顔振峠

2005年2月






 
東吾野駅
 東吾野駅

 今日のコースは、西武池袋線東吾野駅を振り出しに、山里の静かな集落ユガテや、標高500mの顔振峠(かあぶりとうげ)を経て、黒山三滝までの山道をのんびり歩くハイキングコースです。

 先ずは東吾野駅の改札を抜けて、線路を左手に見ながら進みましょう。以降暫くは、ユガテへの指導標を頼りに歩いて行きます。





国道を左へ
 国道を左へ

 150mほど進んだ先を右へ。その先高麗川に架かる橋を渡ると、正面を走る道は国道299号線です。目の前の横断歩道で、一旦国道の向こう側に渡ったら、左折してそのまま国道沿いに進みましょう。





国道を外れて右へ
 国道を外れて右へ

 国道を100mほど進んだ先に、ユガテへの指導標が建っていました。これに従い、国道を外れて右へ。





目印のお地蔵さん
 目印のお地蔵さん

 この先しばらくは、川沿いの舗装路を歩きます。この道をそのまま真っ直ぐ進んで行っても顔振峠に至りますが、今日はその前に、ユガテを経由して山道を歩いて行く予定です。

 およそ1.5km程で、左手にお地蔵さんと指導標が見えてきたら、右に分かれる杉林の小径へと入って行きましょう。





いよいよ山道
 いよいよ山道

 杉林を250mほど進んだ先に、ユガテへの指導標がありました。これに従って、右手へと分かれる山道の急登へ。





ユガテ
 ユガテ

 山道を登ること約15分、突然目の前の風景が開けました。柚の実がなる、山に囲まれた静かな集落ユガテに到着です。ここでちょっと一休み。





エビガ坂へ
 エビガ坂へ

 小休止の後はユガテの集落をあとにして、この先エビガ坂を越え、顔振峠へと向かいます。エビガ坂への指導標を確認して、再び山中へと入って行きましょう。





車道を突っ切って進む
 車道を横断して進む

 やがて前方に、舗装された車道が見えて来ました。ここは車道を横断して、再び山中へ。ここから顔振峠までは、度々車道と出会う事になります。





エビガ坂
 エビガ坂

 やがてエビガ坂。急斜面を登って行きましょう。





諏訪神社
 諏訪神社

 アップダウンを繰り返しながら歩いて行くと、ユガテを過ぎてから1時間半ほどで、諏訪神社の鳥居が見えて来ます。顏振峠まではあと一息。境内を通り抜け、そのまま進んで行きましょう。





顔振峠の茶屋
 顔振峠の茶屋

 やがて山道から、舗装された林道(奥武蔵グリーンライン)歩きになり、いよいよ顔振峠到着です。ここまで、東吾野駅をスタートしてからおよそ3時間。この辺りには峠の茶屋も何軒かあるので、食事休憩も出来たりします。

 と、言う事で、ここでランチタイム。





茶屋の脇道に入る
 茶屋の脇道に入る

 腹ごしらえが終わったら2軒の茶屋、顔振茶屋と平九郎茶屋の中間の脇道から、峠の見晴台へと向かいましょう。





あとひと登り
 あとひと登り

 茶屋の裏山をひと登りすると見晴台です。奥武蔵の山々を眺めながら一休み。





見晴台
 見晴台からの眺め

 案内板の説明によると、顔振峠の謂れには二つあるそうです。その昔、源義経が奥州へ逃れる時にここを通り、あまりの絶景に顔を振りながら登ったというものと、もう一つは、急な登りのためにお供の弁慶が疲れて、顔を振りながら登ったと言うもの。

 おかげさまで、今日の自分は前者の方でした。





渋沢平九朗自決の碑
 渋沢平九朗自決の碑

 見晴台を後にして、この先は今日のハイキングのゴール、黒山バス停を目指して山を下ります。

 先ほどの茶屋の裏手を通過して、そのまま山道を下って行きましょう。やがて舗装路の県道61号線になり、途中、戊辰戦争で官軍と戦い自決した、平沢平九朗の碑を左に見ながら進みます。





黒山三滝への分岐
 黒山三滝への分岐

 顔振峠見晴台から下山すること1時間足らずで、黒山三滝への分岐路です。突き当たりを右へまがるとすぐ先がゴールの黒山バス停、左は黒山三滝入り口です。





黒山三滝入口
 黒山三滝入口

 黒山バス停へ行く前に左の道へ入り、折角なので今日は黒山三滝に寄って行こうと思います。





天狗滝
 天狗滝

 黒山三滝とはその名の通り、越辺川(おっぺがわ)が流れる渓谷にある、三つの滝のことです。

 三滝入り口のゲートを抜けて15分、最初に現れたのは天狗滝。落差20mと三滝中最大で、切り立った渓谷の岩肌の正面に、どっしりと控えた姿が神秘的です。





男滝 女滝
 男滝(右)と女滝(左)

 残る二つの滝は、二段から成る、落差10mの男滝(おだき)と5mの女滝(めだき)。その美しい姿を飽きることなく眺めていると、長い山歩きの疲れもすっかり忘れるくらい。





黒山鉱泉館
 黒山鉱泉館

 黒山バス停へは、来た道を戻ります。途中にあるのが黒山鉱泉館。時間に余裕があったら、是非ひと風呂浴びて行きましょう。入浴料、1時間1000円。





黒山バス停
 黒山バス停

 黒山バス停にゴールイン。ここから川越観光バスに乗車およそ30分で、東武線またはJRの越生(おごせ)駅まで出る事が出来ます。最後はゆっくり黒山鉱泉館の風呂につかって、7時間ほどの行程でした。









★交通 西武池袋線東吾野駅 下車
★歩行距離 約 10.5km



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