昇仙峡
2007年8月
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甲府駅前バスターミナル |
JR中央本線甲府駅の南口には大きなバスターミナルがあります。先ずはここから昇仙峡行きの山梨交通バスに乗り込みましょう。 |
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滝上バス停 |
乗車約1時間。美術館の駐車場内にある、終点の昇仙峡滝上停留所に到着です。昇仙峡へのアクセスにはこの他グリーンライン昇仙峡、天神森、昇仙峡口などの各停留所がありますが、今は真夏。連日うだる様な猛暑のため、ここ昇仙峡滝上バス停からスタートしましょう。何故って?・・・ |
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静観橋 |
全長約5kmある渓谷の散策路を川上から川下へ歩く。つまりここからのコースは、全行程が下り道のためラクラクなんです! |
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静観橋 |
滝上バス停をあとにしたら、川を右手に見て車道の脇を歩いて行きましょう。そして間もなく見えてくる橋、静観橋を渡ります。 |
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仙娥滝入口 |
橋を渡るとすぐ左側には、仙娥滝入口の看板が。看板に従い左へ入りましょう。 |
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遊歩道へ |
みやげ物店が並ぶ路地を進んで行くと、前方に鳥居が見えて来ました。ここから昇仙峡の遊歩道へと入って行きます。 |
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昇仙峡遊歩道 |
鳥居を潜ると、仙娥滝へと続く下りの石段になります。 |
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仙娥滝 |
やがて左手に仙娥滝が現れました。落差は約30m、旧環境庁などの後援による滝選考会で、日本の滝100選に選ばれた日本の名瀑です。 |
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遊歩道を進む |
昇仙峡には奇岩・奇石がいっぱい。オーバーハングした岸壁の下を進みます。 |
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コインがいっぱい |
このオーバーハングの裂け目にはコインがいっぱい埋められていました。何のまじないでしょうか?
それにしても1円玉しかない! |
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荒川 |
昇仙峡の渓谷を刻む川は荒川です。この川はやがて笛吹川に合流し、富士川となって、駿河湾へと注いで行きます。 |
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昇仙橋 |
目前に現れた昇仙橋で、左手に流れる荒川の対岸へ渡ります。これ以降は、常に荒川と渓谷を右手に見ながら進むことになります。 |
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遊歩道と覚円峰 |
右手前方に見える壁面は覚円峰。昇仙峡のシンボルとも言える巨岩です。もう少し先のビューポイントで、ゆっくりと眺める事にしましょう。 |
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石門 |
巨岩のトンネル、石門をくぐり抜けます。
ご覧のように昇仙峡の遊歩道は舗装された歩きやすい道ですが、この少し先辺りからは自動車も通行可能の散策路になるので、歩行には充分注意を。 |
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浮石 |
この岩は浮石と呼ばれています。岩が川面に浮かんでいる様に見えるからでしょうか。 |
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案内板 |
渓谷沿いの奇岩・奇石には名前が付いていて、それを示す写真の様な案内板もたくさん設置されていますが、目標物との距離がかなり離れていたり、詳しい説明書きは何も無かったりで、なかなか上手く見つける事が出来ません。でも、あれこれ探してみるのも楽しみのひとつかも。 |
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長田円衛門の碑 |
遊歩道の傍らにあったこの石碑の肖像は、長田円衛門。碑に刻まれた説明に依ると、人々の生活のため1832年にこの地の開削を計画し、自ら多額の私財を投じた難関な工事の末、1843年ついに整備を完成させた昇仙峡の功労者です。 |
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覚円峰 |
見上げると、昇仙峡のシンボル覚円峰の悠然とした姿がありました。高さ約180mあるこの巨岩の頂で、覚円と呼ばれる僧が座禅を組んだという言い伝えからこの名が付きました。神秘的でさえあるこの容姿は、花崗岩が風化水食をうけた末に出来上がったものだとか。 |
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覚円峰と天狗岩 |
天狗岩を示す案内板の先にあったのが、覚円峰に向かい合った右側のこの岩壁でした。天狗の横顔に見立てたんでしょうか? 既述の様に、説明書きが無いので不明です。 |
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昇仙峡園地へ |
散策路から右へ分かれる石段があって、昇仙峡園地と記された案内板が立っています。ちょっと寄ってみましょう。 |
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昇仙峡園地へ |
石段を下りるとちょっとした休憩スペースがあります。そしてここから更に下って、川原の方へ下りてゆくと・・・・・ |
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昇仙峡園地にて |
マイナスイオンと言われるものが本当にあるなら、恐らくこの場所は日本一マイナスイオンの発生している場所です! それくらい癒される場所発見!! しかも周囲は絶景。 |
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夢の松島 |
傍らの切り立った岸壁の上方には松の木が。この場所は、その名も夢の松島です。 |
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日陰でひと休み |
真夏の日差しを避けて、岩陰でひと休み。時間を忘れてしまいます。
ところで妙なことに気付きました。日差しを遮ってくれている頭上のこの巨岩、なんと半分以上が宙に浮いている・・・ 俄かに恐怖が! |
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宙に浮く巨岩! |
空間に挟まっている石や木片は誰かがジョークで挟んだのでしょうが、それにしても不思議です。考え出したら眠れなくなりそうなので、この辺りで散策路へ戻りましょう。 |
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羅漢寺へ |
