川越 蔵の街

2015年3月






 
川越駅 東武トラベル
 川越駅 東武トラベル

 ここは東武東上線川越駅構内にある定期券販売所の、東武トラベルです。何故ここに来たかというと、あるチケットを手に入れるためでした。





指導標があって分かりやすい
 指導標があって分かりやすい

 今日は見所たっぷりの小江戸川越を歩く予定。ご覧の様に街の所々に指導標が設置されているので、お目当ての場所へは迷わず移動できるんだけど、川越の街は如何せん広い。歩いて色々廻るにはちょっと忙しないんです。





小江戸川越1日フリー乗車券
 小江戸川越1日フリー乗車券

 そこで威力を発揮するのがこのチケット、「小江戸川越1日フリー乗車券」です。東武バスが販売するこのチケット、川越の主な観光スポットを巡回する小江戸川越めぐりバスの乗り降り自由の乗車券で、価格はなんと300円。コイツを手に入れない訳にはいかないと、前述の定期券販売所で早速購入したのでありました。





東武東上線川越駅東口
 東武東上線川越駅東口

 さてさて、1日フリー乗車券を握りしめて東武東上線川越駅の東口に出て来ました。ペデストリアンデッキを下りて、駅前のバスターミナルへと向かいましょう。





バスターミナル3番乗り場
 バスターミナル3番乗り場

 川越駅東口バスターミナルの3番乗り場に行くと、小江戸川越めぐりバスは既に到着していました。さっそく乗車。





喜多院前に到着
 喜多院前に到着

 川越駅東口停留所から次の喜多院前停留所までは乗車およそ8分。先ずはここでバスを下りましょう。





喜多院山門 (重文・国)
 喜多院山門 (重文・国)

 喜多院は平安時代の830年創建になる、天台宗の古刹です。





鐘楼門 (重文・国)
 鐘楼門 (重文・国)

 徳川家康の信任厚く、その後秀忠、家光と三代の徳川将軍に仕えた天海僧正も、1599年から1643年に数え年108歳で亡くなるまで足掛け45年間、この寺の住職を務めました。





慈眼堂 (重文・国)
 慈眼堂 (重文・国)

 徳川家光の指示によって1645年に建立されたこの慈眼堂には天海僧正が祀られていまが、ここ喜多院にはこの他にも数多くの貴重な文化財が残されています。





東照宮への石段
 東照宮への石段

 天海僧正との関係から、境内には徳川家康を祀る神社、国指定重要文化財の仙波東照宮があります。





東照宮拝殿
 東照宮拝殿

 東照宮の社殿は1633年に初めて造立されるのですが、1638年1月川越に発生した大火のため、境内の他の建造物と共に消失してしまいます。





本殿へは立ち入り禁止
 拝殿の裏手は通常立ち入れず

 そして1640年に再建されたものが現存する社殿です。





東照宮本殿
 東照宮本殿

 東照宮の拝殿裏手に回ると門扉の閉ざされた普段は立ち入る事の出来ないスペースがあって、ここに本殿がありました。門扉の隙間にズームレンズを差し込んで、本殿の盗撮 に成功。





慈恵堂(本堂)
 慈恵堂(本堂)

 喜多院では本堂や客殿、書院の内部、そして境内の5百羅漢などを拝観することが出来ます。





庫裏 (重文・国)
 庫裏 (重文・国)

 拝観料金は大人400円。寺の寺務所となっている庫裏(くり)が拝観の入り口です。客殿、書院とこの庫裏は、徳川将軍家と天海僧正との格別な信頼関係から、徳川家光の命で江戸城より移築されたものです。





庭園
 庭園もあります

 寺院内にある枯山水の庭園も、拝観コース中に眺める事が出来ます。この他見どころ満載なんですが、写真撮影可の場所が限られているので、仕方ないけど内部の画像はこの1枚だけでご勘弁を。





多宝塔
 多宝塔

 本堂や書院などの建物の内部を廻って、一旦境内へ出て来ました。そして五百羅漢へと向かう途中にあったのが、1639年建立のこの多宝塔





五百羅漢
 五百羅漢

 喜多院にやって来たならこれを見ない訳には行きません。五百羅漢です。





マッサージしてるの?
 マッサージしてるの?

