江の島
2003年11月
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江の島弁天橋と江の島 |
小田急線を片瀬江ノ島駅で下車し、駅前を流れる境川に架かる弁天橋を渡ると、観光案内所があります。江の島を歩く前にはここに立ち寄り、観光案内のリーフレットをもらっておくと便利です。観光案内所の前を右へ折れ、地下道を抜けると江の島弁天橋。正面には江の島が現れます。 |
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江の島弁天橋から富士を望む |
江の島に、最初に橋が架けられたのは明治24年。それ以前は、地続きになる干潮時は歩いて渡り、満潮時は舟か、人足の背中に背負われて渡っていました。現在の鉄筋コンクリート製の橋は、昭和33年に造られた物です。 |
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青銅製の鳥居 |
江の島弁天橋を渡ると、青銅製の鳥居が出迎えてくれます。ここが江の島の玄関口、江の島ウォークの始まりです。歩く順番などありません。観光案内所でもらったガイドマップを片手に、思い思いに島内を巡りましょう。 |
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みやげ物店が並ぶ |
青銅の鳥居を過ぎると江の島神社の参道。みやげ物の店が並びます。どこの観光地でも見かける風景です。 |
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瑞心門 (ずいしんもん) |
坂道を上って行くと有るのが江の島神社の瑞心門。竜宮城を模したものだとか。急な坂道が多い島内には、「エスカー」と言う有料の屋根付きエスカレーターが随所に設置されているので、お疲れの方はこちらのご利用を。大人180円。 |
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江の島神社 辺津宮 (へつのみや) |
江の島神社は島内に分散した3つの宮から成り、それぞれに海の女神が祀られています。そして本社はこの辺津宮です。 |
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銭洗白龍王 |
辺津宮の脇にある湧水は銭洗白龍王と名付けられています。水源には黄金の小判が隠されているとの言い伝えから、黄金浄水とも呼ばれています。健康、開運などの御利益あり! |
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庚申塔 |
1832年建立の庚申塔。庚申信仰では、旧暦庚申(かのえさる)の日の晩に、人間の体内に住んでいる三尸(さんし)と言う虫が天に上って、天帝にその人の悪行を報告し、そのために寿命を減らされてしまうと考えられていました。なので庚申の晩は徹夜をして、三尸の虫が抜け出さない様にしたそうです。信仰のシンボルとして建立された庚申塔は、その周辺に庚申信仰が存在した事を物語っています。 |
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江の島神社 中津宮(なかつのみや) |
真っ赤な柱が眩しい2番目の宮、中津宮。853年の創建です。 |
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地球が丸く見える丘 |
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サムエル・コッキング苑 |
島内にある植物園、サムエルコッキング苑。名前の由来は、島内に自らの庭園を持っていたアイルランド人貿易商の名前からです。写真は、関東大震災によって崩れてしまった、彼の庭園内にあった大温室の遺構です。入場料は大人200円。また園内にある展望塔は大人300円で、ここからの眺めも絶景です。 |
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島内のみやげ物店 |
島内には、おみやげ店や食堂、その他色々な商店が至るところに軒を連ねているので、買い物や食事、休憩には不自由しません。 |
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江の島神社 奥津宮(おくつのみや) |
島の中央部にある辺津宮や中津宮から少し離れた、島の西部にある3番目の宮奥津宮は、見どころ満載です。 |
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八方睨みの亀 |
奥津宮拝殿の天井には、どの方向から見てもこっちを睨んでいる様に見える、八方睨みの亀の絵が掲げられています。1803年に描かれた原画は傷みが激しいため、江の島神社の宝殿に保存されており、ここに掲げられているのは、1926年(大正15年)に模写されたものです。 |
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力石 |
奥津宮近くにある力石。案内板によると、江戸時代に奉納されたこの石は重さが320kg。当時は力競技の道具として、この石を持ち上げたり、担いだりしていた様です。 |
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亀石 |
力石の傍らには、亀の甲羅の模様が付いた不思議な亀石があります。こちらもやはり江戸時代の奉納。 |
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龍宮(わだつみのみや) |
古来から、江の島には龍が棲むと言い伝えられ、人々の信仰の対象になっていました。 |
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稚児ヶ淵 |
島の南にある稚児ヶ淵。もとは波の浸蝕で陸地が削られ海中の台地となった海蝕台地が、大正12年の関東大震災によって約1m隆起したものです。 |
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岩屋橋 |
稚児ヶ淵から岩屋橋を渡って、海岸線の美しい景色を堪能しながら江の島岩屋へ向かいます。 |
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江の島岩屋 |
江の島岩屋は波の浸蝕で出来た洞窟で、第1岩屋、第2岩屋という二つの洞窟から成っています。 |
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江の島岩屋 |
洞窟内には、学術的にも大変重要な数々の石造物が、保存、展示されています。入洞料大人500円。 |
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片瀬江ノ島駅 |
竜宮城の様な、小田急線片瀬江ノ島駅前に戻ってきました。所要時間約4時間程の、江の島一周ウォークでした。 |
★交通 |
小田急線 片瀬江ノ島駅下車 |
★歩行距離 |
約 5.5 km |
周辺地図
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