野川と深大寺
2003年6月
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甲州街道 |
京王線柴崎駅前にある柴崎北口商店街を、新宿方向に100m程歩き、左へ折れます。目の前に甲州街道(国道20号)が見えたら左折、八王子方向へ街道を歩きましょう。 |
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野川とサイクリング道路 |
野川に架かる橋、馬橋まで来たら右へ。ここから暫くは、野川に沿ったサイクリング道路を、川上の方向に向かって歩いて行きます。 |
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野川 |
野川は、東京都国分寺市にある日立製作所中央研究所構内の池や、真姿の池湧水群、殿ヶ谷戸庭園内の池などの、国分寺崖線から湧き出る清水を源流としています。そして東京世田谷の二子玉川付近で多摩川に合流している、延長20.2kmの一級河川です。 |
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サイクリング道路 |
東京の名水を源流とする野川の水は比較的澄んでいて、鴨や鯉も泳いでいます。川の両岸を走るサイクリング道路を更に先へと進みましょう。 |
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御塔坂橋 |
馬橋からサイクリング道路へ入り、野川を眺めながら歩き出して約40分、御塔坂橋(おとざかばし)の袂に出てきました。ここで野川から分かれて右へ進みます。 |
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深大寺通り |
「深大寺入り口」のバス停を過ぎて少し進んだ先には、右に分かれる並木道、深大寺通りがあります。 |
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深大寺水車館 |
そば店が建ち並ぶ深大寺通りを歩いて行くと、左側に水車が回っているのが見えます。深大寺水車館と言い、ここには小さな郷土博物館も併設されています。入館は無料。 |
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深大寺深沙大王堂 |
水車を後にして、すぐ先の道を左に入った突き当たりは、深大寺の深沙(じんじゃ)大王堂。本尊の深沙大王を略して深大寺の名が付いたと言われます。17世紀の中頃に作られた、調布市でもっとも古い建造物です。 |
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深大寺参道 |
深沙大王堂を右へ折れると、ここから深大寺の参道です。深大寺と言えば蕎麦。参道沿いにも沢山のそば店が軒を連ねています。 |
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深大寺参道 |
深大寺そばが有名になったのは古く、17世紀末の元禄時代からだと言われています。 |
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深大寺参道 |
おいしさの秘密は、寺の周辺が蕎麦を栽培するのに適した地質だった事と、そこから湧き出る良質の水にあった様です。因みにここの湧き水は、野川にも注いでいます。 |
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山門 |
天台宗の寺深大寺は、733年に開山された古刹で、東京都内では、浅草の浅草寺(628年)に次ぐ古い寺です。 |
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そば守観音 |
毎年10月の中旬には、このそば守観音の前でそば祭りが行われます。観音様に蕎麦を献上した後、一般の人にも蕎麦が振る舞われます。 |
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賓頭盧尊者像 |
賓頭盧尊者、通称おびんずるさんの木像です。おびんずるさんは撫で仏と言われていて、自分の体の悪い所を撫でると、神通力で治してくれるそうです。顔がすり減っている所を見ると、顔の悪い人が多いのでしょうか?? |
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金銅釈迦如来倚像 |
釈迦堂には、7世紀後半前後の白鳳時代に作成された、金銅釈迦如来倚像が安置、公開されています。国の重要文化財指定。 |
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神代植物園大芝生 |
深大寺に隣接してあるのが都立神代植物園。寺の裏手から、植物園深大寺門を経て入園出来ます。入園料は一般500円、月曜日休園。 |
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神代植物園にて |
約14万4千坪余りの園内には4,500種類、10万株の植物が栽培されていて、入園者の目を楽しませてくれます。 |
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植物園大温室と噴水 |
植物園正門前のロータリーは調布駅行きや三鷹駅行きなど、京王バス、小田急バスの停留所になっているので、帰りはここを利用すると便利です。 |
周辺地図

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