鉛害問題について
現在、道路に埋め込まれた水道管の本管は、ほとんど塩化ビニール製などに替えられていますが、各家庭内の配管はまちまちになっています。近年の建築なら心配ありませんが、30年以上も前の古い家では鉛管が使われているケースも多いようです。特に、検針器から蛇口までに鉛管が使われているようです。老化が激しい鉛管の場合、消毒用の塩素や水道の不純物が鉛を溶かし、水道水に含有される可能性が高くなります。
水道管に使われている鉛は、体内に蓄積されると胎児や乳幼児の知能障害などを引き起こす極めて有害な慢性毒性があり、いったん体内に吸収されると一生排泄されない危険性を持っています。
現在、日本の鉛基準は1リットル当たり0.1 mlとしていますが、WHOの指針では0.01mlとなっているので厚生省は、2020年をめどに0.01mlまで引き下げる方針を打ち出しています。
しかし、基準が厳しくなればそれにどう対応するのか、現在のように自治体の財源が逼迫している現状では、自治体に期待することは難しいのではないかと思われます。そうなると、結局国民それぞれが浄水器などの設置をするなどをして自衛していくしかないのではないかと思います。