静岡市の高校生が遊びに行く場所

    静岡市の高校生は、普段どんなところへ遊びに行っているのだろうか?自分自身の場合、多いのは自宅や友人の家を除くと、呉服町・七間町・けやき通り(丸井・生活倉庫付近)などの繁華街と川(安倍川)・海岸(大浜・安倍川河口付近)などだ。また、土地が平坦で大して広くない静岡市では、通学にも使う「自転車」によって平野部なら基本的にどこでも移動できるから、行動範囲も広くなるのではないかとも思う。それを、具体的に示すために42人に対し調査を行った。

   静岡は遊ぶところが少ない!?

  「静岡市は、遊ぶところの多い街だと思いますか?」の問いに対し、YESと答えたのはたったの3人だった。まず、諸データから言えるのは「都市公園の不足」「大型娯楽施設が少ない」ということだ。みんなで集まれる大きな場所というものが市内に少ない。公園に関しては、山などの自然は沢山あるが、大都市や近隣中都市と比べ整備された場所は少ないと感じる。高校生に限らず、市民にとって必要だと思うのだが…。逆に、遊ぶところが多いと想い人の意見を取り上げてみる。「周りの街より発展している」「川や海や山がある」とのことだ。確かに、映画館や百貨店を例にしても近隣の市町村の中でこれだけ充実しているのは、静岡以外にない。県内でも同じくらい発展しているのは浜松くらいだ。また、日本一の清流ともいわれる安倍川水系(藁科川がきれい)や、町から離れていない海や山があり、自然に親しむことができる。これは、同じ規模の都市では、なかなかないことだと思う。静岡が、遊ぶ場所の多いところとは言えない。でも、それなりに楽しんで暮らせるところでもあると思う。

   みんなはどこへ遊びに行く?

  アンケートの結果(一人に対し市内でよく行くところ3ヶ所までを挙げてもらった)、一番は海岸(「大浜海岸」「用宗海岸」)だった。多くの人が、恵まれた(?)環境を生かしているといえるのではないだろうか。二位は繁華街(「呉服町」「七間町」「けやき通り」「JR静岡駅周辺」)で買い物や中心街での娯楽施設(カラオケ等)が楽しみ担っていることを示した。三位は郊外の娯楽施設(バッティングセンター・ゲームセンター・ボーリング場)であった。また、図書館等の文教施設も目立った。少数派意見としては「田んぼ」「寺」「県庁新館」…。前者2つは、あまり都市規模が大きくない歴史のある街である静岡らしい(?)答えだ。後者は、静岡の中でも高いビルであり展望台がある。静岡の街並でも見に行ってロマンティックな雰囲気に浸っているのだろうか?

 確かに、静岡は大都市でもなくド田舎でもなく微妙な都市である。よって、遊ぶ場所が多いとは言えないが、買い物などは格別困らない。ただ、多くの高校生が、「遊ぶ場所が少ない」と思っていることを留意して、今後もより良い街を目指して街づくりをすべきだ。政治家や行政の方、そして市民一人一人が努力して「楽しい街」を作っていこう!             -戻る-.