旧東海道 品川から池上へ

2003年2月




八ツ山橋  JR品川駅の高輪口前を走る広い道は、第一京浜国道(国道15号線)です。この国道を左、川崎方面へ進みます。しばらく歩くと、国道から左へ分かれ、JRの線路を越える八ツ山橋。すぐに橋を渡らずに、横断歩道を渡ってから左へ折れ、八ツ山橋を渡ります。
八ツ山橋  横断歩道を渡ってから左へ


 ここからが旧東海道。この先鈴ヶ森まで、旧街道ぶらぶら歩きです。 八ツ山橋
八ツ山橋


北品川駅踏切  JRの線路を八ツ山橋で越えたら、前方に見える京品急行の踏切を渡らずにすぐ右へ。JRの線路沿いに少し歩き、すぐに左へ折れると、前方にまた京浜急行の踏切が現れます。そして、北品川駅のホームを右に見ながら、今度はこれを渡ります。
北品川駅踏切を渡る


 踏切の先は商店街。ここからの旧道は、複数の商店街が断続して続きます。しばらくは商店街ウォッチング。 商店街
北品川商店街


旧街道を示す看板  商店街にある電柱の看板全てに、旧東海道の文字が記されています。
旧東海道の文字が


 街道沿いには所々に、立派な街道松が植えられています。 街道松
街道松


品川寺  東海道、奥州、中仙道、甲州、水戸、千葉といった、江戸から出て行く六街道のそれぞれの入り口には、道中の安全を祈念して造立された地蔵菩薩像が鎮座しています。これらを江戸六地蔵と言い、ここ品川寺(ほんせんじ)のものは、その第一番目に数えられています。高さ2.75メートル、青銅で造られたこの大きなお地蔵さんの姿は、旧街道沿い右側に見つける事が出来ます。
江戸六地蔵 品川寺


 立会川に架かる橋は浜川橋。嘗てこの橋の先には、鈴ヶ森の刑場がありました。江戸から鈴ヶ森へ向かう罪人が、最後に一目会おうとこの橋の袂で待っていた親族と、互いに涙を流して分かれた事から、いつの頃からかこの橋は、泪橋と呼ばれる様になりました。 涙橋
泪橋(なみだばし)


鈴ヶ森刑場跡  旧街道を歩き始めて約4km。それまで並行して走っていた第一京浜国道が旧街道と合流する場所に、東京都の史跡にも指定されている、鈴ヶ森刑場跡があります。
鈴ヶ森刑場跡


 鈴ヶ森刑場跡は嘗ての御仕置場(おしょうきば)。江戸時代初期に作られ、明治新政府が出来るまで使われた処刑場で、千住の小塚原にもありました。ここには、火あぶりの刑やはりつけの刑のため実際に使用された台石や、その当時から有る供養塔などがそのままの形で残されています。 鈴ヶ森刑場跡
処刑に使用された台石


東海道線ガード  鈴ヶ森刑場跡の少し手前にある横断歩道で、第一京浜国道を渡りそのまま直進。西へ300m程歩くと、東海道線に突き当たります。線路下のガードをくぐって更に先へ。
東海道線のガードを潜って


 ガードから100m程で池上通りに出るので左へ折れると、大森貝塚遺跡庭園の前です。この公園の、縄文の広場と呼ばれる中央広場では、30分ごとに人工の霧を発生させて、幻想的な雰囲気を作り出しています。 大森貝塚遺跡庭園
大森貝塚遺跡庭園


大森貝塚遺跡庭園  明治10年、アメリカ人動物学者のモース博士によって、縄文時代の貝塚が発見、発掘されました。大森貝塚遺跡庭園は、その跡地に作られた公園で、園内では実物の貝層を見る事も出来ます。
実物の貝層で復元された貝塚


 大森貝塚遺跡庭園の正門を出て、再び池上通りを左へ進んで行くと、500m程でJR大森駅前です。そして、駅前から通りを挟んで向かい側の石段を上って行くと、ここからが馬込文士村になります。明治の末から昭和の終戦の頃にかけて、この辺り一帯の住宅地には、尾崎士郎や北原白秋など、多くの文士や芸術家が住んでいました。 馬込文士村
馬込文士村へ


文士村レリーフ  現在では案内板などが作られていて、それぞれの文士や、芸術家の旧居跡などを眺めて廻れる様な、散策路になっていますが、今日は立ち寄らずにその入り口だけ覗いておきましょう。

 場合によってはここ大森駅を、今日のコースのゴールにしても良いのですが、時間と体力が残っていれば? 折角なので池上の本門寺まで、池上通りを更に先へと進みましょう。
文士村入り口のレリーフ


 ここから先は、しばらく商店街を歩きます。環状七号線を越えて、大森駅前から約2km余りを歩いた所で、前方に呑川が見えてきました。この川に架かる堤方橋(つつみかたばし)の手前を右へ折れ、更に川沿いを500m程進みます。 呑川
呑川


本門寺総門と山門  池上小学校の先を右へ入ると、正面に見える寺が本門寺で、手前の門が総門、石段を登った奥の門が三門となっています。特に総門は、おおよそ17世紀末頃に作られたもので、震災、戦災の被害を免れて残った、貴重な建築物です。
池上本門寺 総門


 総門から三門へ続く石段は此経難持坂(しきょうなんじざか)と呼ばれ、おおよそ17世紀の初め頃に、加藤清正が寄進したものだと言われます。その後1世紀も経たないうちに大改修が施され、現在に至っています。 比経難持坂
比経難持坂


三門  本門寺は日蓮宗の大本山です。1282年、日蓮聖人がこの地で死去(入滅)し、この事が本門寺の起源となったと伝えられています。
三門


 本門寺五重塔は1608年建立の、関東では一番古く大きい五重塔で、その後何回かの修復工事を経て、最近では平成13年に解体復元工事を終えました。国の重要文化財指定。 五重塔
五重塔


大堂  本門寺大堂裏の、おみやげ、お休処で一服。冷やし甘酒(450円)はお勧め。帰りは総門まで戻り、呑川に架かる霊山橋を渡り、東急池上線池上駅まで、歩いて約10分です。JR品川駅前を11時に歩き始めて、池上駅には16時過ぎに到着。
大堂







★交通 JR品川駅下車
★歩行距離 約 11.0 km


周辺地図
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