青梅・映画看板の街

2009年12月






 
青梅駅構内
 青梅駅構内

 JR青梅線の青梅駅にやって来ました。が、しかし、普通の駅とはなにか違う雰囲気が・・・

 駅構内には、古い映画の看板がたくさん並んでいます。





青梅駅前ロータリー
 青梅駅前ロータリー

 ともかく駅前広場に出て来ました。先ずは駅前のロータリーから真っすぐ延びる、駅前通りを歩いて行く事にします。





「世界の」 KUROSAWA と OZU
 「世界の」 KUROSAWA と OZU

 通りの傍らにも映画の看板が。

 と、いう訳でここ青梅は、数多くの映画看板を街中に展示することで、古き良き昭和のレトロを演出している街なんです。





旧青梅街道を左折
 旧青梅街道を左折

 駅舎を背にして駅前通りを歩いてくると、青梅街道の旧道にぶつかります。ここは左へ。





街道沿いの商店街
 街道沿いの商店街

 商店街に入って来ました。通りの傍らに掲げられた映画看板の女性は、昭和を代表する大女優のひとり、原節子。





大映のトップスター!
 大映のトップスター!

 旧街道沿いに続くこの商店街は、昭和レトロの街・青梅のメインストリートです。





ジーンズショップも建物は昭和
 ジーンズショップも建物は昭和

 建ち並ぶ商店の壁に映画看板が掲げられている様子は、まるで場外展覧会のよう。





レインドロップス キープ フォーリンオンマイヘッド
 ♪ レインドロップス キープ フォーリン オン マイヘッド ♪

 江戸時代、五街道の一つとして江戸日本橋をスタートし、信濃の下諏訪宿で中山道に合流した甲州街道。その甲州街道の言わば脇道、弟分的存在だったのがこの青梅街道です。





市民ケーン
 市民ケーン

 その道のりは、内藤新宿(現在の東京・新宿あたり)で甲州街道から分かれ、大菩薩峠を経て甲斐の酒折宿で甲州街道に再び合流していました。





一般の住宅前にもレトロ看板が
 一般の住宅前にもレトロ看板が

 そして当時、青梅街道の主要な宿場町として栄えたのが、ここ青梅宿だったのでした。





昭和レトロ商品博物館
 昭和レトロ商品博物館

 旧青梅宿の商店街を、懐かしい映画看板を眺めながらブラブラと歩いていたら、前方に古めかしい蔵造り風の建物を見つけました。これはもと家具屋だった建物が利用されている、昭和レトロ商品博物館。入館料は一般350円。





昭和レトロ商品博物館内
 昭和レトロ商品博物館内

 館内には、古い雑誌や薬のパッケージ、文房具などの懐かしい昭和グッズが所狭しと並んでいます。





昭和のゲームもいっぱい
 昭和のゲームもいっぱい

 ゲームコーナーがありました。最新のコンピューター技術を駆使した、デジタルゲームにハマっている今の子供たちには想像もつかないであろう、郷愁の「」アナログなゲーム達です。





駄菓子屋コーナー
 お馴染み駄菓子屋

 こちらはお馴染み駄菓子屋の店先。古き良き時代の子供たちの社交場です。





雪女の部屋
 雪女の部屋

 博物館2階の和室に上がってみると、柳に隠れた怪しい女が!
 ここは雪女の部屋。小泉八雲作の物語「雪女」は、青梅に古くから伝わる雪女伝説がモデルなんだとか。





バス停までレトロ
 バス停もレトロ

 懐かしさがいっぱい詰まった博物館を後にして、街道沿いの商店街を、映画看板を眺めながらぼちぼち歩き始めると、これはまたレトロなバス停を見つけました。





昭和幻燈館
 昭和幻燈館

 そしてこのバス停のすぐ先にあるのが、今日二つ目の博物館、昭和幻燈館です。





いづみ、ひばり、チエミ!
 いづみ、ひばり、チエミ!

 入口で出迎えるのは元祖アイドルユニット!
 ジャンケン娘。





昭和幻燈館内
 昭和幻燈館内

 館内では、表の通りと同様に、昭和の映画看板が展示されている他、昔懐かしい風景を多数のジオラマで再現するなど、ここでも昭和レトロが充満しています。





昭和のスタープロマイド
 昭和のスタープロマイド

 今ではすっかり見られなくなってしまった、スターのプロマイド。1階の売店で
         Now On Sale !





まだ続く映画看板展覧会
 まだ続く映画看板展覧会

 映画看板の場外展覧会は、昭和幻燈館の少し先の辺りまで続きます。





商店街を少し戻って・・・
 商店街を少し戻って・・・

 昭和幻燈館を後にして、歩いて来た青梅宿の商店街を少し戻って来ました。





アーチ看板の通りへ入る
 アーチゲートを抜けて

 昭和レトロ商品博物館の辺りまで戻った向かい側に、キネマ通りと記されたアーチ型のゲートが見えています。この通りへと入って行きましょう。 (追記参照)





青梅線の陸橋
 青梅線の陸橋

 150m程歩くと、陸橋がありました。眼下には青梅線の線路が。





青梅駅ホームを望む
 フェンス越しに青梅駅ホームを望む

 陸橋のフェンス越しに見えるのは、JR青梅駅とホームに入った青梅線の車両。





突き当り右折
 突き当り右折

 陸橋を越えるとすぐ、T字路の突き当りになります。ここは右へ。





丘陵を上る道
 丘陵を上る道

 そのまま進み、左手にテニスコートを眺めながら前方に見える小高い丘陵を上って行きましょう。





青梅鉄道公園
 青梅鉄道公園

 丘を上り切った辺りの正面には、機関車の車両がたくさん見えています。青梅鉄道公園に到着。





明治時代の機関車たち
 明治時代の機関車たち

 ここ青梅鉄道公園は、昭和37年に旧日本国有鉄道が開設した施設です。入園料100円。





車両の中にも入れます
 車両の中にも入れます

 公園内では、わが国公共交通の黎明期に活躍した蒸気機関車をはじめとして、数々の貴重な鉄道車両などが保存、公開されています。





0系新幹線
 0系新幹線

 今では全車両引退してしまった初代新幹線、だんごっ鼻の0系もありました。





新幹線車内
 新幹線車内

 車内のシートでひと休み。中学校の修学旅行で京都に行った時に乗った事を想い出します。





模型鉄道パノラマ
 模型鉄道パノラマ

 その他公園内には、子供向け遊戯設備や模型鉄道パノラマなどもあって、小さな子供連れのお父さんお母さんの姿が多く見られますが、大人でも結構楽しめる施設です。





丘陵を下る
 丘陵を下る

 青梅鉄道公園をあとにして、そろそろ青梅駅へと戻る事にしましょう。さっき上って来た丘陵の道を、今度は下って行きます。





青梅線を越えて
 青梅線を越えて

 来るときに渡った、青梅線の陸橋が見えて来ました。





狭い通りを進む
 狭い通りを進む

 陸橋を渡ってすぐの十字路を右折、そのまま狭い通りを進んで行きましょう。





JR青梅駅前
 JR青梅駅前

 間もなくJR青梅駅前にゴールイン。こうして眺めると、駅舎もなかなかレトロです。








 旧青梅街道から青梅線の陸橋へと続く、キネマ通りと記されたアーチゲートの通りは、その後道路拡張工事が行われてアーチゲートも撤去され、現在ではロケーションが様変わりしています。(2022年1月追記)






★交通 JR青梅線青梅駅下車
★歩行距離 約2.5km



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