参政員制度の趣旨

総理府の発表でも殆どの国民は「政治にはもはや何も期待できない」と考え、読売アン ケ-トの結果では国民の78% は「政治に不満」と考えておられます。

26.5.16日 霞ヶ関は霞ヶ浦で1兆円という無駄使い計画を進めています 記事

なぜこうなるのでしょうか
役人は自らの権威のためにも誤らないこと、ミスを認めない事が重大と心得ています 数十年前の水利計画そのものが「大間違いであった」と指摘されることはこれ以上の恥はないと考えるのです
ヤンバダムも全く同様の理由から工事が再開されました
 この大計画が実現すると ヤンバダム同様、数十の天下り組織ができることになります。
推進した部署は天下りの椅子を増やしたということで 霞が関内部で大変高く評価を受けることでしょう

上の二つの理由により 住民の考えを聞く行政のアクションは「はじめに結論ありき」で、強引に進められます
政治家は ゼネコンからキックバックが頂ける可能性もありますし、役人の権益を損なうあらゆるアクションは自ら
の首を絞める事になるのをご承知ですから こうした霞ヶ関の動きに見て見ぬふり、もしくは遠慮せざるを得ません。

さて、日本は戦後 自国の防衛に専念してきましたが 海外での戦争に参加できる道を開く安全保障政策の大転換を 首相個人いや一内閣の「解釈の変更」というマジックで変えるという動きが出てきました。 もちろんですが選挙のときには全く無かったテーマです。 日本の安全保障法制の基盤である憲法9条を国民の声を聞いて憲法改正をするという正道をとることなく、「議員は 国民の代表だ」とナシオン主権代表として「自由に変更」すれば、今後も時の政権の判断で自由に変更が行われる ことでしょう

憲法によって権力者を制限する立憲主義は空文になります。

さらに経済政策はA党を支持し、外交政策はB党を支持するという場合、今の一括一任間接政治では対応ができないことが明ら かです


「主権」は寝食以上に重要な国民の権利です。
法が人を規制する以上、一括一任という粗い制度ではなく、 個別議案毎に自らの政治意思に近い政党を選択できる事はデモクラシ-の基本であり国民の権利です。
忙しいとか、難しいので誰かに「主権」を委任したいという 人々も多数おられますから、そうした方は従来の一括一任間 接政治制度を選択し、議案毎に政治に参加したいと考える方は参政員制度を選択する 、言い直すと、「投票で政治意思を表現 して議員に一任する」か「重要議案毎に政党を選ぶ」か、二つの制度を示して国民に選ばせる、これが国民主権ではないでしょうか 。


外交政策はA党に同意し、教育政策はB党を支持し、財政再建策はC党に賛同するということは十分ありえます。

憲法 の言う国民主権の為に信託に二つのスタイルを用意しなけ ればならないと考えます。

 


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