らくらく箱根一周

2006年2月




大涌谷  突然ですがこのサイトはサイト名でもお分かりの通り、自分の足で自分の力を使って歩く事をベースに作られています。しかしながら今回は少し趣を変えて、乗り物を主役にしてみました。いろいろな乗り物を乗り継いで、辺りの景色を楽しみながら箱根をほぼ一周してみようと思います。


 出発するにあたって、小田急線の各駅で販売している箱根フリーパスを買っておきました。これは、箱根内の多くの乗り物が3日間乗り降り自由で、いろいろな施設の割引クーポン付きというもの。料金も割安で、小田原からだと4,130円。因みに今回利用の乗り物は、全てフリーパス使用可能のものばかりを選びました。


 箱根フリーパスについてはこちらを。
大涌谷


 スタートは小田原駅。ここへは小田急線、JR線が乗り入れています。そして日本唯一の山岳鉄道である、箱根登山鉄道の3両編成の電車にまずは乗り込みましょう。 箱根登山鉄道
箱根登山鉄道


箱根湯本駅付近  初めのうちは比較的勾配の緩やかな単線のコースを、時速40〜50kmの速度で走ります。箱根湯本駅までは小田急線も乗り入れているので、この駅から乗り込んでくる乗客も多い様です。因みにレールが3本見えるのは、広い方を登山電車が使用し、狭い方を一般走行仕様の小田急線が使用しているためです。
箱根湯本駅付近


 箱根湯本駅を過ぎた頃から辺りの様子は一変し、山岳鉄道らしい風景が迫ってきます。だんだんきつくなる勾配を、時速20km程で進んで行きます。 山中を縫うように走る
山中を縫うように走る


スイッチバック方式  終着駅はまだ先なのに、行き止まりになってしまいました。これは電車が山の側面をジグザグに登って行くので、ここで電車を一旦止めて運転手と車掌が入れ替わり、進行方向を前後逆にするためです。こうしたスイッチバック方式を3回繰り返して、電車は高度を上げて行きます。
スイッチバック方式


 1時間足らずで終点の強羅駅に到着。ここでケーブルカーへ乗り換えます。 ケーブルカー強羅駅
ケーブルカー強羅駅


明星ヶ岳  ケーブルカーは、標高767mの早雲山駅までの1.2kmを、約9分で運んでくれます。途中後ろを振り返ると、夏の大文字焼きでお馴染み、明星ヶ岳が真正面に見えています。今日は曇りなので、山肌に刻まれた「大」の字が、うっすらとしか見えないのが残念。
明星ヶ岳


 早雲山駅でロープウエイに乗車。このロープウエイでのクライマックスは、なんと言っても次の大涌谷駅までの間にある地獄沢と呼ばれる地点です。深さ約130mの谷を、止まってしまったかの様に、ゆっくりゆっくり渡って行くこのスリル。乗ってみないと分かりません。 箱根ロープウエイ
箱根ロープウエイ


大涌谷駅  大涌谷駅では途中下車をする事にします。
大涌谷駅


 大涌谷で一際目立っているのは、先の尖った形をして山肌から噴煙を吹き出し続けている、怪しさを漂わせた山、冠ヶ岳(1,409m)です。 冠ヶ岳と大涌谷
冠ヶ岳と大涌谷


大涌谷自然研究路  今日は乗り物が主役ですが、そろそろこの辺りで少しは歩く事にしましょう。大涌谷自然研究路は1周630m。約30分間のミニミニトレッキングのスタートです。
大涌谷自然研究路


 冠ヶ岳を少し登った所にある、盛んに噴煙をはき続けている場所が閻魔台自然研究路は、この閻魔台まで登って戻って来るコースです。 閻魔台
閻魔台


大涌谷自然研究路  コースは概ね舗装された歩き易い道で、危険もありません。しかし・・・
大涌谷自然研究路


 危険と言えばこの噴煙。これはマグマに暖められた地下水が吹き上がったものですが、硫化水素ガスなどの体に有害なガスも含まれています。このため、長時間立ち止まって吸い込まない様、看板で注意を促しています。 閻魔台
閻魔台


たまご茶屋  閻魔台には、大涌谷名物黒玉子の売店玉子茶屋があり、いつも賑わっています。
玉子茶屋


 玉子茶屋近くにある、天然の湯釜で茹でられた黒玉子。温泉の成分のお陰で殻が真っ黒になってしまうとか。 延命長寿 黒玉子
延命長寿 黒玉子


玉子茶屋前  食べると長生きすると言う黒玉子。閻魔台では、みんなが黒いゆで卵を頬ばっています。味は普通のゆで玉子と全く変わらない気がするんですが、ついつい買って食べてしまいます。
閻魔台 玉子茶屋前


 玉子茶屋からは、遙か向こうを通っているロープウエイと並行して、何やら小さなロープウエイが荷物を載せて出て行きます。中にはなんと温泉黒たまごが。 黒玉子ロープウエイ
黒玉子ロープウエイ


黒玉子ロープウエイ  これは、大涌谷駅前の広場に集まるレストランや売店へ黒玉子をせっせと運んで、閻魔台まで登って行かなくても買える様にしているためです。黒玉子のピストン大輸送
黒玉子ロープウエイ


 大涌谷自然研究路を1周して戻ってきたら、再び箱根ロープウエイに乗り込んで、桃源台まで一気に下ります。眼下には芦ノ湖が見えてきました。 箱根ロープウエイ
箱根ロープウエイ 桃源台へ


芦ノ湖と海賊船  桃源台港からは海賊船で、芦ノ湖を縦断します。芦ノ湖は箱根山の火山活動のために出来上がった、周囲約20kmのカルデラ湖です。
芦ノ湖と海賊船


 船窓から湖畔を眺めていると、箱根で一番高い山、神山(1,438m)と美しい稜線の駒ヶ岳(1,327m)が見えてきました。 駒ヶ岳と神山
神山(左) と駒ヶ岳(右)


箱根関所跡  芦ノ湖には3つの港があって、桃源台港から乗船すると最初に着くのは箱根町港。近くには箱根関所跡もありますが、今日はここでは降りずに、次の元箱根港まで行く事にしましょう。
箱根関所跡


 桃源台港を出航して40分、元箱根港に到着です。桟橋の向こうには箱根神社の大鳥居が見えます。因みに乗り降り自由な箱根フリーパス利用なら、この元箱根港で降りずに、そのまま桃源台港へ戻って芦ノ湖1周をしたとしても、追加の料金はかかりません。 元箱根港
元箱根港


賽の河原  元箱根港のすぐ横には、古い石仏や石塔が並んでいる場所があります。賽の河原の名残で、案内板によればこの辺りは江戸時代、地蔵信仰の一大霊地だったそうです。
賽の河原


 その後、明治時代の仏教排斥運動、廃仏毀釈で仏教が弾圧されたり、また観光開発が進んだりしたため、現在の様に規模がかなり小さくなったとの事。ただ、今ある仏像の中には、鎌倉時代後期に作られたものもあり、大変重要な史跡です。その他元箱根港のすぐ目の前には、旧街道の杉並木もあります。 賽の河原
賽の河原


元箱根港前バスターミナル  元箱根港前のバスターミナルからは、箱根湯本小田原行きのバスが出ているので、今日はここでゴールとしますが、時間に余裕があれば、または1泊、2泊とするのなら、途中下車をして、たくさんある史跡や娯楽施設、文化施設などに寄って行くのも良いと思います。尚、今回の所要時間は、小田原発、小田原着で約7時間でした。
元箱根港前バスターミナル








★交通 ・鉄道 小田急線、JR線小田原駅


周辺地図
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