六義園と旧古河庭園

2003年4月





 JR山手線の駒込駅近くにはふたつの素晴らしい庭園があり、1日でそれぞれをまわって来る事が出来ます。





名園六義園  駒込駅を南口に出ると、目の前を本郷通りが走っています。この通りを渡って、通り沿いを左方向へ歩いて行くとすぐ、ひとつめの庭園六義園 (りくぎえん) の染井門が見えます。
名園 六義園


 六義園の北側一帯は、江戸時代には染井村と呼ばれたところで、日本を代表する花ソメイヨシノ発祥の地として知られています。

 染井門は、普段は開かずの門。本郷通り沿いを更に先へと進みましょう。
六義園染井門
六義園染井門

六義園正門前  300〜400m程歩くと、本郷通りが不忍通りと交わる上富士前交差点。すぐ手前の道を右に入ると、都内有数の閑静な住宅地、大和郷 (やまとむら) 。六義園の正門はすぐそこです。入園料300円。
六義園正門前


 ここ六義園は、徳川五代将軍綱吉の政治のブレーンであり、側用人から後に大老格となった柳沢吉保が1702年に築造した庭園です。およそ3万坪の敷地の中央には池を設け、池には島があり、池の周りには芝生で作られた平地や、木々の生い茂った野鳥の飛び交う大小の山もあって、更にまた標高35mの峠まで作られています。 藤代峠
標高35mの藤代峠


吹上茶屋  園内にはいくつかの茶屋(休憩場所)もあり、その内のひとつ吹上茶屋では、500円で和菓子付きの抹茶を飲みながら、ゆっくりと庭園を眺める事が出来ます。余裕を持って園内を散策したとすると、ひとまわり約2時間程になるでしょうか。
吹上茶屋


 日本屈指の名園を堪能した後は、先ほどの本郷通りに出て、来た道を駒込駅方向に戻りましょう。六義園は文京区にあるのですが、駒込駅前辺りからは豊島区になります。更に本郷通りを道なりに歩いて行くと下り坂になり、坂を下りきった霜降橋交差点辺りから北区に入ります。 藤代峠より園内を望む
藤代峠より園内を望む


古河庭園の石垣と本郷通り  霜降橋交差点を過ぎると今度は上り坂になり、左手に今日ふたつめの庭園、旧古河庭園の石垣が見えて来ます。ここまで3つの区を通り、起伏の多い武蔵野台地東部の坂道を下ったり上ったりして、六義園から約1.4km、徒歩約20分で旧古河庭園に到着です。
古河庭園の石垣と本郷通り


 古河庭園は元々、明治の政治家で外相も務めた陸奥宗光邸でしたが、その後宗光の次男が、足尾銅山の経営で有名な古河財閥の創始者、古河市兵衛の養子に入った関係で、明治の中頃に古河家の所有になりました。尚、園内にある有名な洋館は、古河家所有時代に建てられたものです。 旧古河庭園の洋館
旧古川庭園の洋館


旧古河庭園の洋館  入園料150円を払って園内にはいるとすぐ目の前に、前述した英国貴族の邸宅風洋館が現れます。この建物は鹿鳴館などの設計者、英国人ジョサイア・コンドル博士が大正時代に手がけたもので、コンドル博士晩年の設計になります。
旧古川庭園の洋館


 見学料525円で、洋館内をガイド付きの見学が出来ますが、原則的には往復はがきで予約をしなければならない様です。武蔵野台地の起伏を上手く利用して造られたこの庭園は、丘の上の最高所に洋館が建ち、丘を下る途中にはバラ園などの洋風庭園が、そして丘の下の低地には大きな池がある日本庭園も造られています。 バラ園
バラ園のバラ


地震の科学館  古河庭園から歩いて7分程の所にJR京浜東北線の上中里駅や、営団地下鉄南北線の西ヶ原駅などがあり、帰りにはこの駅を利用すると便利です。また少し時間があれば、古河庭園を出て、本郷通りを更に300mほど先に進んだ右手にある、地震の科学館(入館無料)へ寄ってみるのも良いでしょう。
地震の科学館


 ここには震度7の地震が体験できる地震シミュレーターや煙体験室、地震の起こる仕組み、歴史、被害などを展示物やコンピューターで知る事ができる展示ホールなどがあり、各家庭、各個人単位での、地震に対する事前対策の必要性を改めて考えさせられます。 地震シミュレーター
地震シミュレーター









★交通 JR山手線駒込駅より徒歩約7分
営団地下鉄南北線駒込駅より徒歩約7分
★歩行距離 約 4.0 km


周辺地図
周辺地図




インデックス
インデックス
qp
ホーム