第５回　多次元の建築 　平面な場所での右と左しかない場合を二次元、つまりグラフ用紙の上のXY軸である。 そこに高さを加えることで三次元となる。つまり立体、これが空間・建築である。これから述べようとする多次元とはそれら空間・建築がそれ以外の次元をもあわせもつことを理解することにある。三次元の次なる次元は時間軸といわれている。空間・建築は朝夕で、その表情を一変する。光や風といった様々な要素をいかに建築に取り込むか、これこそが多次元空間・建築を目指す醍醐味といえるのです。自然豊かな国で生活できる日本人ならではの多次元の感性をもっと活かすべきと思いませんか。