Sexual Sensate Design System

 

性機能廃用萎縮に関する論点A

 

<るいネット・男女・性・婚姻>にて、性機能の廃用萎縮に関して議論が行われました。論点のいくつかをまとめてみました。廃用萎縮という概念について、関心のある方、疑問のある方は、是非ご覧ください。
ここでは、性機能低下の発生原因、廃用萎縮と考える根拠、子宮筋腫と性機能低下等を紹介します。

★黒字がSSDの見解です。質問・意見等の内容を詳しくお知りになりたい方は、http://www.rui.jp/index.php3
るいネットをご覧ください。 


この議論において解明しなければならないこと

・性機能の廃用萎縮は存在するものなのかの解明

・個体内性機能の低下は、何によって発生するのか、それによって、どの程度低下するものかの予測

・回復方法の提示


>「廃用萎縮」の前に解明すべきこと
>まずは「性充足が欠除してしまった原因の解明」が必要であり、その掘り下げなしに「廃用萎縮」を前提として話をされるため、「恣意的」と思われてしまうのではないでしょうか?  
>性充足の欠如は、様々な原因がからんでいると思われます。いったん「廃用萎縮」は脇において、原因を解明した方が良いと思います。その結果、廃用萎縮がやはり根本原因になるかも知れませんし、そうじゃないかもしれませんので。

 

性機能低下発生の要因

@ストレス

 恐怖・嫌悪等のストレスは、内臓血管の収縮を発生させます。内臓の生成期にストレスを受ければ、発育に重大な影響を与えます。また、生殖器官は、その結果を、他の消化器官のように、苦痛として表現してくれません。機能低下として進行すると考えられます。

 最大のストレスは戦争ストレスであろうと思われますが、成長期における家庭不和ストレス、受験ストレスも、機能低下には重大な影響を与えていると考えられます。

A抑圧

 マスターベーションの禁止等の抑圧(特に女性の場合)により、子宮収縮に要する筋肉の強度が、正常に発育していないと考えることができます(最近は大分改善されているとは思いますが)。

B怠慢

 女性を所有物として考えてしまったとき、オーガズムなど与える必要はなくなります。そこから、オーガズムを与えるための基本機能である射精コントロールを司る神経・筋肉の機能が低下するか、使う必要がないとなれば、個体内廃用萎縮が開始すると考えられます。

Cバランスの崩壊

 一方、オーガズム獲得欲望によるその追究によって、子宮収縮力を超えた子宮充血が発生してしまいます。子宮収縮力と子宮充血のバランスがとれなければ、オーガズムを終了させることはできません。残留充血が排除できなければ、子宮体筋の細胞は弱化・破壊され、子宮体筋自体の脆弱化が開始します。その状態で充血過度の性行為が繰り返されれば、機能低下の悪循環が開始してしまいます。

D性行為の低年齢化

 未成熟な器官による早期性行為の実施では、機能促進を図る間もなく機能低下、機能破壊の方向へ進んでしまいます。

E不信・不和

 婚姻制度崩壊による家庭不和・パートナー不信は、機能改善の余地を与えません。性行為を行う度に、機能低下を加速させる可能性があります。

F環境ホルモンの影響

 環境ホルモンと言われる化学物質は、分子構造の近似性の関係から、女性ホルモンのエストローゲンとして作用してしまうケースが多いわけです。これは、考え方によっては、機能を促進するということにもなる訳です。女児が影響を受けた場合は、もしかしたら、女性ホルモンを与えられたと勘違いした女性生殖器が活動を始めてしまうことになります。初潮の早期発現はそんなところに原因があるのかもしれません。男児が影響を受けた場合、抗男性ホルモンとして作用してしまうと、男性器自体の発生が抑えられてしまいます。そこからは、半陰陽(インター・セクシャルズ)のような機能破壊が直接出現します。性的奇形の発生状況をしっかり監視していかなければならないでしょう。成年男性にとっては、精子の減少というあたりに関係してくるかもしれません。
 こう考えると、環境ホルモン問題は、性機能低下という問題より、もっと深刻な問題として、別途扱った方がいいようにも思えます。

G薬害の問題

 低用量ピルが解禁されてから、何年か経ちますが、胎児に対する影響、環境へ放出されることによる環境ホルモンとしての影響は、まだ完全には解明されていません。服用したホルモンが、次世代、次々世代へどういう影響を与えるか、当初から危惧はされていても、20年先、30年先に発生してくる問題は見えない訳ですから対処のしようがないということかも知れません。ピル推進派の人は、すぐ排出されて、体内残留は少ないから安全だとしていますが、一方、ロードース・エフェクト(低濃度効果:生体に薬品が影響を与えなくなるレベルの1/100以下の超低濃度で別の反応が発生する現象。現在の曝露が胎児に影響して、20年、30年後にその影響が分る。それを放置しておけば、取り返しの付かないことになる。ミズーリ大学生物学教授 フレデリック・ボンサール教授)のような重大な現象の解明もまだまだ進んでいません。
 ピルに関するもう一つの問題は、<「薬剤によって、生殖器の正常な働きを止めてしまう。臓器は使わなければ機能しなくなるという、廃用萎縮発生の原理を考えれば、ピルを使用するということは、正に廃用萎縮を発生させる重大な要因となる」産婦人科医・武田玲子さん>という意見もあることです。廃用萎縮(個体内)を論じる場合、無視できない視点となります。

