妙義山

2000年5月




妙義山  四国小豆島の寒霞渓(かんかけい)、九州大分県の耶馬渓(やばけい)と並んで、群馬県の妙義山(1104m)は、日本三奇勝のひとつになっています。金鶏山、金洞山、白雲山の、三つのピークから成り、岩壁をあらわにしたその姿は、奇勝と呼ばれるにふさわしい神秘さがあります。山中にはハイキングコースも整備されていて、環境庁が設定した関東ふれあいの道全144コースの中のひとつにも指定されています。
妙義山


 妙義山へのアプローチは、高崎から出ている上信電鉄の終点、コンニャクで有名な下仁田駅からになります。駅前から出ている下仁田町営バスに約20分乗り、中村バス停で降りると、そこが今回のハイキングのスタート地点です。 妙義山への道
中村バス停から妙義山へと向かう道




石門めぐり入り口  中村バス停近くには、関東ふれあいの道の案内板が立っているので、概ねこのコースに沿って歩いて行くことにします。「さくらの里へ3km」との指導標に従い、県道から分かれて右に入ります。ここからさくらの里を経て、妙義山の奇岩群がある石門めぐり入り口までは、舗装路の登りが続くので、とても歩き易い道のりです。登り初めには遠くに見えていた、独特の姿をした妙義山の岩壁も、標高を稼いでゆくに従い、だんだんと間近に迫ってきます。
石門めぐり入り口


 中村バス停から約40分程登って来たところには、さくらの里があります。この一帯には、50品種、15000本のさくらが植えられていて、開花時期になると、辺り一面が眩いばかりのピンク色に染まるそうです。そして、更に30分ほど登ったところに、石門めぐりの入り口があります。石門めぐりとは、妙義山に自然に出来た、大きな4つの石門をくぐりながら、岩壁に作られた鎖場をよじ登ったり、奇岩奇石を眺めながら1周してくる、スリル満点の岩の遊歩道です。 カニの横ばい
カニの横ばい
右下方は断崖


第2石門  入り口を入るとすぐ、カニの小手しらべと呼ばれる、ちょっとした鎖場があります。ここを難なく越えるとすぐ、第一石門です。そして次の鎖場を登りきると、鎖をつたいながら断崖絶壁を渡って行く、カニの横ばいがあります。そして第2石門第3石門を過ぎ、見晴らしの良い第4石門の広場に出ます。ここには休憩所もあるので、お弁当などを食べるには良いでしょう。
第2石門


 この他にも大砲岩屏風岩などの奇岩、奇石が沢山あり、また、入り口近くには駐車場もあるため、車で来て、石門めぐりだけを1日ゆっくり楽しんで帰って行く人たちも沢山いる様です。カニの横ばいなどの、慎重に渡らなければならない様な、ちょっとした危険個所もいくつかあるため、高所が苦手な人や、自信のない人には、危険が無く楽に廻れる、巻き道も用意されています。 第4石門
第4石門と
その向こうに見える大砲岩



鎖場 石門からの見晴らし
鎖場 第4石門近くからの見晴らし



妙義神社へ  さて第4石門を過ぎると、妙義神社へ至る、山道のハイキングコースが続きます。ここからは、コースのゴール目指して、ひたすら山を下って行く訳ですが、人間2人がやっとすれ違える様な狭い山道や、はしご段が続く上、概ね右側は断崖になっていて、岩壁も脆く、場所によってはガードも無い、一歩間違えれば大事故になりかねない様な、危険な箇所も幾つかあるため、慎重に歩いて行かなければなりません。
妙義神社への山道
来た道を振り返って撮す



はしご段 妙義神社
長いはしご段 国指定重要文化財
妙義神社本殿

 第4石門を後にして山を下ること約2時間で、関東ふれあいの道のゴール、妙義神社に到着です。この神社の創建は西暦537年、祭神は日本武尊で、本殿総門唐門が、国の重要文化財に指定されています。




 妙義神社近くにはみやげ物屋などが数軒あり、食事をしたり、ビールや珈琲を飲んだりして、ハイキングの疲れをとることが出来ます。尚、この辺りの鉄道の最寄り駅は、約3.5km離れたJR信越線の松井田駅になるのですが、そこまでの交通手段は、タクシーか徒歩しかありません。車の通行量もそれ程無く、分かり易い真っ直ぐの道なので、体力と時間に余裕が残っていれば、駅まで歩いて行くのも良いでしょう。




中村バス停〜妙義神社   9.6km   約4時間











★交通 ・鉄道
高崎駅より上信電鉄1時間、下仁田駅下車。
下仁田町営バス乗車20分、中村停留所下車。


周辺地図
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