下町の親水公園を歩く

横十間川と仙台堀川


2011年9月






 
地下鉄住吉駅A4出入口
 地下鉄住吉駅A4出入口

 地下鉄の住吉駅は、東京メトロ半蔵門線と都営地下鉄新宿線の2路線が乗り入れる駅。今日はこの住吉駅A4出入口前からスタートです。





新大橋通り
 新大橋通り

 A4出入口の前を走る通りは新大橋通り。先ずはこの通りを右方向へ歩いて行きます。





猿江恩賜公園正面入口
 猿江恩賜公園正面入口

 間もなく通りの両側に見えて来る大きな公園は東京都立猿江恩賜公園。進行方向むかって左が北側地区、右が南側地区になります。





猿江恩賜公園 南側地区
 猿江恩賜公園 南側地区

 この公園の前身は、皇室の御用材木を水に浮かべて貯めておく貯木場。その後昭和7年に南側地区、昭和58年に北側地区が整備されて、公園に生まれ変わったのでした。





猿江恩賜公園 北側地区
 猿江恩賜公園 北側地区

 下町にあるこの公園からは、東京スカイツリーが間近に見えています。思えば、現代の東京下町の風景には、どこへ行ってもこのタワーの姿が欠かせなくなりました。

 東京スカイツリーが間近に見えるってのは、今や下町の証しなんです





本村橋
 本村橋

 猿江恩賜公園のすぐ先に架かる橋は本村橋、そしてその下を流れる川は横十間川です。





横十間川
 横十間川

 横十間川は江東区と墨田区を流れる運河で、両岸には散策路が整備されています。





横十間川の遊歩道
 横十間川の散策路

 それじゃぁ早速、川の畔に造られたこの遊歩道を歩いて行く事にしましょう。





ひと休みスペース
 ひと休みスペース

 遊歩道にはこの様に腰を降ろしてひと休みできるスペースも設けられています。因みにここはハゼがよく釣れるとか。平日の今日も、チラホラ釣り糸を垂らす人の姿が見受けられます。





クローバー橋
 クローバー橋

 川沿いの遊歩道を400m余り歩いて来ました。写真では分かり難いのですが、十字の形にクロスした橋が前方に見えています。その名もクローバー橋。横十間川と小名木川の二つの川が交差した場所に架けられた橋です。





水門の先は親水公園
 水門の先は親水公園

 クローバー橋で小名木川を越えて、そのまま横十間川沿いに歩きましょう。橋を渡るとすぐに水門があって、その先からは横十間川親水公園です。





水上アスレチック
 水上アスレチック

 親水公園に入ると景色は一変します。先ずは水上アスレチックがありました。





ボート乗船場
 ボート乗船場

 そして、アスレチックのお隣はボート池。今日は平日でしかも午前中とあってか、ボートを漕ぐ姿はまだ全く見られません。





横十間川親水公園を進む
 横十間川親水公園を進む

 横十間川親水公園は水路を埋め立てて川の両岸に造られた、総延長1.9km余りの江東区立の公園です。





浮かぶ灯火
 浮かぶ灯火

 川の真ん中に浮かぶ灯火と名付けられたオブジェを発見。夜になると明かりが灯って水面に映り、幻想的な雰囲気を醸し出すらしい。しかし気になるのはこのオブジェではなくて、その先に見えている和船に乗った人逹なんですケド・・・・





乗船受付け
 乗船受付け

 アッ、ありましたありました、和船の乗船受け付け。

 なんと乗船無料!





和船乗船場
 和船乗船場

 江戸時代から貨物輸送などの目的で利用されていた和船。その伝統の保存を行う地元の団体、「和船友の会」のボランティア活動の一環として、この和船乗船体験は運営されています。





野鳥の島付近で
 野鳥の島付近で

 野鳥の島と名付けられた小さな中州がありました。案内板によるとこの辺りでは、カルガモ、ヒヨドリ、キジバト、カワセミ・・・  その他沢山の野鳥を見る事が出来るのだとか。





河童は何を想うのか
 野鳥と思いきや

 おおっ 新種の鳥発見!!

 ・・・と思いきや河童でありました。





萩橋
 萩橋

 遊歩道から親水公園に入り、横十間川の畔を1.5km程歩いて来た所で、前方に見えて来た小さな橋は萩橋です。





萩橋を横目に右へとカーブ
 萩橋を横目に右へとカーブ

 萩橋の下を流れるのは仙台堀川。この地点で横十間川と仙台堀川が交差しています。しかしここでは萩橋を渡らず、右へとカーブする道を進み、仙台堀川沿いを歩いて行きましょう。





仙台堀川公園
 仙台堀川公園

 仙台堀川沿いに広がるのは仙台堀川公園。横十間川親水公園と同様、水路を埋め立てて造られた江東区立の親水公園です。全長はなんと3.7kmにも及びますが、仙台堀川公園の途中から入った今日は、その一部の700m程を歩いて行く事にします。





トーテムポール発見
 トーテムポール発見

 立派な木彫りのトーテムポールを見つけました。案内板によると、これは御本家カナダのブリティッシュコロンビア州林産審議会から江東区へ、友好親善と木材産業発展のシンボルとして昭和59年に贈られたものだとか。なぜ木材産業発展なんでしょうか?

 初めに寄って来た猿江恩賜公園もそうだった様に、この辺りには江戸時代の初めから昭和40年代頃まで、建築資材としての木材を貯めておく貯木場や木材業者が集まっていました。土地の名にも付けられている、いわゆる木場と呼ばれる場所です。そして仙台堀川や横十間川は、そうした木材を運搬する運河としての役割を果たしていました。そんな訳で木材産業と縁が深い江東区に、巨大な木材の彫刻であるトーテムポールが贈られたのでした。





古代の森
 古代の森

 突然、古代遺跡の城壁の様なオブジェが現れました。大きな古代船もあります。





古代の森
 古代の森

 お隣には兵士や騎馬の大きな埴輪が並んでいます。ここは古代の森と名付けられたゾーンでした。





仙台堀川公園を更に先へ
 仙台堀川公園を更に先へ

 のどかな川の畔を何も考えず(普段からナニも考えちゃぁいませんが・・・)、まったりブラブラと歩いて行きます。いゃー、ココロも身体もアタマの中も総リフレッシュです。





やすらぎの滝
 やすらぎの滝

 正面に仙台堀川公園の最西端となる、小さなちいさなやすらぎの滝が見えて来ました。今日の親水公園の散歩も、いよいよここで終了です。





親水公園もここで終了
 親水公園もここで終了

 やすらぎの滝の脇につくられた、なだらかな坂(スロープ)を上って行きましょう。





目の前の通りを左へ
 目の前の通りを左へ

 短い小さな坂を上って親水公園を外れ、一般道に出て来ました。通りを左方向へ歩いて行きます。





大きな丸太が!
 大きな丸太が!

 間もなく通りの右側の歩道に大きな丸太が転がっているのを発見。以前、横十間川に架かる橋の工事を行った際、川底から引き上げられたものだとか。一大貯木場だった頃のこの辺りの川には、当時たくさんの木材が浮かべられていたのでした。





東陽三丁目交差点を右折
 東陽三丁目交差点を右折

 親水公園をあとにして通りを800mほど歩いて来た所で、広い大きな永代通りと交差します。これを右へ。





東京メトロ木場駅出入口
 東京メトロ木場駅 出入口

 前方の永代通り沿いに、東京メトロ東西線木場駅の出入口が見えて来ました。









★交通 東京メトロ半蔵門線
または都営地下鉄新宿線住吉駅下車 
★歩行距離 約 5.0 km



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