Hダイエット

 成人女性での重要な問題は、ダイエットであると思います。ダイエットによって、先ず攻撃されるのは生殖器です。生殖器は、医療上の俗称では下位器官とされています。それは、生命に直接関係ない器官という意味でしょう。従って、生物体が生命を維持しようとすると、そういう器官からまず休息させる必要があるのでしょう。ダイエットにより生理不順、消失が起こるのはよく知られている事実です。これは、正に機能低下させているということになります。一度低下すると、回復するには低下させた時間の何倍もの時間がかるはずです。放置しておいては、回復は望めません。
 また過激な運動(マラソンなど)も、同様の結果を招くようです。

一応、機能低下の主要要因は、こんなところかなと思っています。現在我々を取り囲む性環境は、これら全ての問題を含んでいます。従って、確実な対処をしていかない限り、機能低下スパイラルをくい止めるのは、とても難しいことだと思います。


 

原因の特定

性機能低下の原因を特定するためには、要因と推定される事項に対して、どれだけの機能低下を発生させるかの推定を行う必要があります。

推定の方法として適切かどうかは分かりませんが、機能改善の方法は数値的に概算できている訳ですから(勿論、更なる論証は必要と思いますが)そこから逆算するのも一つの方法かも知れません。

また、以前、各種のストレスが、人体にどういう影響を与えるかということを、数値的に分析した本が出版されたことがありました(手元にないので、もしご記憶の方がいらっしゃいましたら、教えてください)。そのようなデータも参考になるかも知れません。

その前に、ストレスによる交感神経の過剰作用⇒内臓血管の収縮⇒血液循環不良⇒内臓細胞の劣化⇒内臓筋肉の劣化⇒機能不全⇒機能休止というメカニズムが、生理学的にちゃんと説明できるものかを見極めなければなりません。

次に、性機能のどの部分が、どのように機能低下していくのかを分析する必要があります。生殖機能なのか、性反応機能なのかという問題です。どちらが重要なのかという問題も含めて。

また、初めに機能低下するのは、筋肉なのか神経なのかということも解明しなければならないでしょう。

生殖能力と性快感の感受能力では、生殖能力の方が上位にある機能だと考えます(生物体として)。従って、生殖能力の低下という現象が顕在化してきたという事実は、それ以前に性快感の感受能力(オーガズム発生の能力)は低下し始めていると考えられます。

生殖能力に関する器官は、基本的には筋肉が関与する器官ではありません。その器官に機能低下が現れているということは、筋肉に関与しない器官の方が、機能低下が早いのか、それとも、その周辺の筋肉群の不活性化が原因で、血液循環が不完全なのかも、解明していく必要があります。生殖能力の方が上位にあるとすれば、周辺筋肉群の衰退が、生殖機能に影響を及ぼしたと考える方が自然かもしれません。また、生殖能力は、機能低下要因でも挙げたように、環境ホルモン等の外的要因も考える必要があるでしょう。


 

機能低下の発生と進行

生殖機能の低下については、他に譲るとして、ここでは、性快感感受機能において考えてみます。

機能低下の原因は、基本的にはストレスによる内臓の血液循環不良であることは、間違いないと思われます。骨格筋の場合は、廃用萎縮によって筋力低下が発生します。

NASAによる骨格筋の機能低下実験では、次のような結果が出ています。
・骨格筋の筋力の廃用萎縮による減退速度:4ヶ月で25%
・30%以上低下すると自然回復は困難になる
・10%の筋力アップに要する時間:100日(毎日適切な運動を継続した場合)

整理すると
・25%の筋力低下に120日
・25%の筋力増強に250日
・減退速度は増強速度の約2倍
・1日の運動により獲得できる強度:0.1%
・30%以上の低下 自然回復困難

内臓筋と骨格筋との関係は、どのようなものであるかは、まだ分からないとしても、適切な収縮と弛緩によって強度を維持、増強できることは、基本的には変わりないと考えます。従って、使わないことによって、機能低下は発生し、進行するものと考えていいと思います。ただ、減退速度は、恐らく骨格筋よりずっと遅いのではないかと考えますが。

