栃木 蔵の街

1999年11月




巴波川 蔵の町大通り
巴波川と、蔵の町大通り。この周辺に蔵造りが集まっている。


 栃木は蔵造りの街です。栃木駅の周辺には、昔からの古い建物や蔵が沢山残っていて、記念館や博物館になっていたり、或いは現在でも、まだ使われていたりします。栃木駅前の広場から斜め右方向に向かって伸びる大通り蔵の街大通りと、それに平行して流れている川、巴波川(うずまがわ)との間に、約2km程にわたって、これらの古い建物や、蔵造りが集中しています。





栃木カトリック教会 塚田家
栃木カトリック教会 蔵が連なる塚田家


 駅前から真っ直ぐ伸びる細い道を、道なりに5分程歩いて行くと、右側に古い教会の建物が見えて来ます。栃木カトリック教会です。そしてそのすぐ先に、富士見橋と言う橋が架かっていて、この橋の下を流れる川が巴波川です。この川は嘗て江戸時代には、木材や米、木綿などを積み込んだ船が行き来し、江戸との間の通商や、荷物の輸送に使われていました。川沿いを少し歩くとやがて右側に、当時の面影を残した木材回漕問屋、塚田家の倉庫が見えて来ます。現在ここは塚田記念館(入場料大人600円)として、代々この家に伝わる家宝の公開や、ハイテクロボットによる人形劇の上演などを行っています。




横山家  更に川沿いを歩いて行くと今度は左側に、銀行と麻問屋を同時に営んだ明治の豪商、横山家が見えて来ます。横山家の建物は、真ん中から銀行と麻問屋に分かれていて、建物を中心として、左右に大谷石の石蔵をひとつずつ配したつくりで、左の蔵は文庫蔵に、右の蔵は麻蔵に使用していたそうです。
横山家
こちらも横山郷土館(入場料大人500円)として、営業当時そのままの事務所などの様子が再現され、公開されています。


 横山郷土館の近くには栃木市役所がありますが、この建物は大正10年に建てられた木造洋館です。ここは元々栃木県庁が置かれていたところで、周りは堀で囲まれ、巴波川との間に運河がつくられ、県庁の玄関先まで船が出入り出来る様になっていたそうです。 市役所
栃木市役所


栃木病院  古い木造洋館と言えば近くにもうひとつ、栃木病院があります。中央に吹き放しのベランダがある2階建てのこの病院は、大正2年に建てられたもので、周りの風景と比べると、とても目立つ建物です。
栃木病院


 ここまで、栃木駅前から巴波川沿いに、北へ向かって約2km程歩いて来ました。今度は、川と並行して走る蔵の街大通りへ出て、通り沿いに、栃木駅方向へ戻って行くことにします。栃木病院から少し歩いて蔵の街大通りに出ると、すぐ目に付くのが、蔵造りデザインの洒落た万町交番です。 万町交番
蔵造りの万町交番


近龍寺  そしてその先には、路傍の石、女の一生などで有名な、栃木生まれの小説家、山本有三の記念館(入場料大人200円)が有ります。又、この近くにある寺、近龍寺は、明治の初期に栃木県で初めて開設された小学校、師範学校だった所で、山本有三の墓はここにあります。
山本有三の墓がある近龍寺


 その他、蔵の町大通り沿いやその周辺には、150年も経つ豪華な人形山車が展示されている、とちぎ山車会館や、浮世絵、古美術などが展示されているあだち好古館等々、色々な展示館や記念館があります。 雑貨屋
蔵の町大通りで見つけた蔵造りの雑貨屋



 ところで、栃木にもたくさんのラーメン店が営業していますが、どのラーメン店のメニューにも、栃木名物夕顔ラーメンがあります。これは、麺の中にかんぴょうの粉末を混ぜ込んだもので、私も一杯食べましたが、味は、言われなければ分からない様な、ごくごく普通のラーメンの味でした。ですがこのラーメンは、カルシウムや植物繊維がたくさん含まれた、とてもヘルシーなラーメンだそうです。



 以上、巴波川蔵の町大通り周辺を中心に歩いて来ましたが、この他にも見所たくさんです。町の至る所に、「蔵の町案内板」が建っていますので、散歩コースを決めるには、これを参考にすると便利です。











★交通   ・鉄道   東武日光線、またはJR両毛線栃木駅下車。
・車 東北自動車道栃木IC〜県道3km〜栃木市街。


周辺地図


インデックス
インデックス
qp
ホーム