 この羅漢さんたちは総勢538名。1782年から1825年まで、足掛け44年の間に造立されたものです。





博物館前停留所
 博物館前停留所

 ひょうきんな羅漢さんたちに癒されたところで再び小江戸川越めぐりバスに乗車、喜多院前から5つ目の博物館前停留所まで進みましょう。





川越市立博物館
 川越市立博物館

 停留所前にはその名の通り、川越市立博物館がありました。





霧吹きの井戸
 霧吹きの井戸

 ここは元々川越城の二の丸があった場所。博物館の敷地内に遺されているこの霧吹きの井戸もその名残。敵が城に攻めて来た時にはこの井戸から霧が立ち込めて、城を隠して守るんだって・・・
 イリュージョンだね。





蔵の街をイメージした博物館内
 蔵の街をイメージした博物館内

 博物館の各展示ブースは、川越の蔵造りの街並みがイメージされてました。入館料一般200円。





天海僧正座像
 天海僧正座像

 館内では、喜多院の住職を務めた天海僧正の座像も展示中。檜の寄木造で1643年の造立です。





川越城本丸御殿
 川越城本丸御殿

 1878年に建てられた川越城本丸御殿は一部が現存していて、市立博物館のすぐお隣にありました。入館料一般100円。





本丸御殿内部
 本丸御殿内部

 1457年に築城された川越城。江戸時代には、三代将軍家光の寵愛を受けた老中の堀田正盛や、五代将軍綱吉の信任厚く大老格にまで登り詰めた柳沢吉保など、多くの幕府重臣がその城主となっています。





広間
 広間

 ご覧の広間は広さ36畳、城主に面会の来客が待機していた部屋でした。この他にも見所たくさん。





辻の札停留所
 辻の札停留所

 またまた小江戸川越めぐりバスに乗車して、いよいよ蔵造りの街並みがあるエリアを目指します。4つ先の辻の札停留所で下車。1日フリー乗車券はホントに便利です。





菓子屋横丁
 菓子屋横丁

 先ずは人気スポットの一つ、菓子屋横丁を歩きましょう。





どの店頭も沢山の人だかり
 どの店頭も沢山の人だかり

 それほど広くない一角に、多くの菓子屋・駄菓子屋が軒を並べます。





バースデー煎餅?
 バースデー煎餅?

 どの店の店頭にも、趣向を凝らした楽しくて美味しそうな菓子が山積みです。冷やかしのつもりで見てるのに、ついついハシゴして買っちゃうんだよね。





メインストリート
 メインストリート

 蔵の街のメインストリートに到着。どっしりとした蔵造りの建物が立ち並ぶ風景には迫力すら感じます。このエリアは景観に配慮して、電線・電柱がひとつも見られません。全て地下ケーブルになっているんだって。





川越市蔵造り資料館
 川越市蔵造り資料館

 メインストリートに面した蔵造りの建物の一つに、内部を見学できる施設があります。それがこの川越市蔵造り資料館。入館料一般100円ですが、今日は市立博物館・本丸御殿との3館共通入館券を利用したので、3館合計300円で100円お得でした!





蔵造りの建物をゆっくり見学
 蔵造り資料館をゆっくり見学

 明治26年3月に川越を焼き尽くした大火。しかし数件の蔵造りの建物が焼け残ったために、その後これに倣って次々と蔵造りが建造されたのでした。この蔵造り資料館もそんな中の一つで、元は明治時代に建てられた煙草卸商の建物です。





時の鐘
 時の鐘

 川越のシンボルの一つとして有名なこの時の鐘。蔵造りのメインストリートからほんの少し外れた場所に、高さ16mのこの塔はそびえています。江戸時代初期に川越藩主の命によって建築されたものが最初ですが、現在の時の鐘は川越大火翌年の明治27年に再建されたもの。





埼玉りそな銀行川越支店
 埼玉りそな銀行川越支店

 川越で必見の建築物は、実は蔵造りだけじゃありません。クラシックな洋館も沢山残っているんです。蔵の街メインストリートに面したこの埼玉りそな銀行もその一つ。大正7年に建築されたものです。





洋館も必見です
 洋館も必見です

 こちらもメインストリート沿いに、2軒並んで建っている洋館。現在では歯科医院やカフェなどが入居しています。





大正ロマン通り
 大正ロマン通り

 蔵造りの街並みのすぐ近くには大正ロマン通りもあります。その名の通り、大正時代のレトロモダンな雰囲気が漂う商店街です。





川越商工会議所
 川越商工会議所

 大正ロマン通りで見つけた、ひと際重厚な建物。川越商工会議所のビルでした。





西武池袋線本川越駅
 西武池袋線本川越駅

 今日のゴールは西武池袋線の本川越駅。小江戸川越めぐりバスに乗って東武東上線の川越市駅または川越駅に向かっても良いのですが、今日は蔵造りの街並みから程近い、ここ本川越駅に歩いて到着です。









★交通 東武東上線 川越駅下車



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