平滑筋の場合、消化器官の場合では、毎日食餌をとるかぎり、反射的収縮運動、蠕動運動が発生し、筋肉強度を自動的に維持できます。生殖器においては、自動的な強度維持のシステムはないので、定期的なマスターベーションを実施するしかありません。男子の場合の問題は、射精筋は平滑筋でも、射精抑止筋群は黄紋筋であることです。反射神経への対処だけでは問題は解決しません。そこから個体内廃用萎縮が開始されます。女子の場合は、マスターベーションへの抵抗がまだあるはずなので、強度を獲得する機会は男子より少ないと予測されます。マスターベーション頻度のデータがありましたら、どなたかご提供ください。

強度獲得のないままでの異性との性行為では、興味と興奮が優先しますから、強度獲得と子宮充血の間に大きなギャップが生じます。当然、オーガズムを終了させるだけの子宮収縮力はないので、そこから慢性的な子宮残留充血が発生し、機能低下は急速度で進行し、子宮機能破壊を発生させる結果となります。最近の、子宮筋腫発生の低年齢化傾向を見れば、明らかなことでしょう。


 

機能低下の加速

男性の場合、最も機能低下が進んでいると考えられるのは、射精管閉鎖筋を中心とした、射精抑止筋群であると推定されます。これは、前にも述べたように、怠慢による機能低下です。女性にオーガズムを与える機能、十分な子宮収縮を発生させるために、射精を自由にコントロールするための機能です。

男性の場合、機能低下が進行しても、自らの身体への影響がそれ程大きくなることはありません。問題は、パートナーにオーガズムを与えられないことからくる精神的状態の悪化が加速されることが考えられます。焦躁感(イライラ)、不満、怒り等の増幅という部分が問題となるでしょう。そこから、家庭不和、暴力、浮気が発生するのは眼に見えています。男性は、オーガズムを得られないことを、女性のせいにします。根本原因を考えないことには、改善の余地はありません。

女性の場合、問題はもっと深刻になります。最も機能低下が進んでいるのは子宮体筋と推測できます。子宮体筋は平滑筋・不随意筋ですから意識的な改善はできません。機能低下が加速すると、機能破壊へと移行します。加速してしまったら、回復させるのには非常に大きな努力が必要となってしまうでしょう。機能低下が加速する原因は、血液循環不良というよりは、血液の循環停止という状態を繰り返すことにあります。子宮は、性的興奮、刺激によって、多い場合は300%にも体積が増大します(マスターズ&ジョンソン:人間の性反応)。その状態の子宮を収縮させるだけの力は、機能低下した子宮には望むことはできません。従って、オーガズムは終了することができず、完全な充血排除ができないまま、翌日まで持ち越すことになります。それが、子宮の筋肉細胞にどんな影響を及ぼすかは言うまでもありません。そして、オーガズムを終了できない欲求不満から、また更に激しい性行為を行うことになってしまいます。そうなったら、機能低下は一気に加速して、機能破壊へ行くことは火を見るより明らかなことです。しかし、見えないところで起こっているそのような状況に気が付くことは難しいことです。

オーガズムは、いくら大きな快感を得ているといっても、終了させなければ、機能破壊の原因となってしまうのです。緊急非難的対策としては、パートナーとの性行為の後は、マスターベーションによって子宮収縮を発生させ、充血排除できる状態にし(子宮収縮による脳波のθ波転換、副交感神経優位の状態)、十分な睡眠をとるようにすることです。それ以外に機能低下の加速を止める方法はありません。

機能破壊が発生してしまっては、回復は非常に困難であると考えなければなりません。機能低下を加速させないためには、毎回の性行為で、過剰充血を発生させないこと、マスターベーションによる、子宮収縮を励行することが大切です。1回の子宮の完全収縮によって得られる子宮の強度は、僅か0.1%以下です。機能低下の加速に対抗するためには、根気のいる改善が必要ということになるでしょう。


 

改善の可能性

男性の場合、最も機能低下が進んでいると考えられる射精管閉鎖筋を中心とした、射精抑止筋群への対策となります。これらの筋群は横紋筋(随意筋)ですから、本来は意志の力で作動できるものです。

射精抑止筋群が機能低下している場合、早漏という形で発現します。それらの筋肉が作動するということを認識できないわけですから、捜し出して機能強化を図るのは簡単ではありません。

その場合、周辺筋肉と一緒に作動させることにより、強化を図る方法が昔から使われてきましたが、作動できる筋肉が強化されるだけで、射精抑止筋群を発見し、単独に強化訓練をすることにはならないようです。

