私の楽器とそのセッティング


楽器:Buffet Crampon RC (Low Pitch) A、B
マウスピース:Vandoren B40
リガチャー:オリジナルのハンドメイド品
マウスピースパッチ:Bay or Vandoren
リード:Vandoren Traditional3 56 RueLepicも試し中

        

今の楽器になってからB管は9年目、A管は7年目。いまのところトラブルもなく快調のようです。

▼以前はYCL-851CXを使用。同社のスチューデントモデルの直系の楽器で、それらの楽器と合わせやすいという理由で楽器屋さんに勧められたような記憶があります。今となっては853SEのほうが良かったかなとも思いますが・・・。また、地方に住んでいたため選定のチャンスもなく購入してしまったのが今考えると勿体なかったです。

▼クランポンRCは私の習っている先生の勧め/選定で購入したものです。最初はクラリネット吹きの間で最も有名なR-13を買うつもりでしたが、その当時質の良い木はRC以上のモデルの楽器にまわされてしまっていたようで、R-13には良いものが非常に少なく、それゆえにRCにしました。B管ははベルの加工が機械化された影響で、ベルの形状があまりよくないらしいです。現在生産されているベルは従来と同等のものに戻っているとのことで、私は若干損をしているようです。

▼マウスピースはここ数年いろいろと悩みましたが、結局今は学生時代に使っていたB40を引っ張り出してきて使っています。B40はプロ奏者でも好きな人と嫌いな人に分かれるマウスピースなので、B40嫌いなプロの方に使っていることを告げると間違いなく「替えなさい」と言われます(^^;。謂わんとしていることはわかるのですが、やはり自分に合っているかが重要なので流される必要はないと思っています。いろいろな人の意見を全部聞いていたらたぶん無難な5RVLyre以外は使えなくなってしまうでしょう。

▼リガチャーは、気がついたらずいぶんとたくさん所有していました。新製品が出ると必ず試奏に行っていました。ただ、最近は市販のリガチャーで気に入るものがほとんどないのが悲しいです。最近は趣味でリガチャーを製作されている方のご厚意で、私の師匠とともにリガチャー開発に参加させて頂いています。プロでもないのにそういった機会に恵まれたことは非常に幸運です。マニアックにホームページを作った甲斐がありました。
 ちなみにリガチャーにやたらにこだわるようになったのは、今は製造終了となってしまったハリソン・ハーツ(米国製オリジナル)を吹いてからです。
藤井一男先生によるクラリネット講習会のようなものが地元であって、そのときに勧められたのがハリソンでした。その講習会の内容とともに、初めて吹いたときのハリソンの威力の凄さは今でも頭に焼き付いています。こんな金属の帯みたいなもので吹きやすさや響きの豊かさががらっと変わるのだから、クラリネットはなかなか奥が深いです。


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