町内会長への道 なんてこったい!

 
先ず、町中町内の世話役の選任方法について簡単に書きたい。

町中町内には約63戸の世帯があり、各戸は5つの組(1組~5組)に分けられている。
毎年、各組から「組長1人・委員2人」が選ばれ(「選ばれる」といっても、順番でやることになっている)、組長はその組の世話役になり、委員2人が地域全体の世話役になる。
各組から選ばれた委員が集まって、町内会長・副会長・会計などを互選するようになっている。

2006年2月7日(火)、町内会長を選任するための会議があった。今年は私も委員の順番なので、10名の中の一人として参加した。
最初に町内会長から選出し、副会長、会計を選んでいくのが常のようである。というのは、町内会長が決まればあとはほぼ自然に決まるのである。見方を変えると「町内会長になりたがる人はいない」ということなのである。

今回の10名の中には、以前町内会長をやったことがある人や副会長の経験者などもいらっしゃったので、選任は比較的簡単に済むものと思っていた。しかし、すんなりとは決まらなかった。
体調がすぐれない、他の役員をやっていて兼任は出来ない、仕事が忙しいのでダメだ・・・・・などなど。
「地域のことを全く分かっていない私が町内会長などは論外であり、最初から無理なことだ。」というのは私ぐらいであるが、それぞれ理由があって、町内会長になることを拒否し合っていた。

互選だから、ある人に対して「どうにかやってもらえないか?」というようなことをお願いし、された人は「○○だからダメだ」といったことの繰り返しである。
開始から2時間ほどが過ぎて、参加者はみな疲れはじめていたが、決まらない・・・。
私にも再度発言の順番がまわってきたので、「私は地域の事を知らなさ過ぎる。誰でも良いというわけにはいかないでしょう?。」と申し上げた。ところが、「そんなことはない。誰でも良いんだよ。周りで皆がフォローするからさ。」という声が出たと思ったら、バタバタと決まってしまった。

ナント!、私が町内会長なのである。
「町内会長への道」はあくまでもシャレだったわけで・・・、まさかこんなことになるなんて・・・、なんてこったい!。

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町内会長への道

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