シベリウスオーケストラ


ラハティ響
ヘルシンキの北東にある小都市のオーケストラ。音楽監督はおなじみオスモ・ヴァンスカ氏。近年急成長しフィンランドを代表する楽団の一つとなった。編成は中規模型で、まさにシベリウスにふさわしい。昨年来日。東京ではシベリウス全曲演奏を行った。音はヨーロッパ的に洗練されたものというよりは北欧的な力強さとほの暗さを兼ね備えた音である。
ホームページ:http://www.lahti.fi/symphony/

フィンランド放送響
現在、サラステの下、活発に録音活動を行っている。昨年の来日公演では、シベリウスの他にベートーヴェンなども演奏したが、なにを演奏してもいかにも、という爽やかな銀色のシベリウストーンが出てくるところがほほえましい。しかしながら、放送交響楽団らしく、優れた機動性を持ち、立体的な音づくりができるところはさすがである。
ホームページ:http://www.kle.fi/rso/

ヘルシンキ・フィル
フィンランドの代表的なオーケストラの一つ。シベリウス存命中から演奏活動を行っていた、フィンランドの中でも古参の団体。シベリウスの作品の初演も担当している。ベルグルントとともに優れた交響曲全集を作成。現在セーゲルスタムに率いられ活動中。ぜひとも来日してほしいですねえ(^^)。
ホームページ:http://www.hel.fi/filharmonia/

日本フィル
 渡邊暁雄に率いられ、日本屈指のシベリウスオーケストラとなり2度にわたり交響曲全集を作成。現在も比較的北欧の作品の演奏頻度は高い。意欲的なプログラム構成が多い点が注目される。
ホームページ:http://jphil.vcom.or.jp/

アイスランド響
 近年シベリウス関係の録音が多い団体。ペトリ・サカリによって多くの録音を行っている。音楽監督の座はペトリ・サカリからアメリカ・アリゾナ生まれの指揮者Rico Saccaniに手渡された。今後の発展に注目。
ホームページ:http://www.sinfonia.is/

サンフランシスコ響
 名匠、ブロムシュテットのもと交響曲全集を作成した。ブロムシュテットは現在桂冠指揮者の地位にある。現音楽監督はMTTことマイケル・ティルソン・トーマス。彼はシベリウスは録音しないのでしょうか?アメリカ随一のシベリウスオケの座はサロネン率いるロス・フィルに奪われてしまうのでしょうか・・・・・・・。
ホームページ:http://www.sfsymphony.org/

ロンドン響
ロベルト・カヤヌスの時代からシベリウスと深く関わってきた団体。最近ではコリン・デイヴィスとの交響曲全集録音が有名。個人的にはイギリスらしさが色濃く残っていた70年代までの録音がお気に入り。
ホームページ:http://www.lso.co.uk/

デンマーク放送響
セーゲルスタムが首席指揮者の時代に交響曲全集を完成。このオーケストラが作り出す音はまさにシベリウスにふさわしい。2000年より首席指揮者はゲルト・アルブレヒトに。
ホームページ:http://www.dr.dk/p2musik/rso/eng/index.htm

トゥルク・フィル
フィンランドの古都トゥルクのオーケストラ。シベリウス他北欧作品の録音に積極的。ナクソスからパヌーラ(サロネンなどを育てた指揮法の大家)指揮によるクレルヴォ交響曲がでている。
ホームページ:http://www.turku.fi/korkes/

ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管
アレクサンダー・ギブソン時代にシャンドスレコードにシベリウス作品を数多く録音した。透明でかつ力強いサウンドを持つオーケストラである。金管楽器はとくに秀逸。
ホームページ:http://www.scot-art.org/rsno/

バーミンガム市交響楽団 NEW
イギリス第二の都市バーミンガムのオーケストラであるが長らく低迷が続き、実力、知名度とも一地方オケの領域を出なかった。だが1980年、当時わずか25歳のサイモン・ラトルが首席指揮者に就任するや急成長、一躍世界的なアンサンブルの座に躍り出る。80年代にはラトルと交響曲全集を完成。また最近はフィンランドの俊英、サカリ・オラモとの交響曲全曲録音を進めている。
http://www.cbso.co.uk/

※オーケストラのサイトの情報はサリエ様にご提供いただきました。ありがとうございます。

(これからも追加の予定。情報や要望もお待ちしております。)


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