号の音が新たな音階における「シ」の音にあたります。
例えば、#記号が4つ付くときは、必ずファ、ド、ソ、レの順番に4つ付き、最後の#記号の付いた音D#が新たな音階における「シ」の音にあたります。
長調ならばE長調<ホ長調>になります。

フラット記号は、ハ長調の音階名でいうと、必ず『シ、ミ、ラ、レ、ソ、ド、ファの順番』(ここ暗記)に付いていきます。
そして、最後のf記号の音が新たな音階における「ファ」の音にあたります。
例えば、f記号が4つ付くときは、必ずシ、ミ、ラ、レの順番に4つ付き、最後のf記号の付いた音Dfが新たな音階における「ファ」の音にあたります。
長調ならばAf長調<変ニ長調>になります。

譜面がなくても、さらに曲名を知らなくても、旋律を弾ければ、この『シャープ記号、フラット記号の付き方』をも参考にして、何長調・何短調かを判断することが出来ます。
そして、その長調・短調で使われがちなコードを考えて、コードを当てはめてみる、ということも容易になります。

riharaは、昭和40年代テレビで観たドラマ(時代背景は明治、推理探偵、連続60分もの??)のテーマ曲を、ドラマ名も曲名も覚えていませんが、ピアノで弾いています。
|E---G-AB|C---__CD|EB-B-BAG|A-AAGF-G|__GGABCD|------__|
(ちょっと強引な譜面らしきものですね......)

 

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3-1 riharaの音楽生活
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私riharaは、ピアノを習ったことがありません。しかし、姉が習っていたので家にピアノがありました。そして、多くの人がプロにもピアノ教師にもならないためクラッシックピアノを習うのをやめるように、姉もクラッシックピアノを習うのをやめ、そしてほとんど弾かないような状態になっていました。一方私は、中学・高校とブラスバンド部でホルンを吹いていたので、楽譜は読めます。そこで、左手で和音、右手で旋律(メロディー)を弾く、という方法で、自己流で少しづつ弾き始めました。
それは、CDもなくステレオが高級家財だった小学生の頃、FM放送のライブ番組でシンガー・ソングライターの渡辺真知子さんと尾崎亜美さんが出演し、相手の好きな曲を選んで歌う企画があり、尾崎亜美さんが「この曲、とても悲しいですよね......」といって選んだ渡辺真知子さんの『ブルー』を歌ったときのピアノ弾き語りがとても良くて、それがriharaの原体験、憧憬になっていたのだと思います。

そして今は、ガーシュインがいた頃のアメリカの20世紀初頭のような音楽生活!!??
人々は、お気に入りの曲があると楽譜屋さんへ行き、ガーシュインのような店で働く音楽家に弾いてもらって、そのお気に入りの曲であることを確かめるなどして、楽譜を買っていました。
簡単にいえば、譜面のかたちで手に入れる、という少数派です。
CDほとんど買わない、FM聴かない、カラオケしない、たまにカウントダウン的な番組があれば少し観て、CMなども耳にして、気に入った曲があると月刊誌を立ち読みし、『12月特大号 総集編』を待てないほど気に入った曲があるときやCDアルバム特集でよいものがあるときはその月刊誌を買う。

昨今のカラオケブームを反映して、日本ポップスの旋律とコードを譜面化した月刊誌が数社から出版されています(500円から600円くらいです)。
その巻末にはコード一覧表が付いていて、是非これを参照して下さい。
もちろん、覚えるのはCについての10個くらいで足り、あとは確認に利用します。
ちなみに、私は毎年10月末に出版される『12月特大号 xxxx年ベストヒット総集編』を、1994年ころから欠かさず購入しています(数ヶ月以内ならバックナンバーとして購入できます)。その年の主だった曲の譜面はほとんど収録されています。その当時は知らなかった曲でも、何年か後に何かで聴き知って探すと、見つけた > 弾いた > 心地イィー、ということもよくありました。

花*花(*は読まずに、ハナハナと読みます)の『さよなら大好きな人』
花*花のこじまいづみさんが、身内の方が亡くなったときに作詞作曲した歌です。
ドラマの主題歌にもなり、2000年後半のヒット曲ですが、私はそのドラマを観ていないので、私にとっては元のまま、亡くした大好きな人へさよならする歌です。
旋律のハ−モニーは厳密に弾かなくても、とりあえずコードのいずれかの音を入れてみるという弾き方でもいいと思います。
2000年末、私はタケシを想いながら弾いています。

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3-2 aikoの『カブトムシ』、犬はカブトムシか??  2002/04/22
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aikoは自ら作詞・作曲をします。
歌詞は等身大だけど感受性豊か。
コード進行はどうしてこういう発想が出て来るんだろう??
歌唱力も非凡。

私は『ナキ・ムシ』、『カブトムシ』などを弾いています。
『カブトムシ』(1999年)の一部を引用してみました。

「少し背の高い あなたの耳によせたおでこ
甘い匂いに誘われたあたしはかぶとむし」
とすると、犬はことごとくカブトムシでしょうか??

問 タケシならば、なんと答えるでしょうか??

(1) 「うん!! カブトムシィー!!」 (と言ってシッポクックで鼻先を押しつけ匂いをかいでくる。くすぐったい、分かった、分かった、といって肘で押しやるようにすると、今度は身体をくねくねさせ背中を押しつけて、止まったと思って一瞬目が合うと、また思い出したように身体をくねくねさせ......)

(2) 「その文脈でいえば”カブトムシ”、だね......」

(3) 「ワン!!! ワッ、ワン!!!」 (ワンコはワンコだ!!!)

(2002/04/22記)

 

<おわり>

 

犬、柴犬、座敷犬タケシのHP
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since 99/08/12