プラグレンチについて

ツインプラグの車種では車載のプラグレンチだけではプラグを外す事ができません。シングルプラグ(1200S以外?)ならば車載工具でOKです。
ツインプラグはヘッドの上側のプラグが深い位置にある上に、周りが狭いので細身のソケットタイププラグレンチかディープソケットが必要になります。
さらに言うと、ハーレー標準のプラグはインチなので5/8インチ又は16mmのプラグレンチが必要です、こんなのホームセンターでは売ってません。(全く迷惑な話です。)

 まずヘッドの左側の簡単に交換できるプラグから。
 プラグコードを引き抜いて、プラグを外します。プラグコードはネジ止め等されていないので引き抜くだけです。 特に注意事項は無いのですが、出来ればプラグコードを抜いた後とプラグを少し緩めた時にブレーキクリーナー等で周りについているゴミを飛ばしてやります。 エンジン内に入ってしまうと大変ですからね。
 取付けの最初は必ず手で入れてください、プラグを直接持つのがBESTですが、プラグソケットを持って行ってください。 理由はプラグのネジは径が大きくピッチ(山の間隔)が狭いのでネジ山とずれた状態でねじ込みやすく、最初から大きな力をかけてやるとヘッドを削ってしまう可能性があるからです。
 とりあえず手で目いっぱい入れたら、柄を付けて増し締めします。 新品でも角度的に90度も締めればいいです。新品でない場合は45度位しか回らないと思います。

 ちょっと面倒なヘッド上のプラグです。
 ヘッドに四角い穴があるのでそこからプラグソケットを入れてやります。タンクをずらす必要は無いのですが前側のプラグはコイルボックスが邪魔になるので写真のようにコイルボックスからコードを抜く必要があります。コイルボックスから抜くコードは2本なので間違えないように目印等をつけておきましょう。

 ヘッド上のプラグですが、エアクリーナーボックスの陰にあるプッシュロッドの隙間からプラグが覗けるので懐中電灯で照らしながら作業するとちょっと楽になります。

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