名残り惜しい夢の松島をあとにしてしばらく歩いて行くと、羅漢寺への道標がありました。 |
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羅漢寺橋 |
道標に従って右へ入るとあるのは羅漢寺橋。この吊り橋を渡って、その先にある羅漢寺へ寄ってみましょう。この寺には名前の通りに五百羅漢像がありますが、案内板に依ると現在残っているものは154体で、1,424年の造立との事。 |
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五百羅漢堂 |
五百羅漢堂はコンクリート製。見学するには、ご覧のようにガラス窓を覗き込みます。 |
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えぼし岩 |
元の散策路に戻って先へと歩いて行きましょう。間もなくえぼし岩が見えてきました。 |
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有明橋 |
そのすぐ先に見える吊り橋は有明橋ですが、これは渡らずそのまま進みます。 |
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愛のかけ橋 |
またまた吊橋です。こちらは愛のかけ橋。カップルで渡ると愛が結ばれるのだそうですが、今日は一人だけなのでバカバカしいから渡りませんっ。 |
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散策路 |
昇仙峡は紅葉でも有名。ご覧の様な景色があたり一面真っ赤に染まる様は想像を絶する美しさでしょうが、残念ながら今は真夏。秋にもう一度必ず来ようと固く心に誓うのでした。 |
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トテ馬車 |
向うからトテ馬車がやってきました。この観光馬車は約2kmのコースを40分かけて走り、馬方さんがいろいろと昇仙峡のガイドをしてくれます。 |
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登竜岩 |
この辺りから奇岩・奇石が次々と現れます。岩の名が記された案内板を頼りに、どこに隠れているのか探してみる事にしましょう。先ずは登竜岩。名前の由来は、岩肌の様子が竜のウロコに似ているからだとか。 |
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五月雨岩 |
これは何故五月雨なのか? 岩に付いた淡い縦縞の模様が、したたり落ちる雨水の様だからでしょうか。 |
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ふぐ石 |
ふぐ石と思われるものはふたつありました。これがそのひとつ。模様と言い形と言い、興奮してふくれたフグという感じです。 |
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ふぐ石 |
もうひとつは傍にあったこの石。怒りがおさまってふくれるのを止めたフグの様です。このふたつがペアでふぐ石なのでしょうか。 |
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ハマグリ石 |
これはそのまんま、ハマグリそのもの。すぐ見つけられました。 |
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松茸石 |
フグ、ハマグリの次は巨大松茸です。腹が減ってきた・・・・。 |
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大佛岩 |
個人的にはこれがいちばん気に入っています。大仏さん、イメージぴったりで爆笑です。 |
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猫石 |
右端のところ、中心が少し浮き出ているのが頭や顔で、左側の大部分が胴体。背中を丸めた感じの右向きの猫なんですが・・・ 分かります? |
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熊石 |
むこうを向いた熊のうしろ姿です。色の感じからするとシロクマと言う感じですが。 |
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甌穴 |
渓谷の水や流されてくる小石などによって、長い年月の間に岩盤が侵食されて巨岩に穴があいたり、個性的で不思議な形になったりしています。 |
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冨士石 |
案内板の矢印の先を色々と探してみたのですが、たぶん富士石だと思われるものがこの写真の石でした。大中小の三つの富士山です。 |
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らくだ石 |
樹木に隠れて見難いのですが、手前の石です。左側がラクダの頭で右側がコブ、写っていませんがその右側にもう一つのコブがあります。うな垂れたラクダという感じです。 |
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猿岩 |
このサル、日光東照宮の「言わ猿」の様に、口を押さえてしゃがみ込んでいます。 |
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トーフ岩 |
包丁でスパッと切った後の豆腐です。もめんかな、絹ごしかな。 |
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大砲岩 |
軍艦の大砲の様な巨砲が3門か4門、こちらを狙っている様に見えます。撃たれると危険、さっさと先へ進みましょう。 |
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オットセイ石 |
さっきの熊石のオットセイバージョン。このオットセイのうしろ姿、なにかちょっと寂しそうです。 |
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亀石 |
このカメは今にもひっくり返りそうです。仰向けになったら起き上がれなくなっちゃうよ。 |
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トテ馬車発着所付近 |
奇岩・奇石をあれこれ探しながら、渓谷の散策路をのんびり下って来ること約3時間。舗装路は広くなり、トテ馬車の発着所や幾つかのみやげ物店が見えてきました。ここは天神森、今日のゴール地です。 |
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長潭橋 |
天神森の食堂でちょっと遅い昼食を済ませたら再出発。すぐ近くにある長潭橋(ながとろばし)で荒川を渡りましょう。 |
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昇仙峡口バス停 |
すぐ前方に昇仙峡口バス停が見えました。ここから山梨交通の路線バスに乗車して、甲府駅へと戻ります。 |
★交通 |
JR中央本線甲府駅下車。
甲府駅より、
山梨交通バスにて昇仙峡滝上バス停へ。 |
周辺地図
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