正しい方法をとれば、必要な筋肉を発見し、作動感覚が把握できるようにすることができます。

そこから分かることは、神経は死滅していた訳ではないということ、筋肉が作動を開始して、ある程度の強度を獲得すると、それに応じて作動感覚が復活するという事実です。これは、神経は存在するが、脳との連絡、即ち、シナプスの経路が不完全であったということを意味します。そう考えれば、機能改善に十分な期待ができるということでしょう。また、随意筋においては、神経の衰退が先であることを推測できる要素ともなります。

女性の場合は、最も機能低下が進んでいるのは子宮体筋(平滑筋・不随意筋)と推測できると前に述べましたが、不随意筋の場合は、反射神経が問題となりますので、随意筋とは違って、反射を起こさせなければならないということ、例えば、オーガズムの場合、子宮が完全に収縮を果たすだけの、適切な刺激を反復して与えなければ、改善することはできないということになります。オーガズムを発生させるには、子宮筋力を強化しなければならない、子宮筋力を強化するには、オーガズムを発生させなければならない、このジレンマをどう解決するかの問題でしょう。

子宮が十分収縮できるようになり、その収縮が、周辺臓器に適切な刺激を与え、血液循環が改善できれば、生殖機能にもいい影響を与えるのではないかと期待できるわけです。

性機能低下の予防的措置としては、先ずストレスを排除することが最も大切なことでしょう。次に、未成熟な筋肉に過剰な負担を掛けないこと、血液循環を阻害するような行為はしないことがポイントとなります。

ここで注意しなければならないことは、女性が機能低下している状態での性行為(相手のある)では、男性が機能低下している場合は改善が見込めないこと、男性が十分な機能を持っている場合は、充血過度、充血排除不全となって、機能破壊に進む危険性のあることです。従って、対人性行為に入る前に、マスターベーション等によって、必要な子宮収縮力を獲得しておくことが必須となります。性行為の低年齢化における最も重要な問題はここにある筈ですが、現在の性教育では、全く対応できません。これをクリアしないと性機能低下の問題は解決できません。その意味での、性教育の抜本的見直しが必要となります。


  

廃用萎縮とすることの意味

性機能低下が、経世代的廃用萎縮であるとすることに、どういう意味があるかを考えてみたいと思います。

経世代的廃用萎縮が存在するとしたら、それは、400〜500世代にわたって徐々に機能低下を進行させてきたものですから、元のあるべき状態に回復させるのには、また非常に長い年月がかかります。例え、1%の廃用萎縮が存在したとしても、修復するには20数世代かかるということになります(松尾さんの試算)。

その状況から脱出するためには、我々の世代が、次の世代へ確実に機能回復のためのノウハウを受け渡していかなければなりません。そして、大切なことは、世代内の機能低下を最小限に食い止めることでしょう。

廃用萎縮であるとすることの意味

◯早期対策が立てられる

・胎児期のストレスを最小限にする
 母胎の受けたストレスは、血管収縮という形でモロに胎児に影響を与えます。
 妊娠時の夫婦喧嘩(浮気等によるストレス)は最大の敵です。

・乳児期のスキンシップを最大限に与える
 乳児期のスキンシップは、情緒的基盤形成に必要であるとともに、ストレスを減少させるためにも大きな効果があります。

・幼児期のストレスを最小限にする
 家庭内不和等のストレスを決して感じさせないようにする

・学童期のストレスを最小限にする 
 受験ストレスを感じさせないような受験対策をとる

・思春期のストレスを最小限にする
 生殖器の成長期における性的ストレスの排除
  性に関する話題をできるだけオープンにする
 性教育の抜本的改変
  性機能の破壊防止をうたうことによって、性教育は、非常に明快なものとなります。
 性行為低年齢化の抑止(機能破壊の認識)の実践
 機能促進のための早期対策(教育)
  マスターベーションによる機能改善の早期指導

・性行為開始期の指導
 機能低下の認識(廃用萎縮の存在の認識)と改善方法の指導
 機能改善方法の指導(筋肉の強化指導)

・成人期の指導
 マリッジ・カウンセリングの充実
  機能低下・機能破壊の認識
  機能低下の予防法の指導
  機能低下加速の阻止

廃用萎縮の存在を押し付けようとするわけではありませんが、その存在を認識することにより、以上の対策を適切に、効果的に行うことができるのではないかと思います。機能低下を阻止するためには、早期対策が必要であると考えます。繰り返しますが、廃用萎縮を認識することにより、もし、廃用萎縮が存在しなかった場合でも、その発生を未然に防ぐことができますし、存在したとしたら、その進行を阻止することができることになります。繰り返しますが、廃用萎縮を認識することにより、もし、廃用萎縮が存在しなかった場合でも、その発生を未然に防ぐことができますし、存在したとしたら、その進行を阻止することができることになります。

性機能の低下を経世代的廃用萎縮として考えることは、過去からの負の遺産を、次世代、次々世代へ繋げないために、現在の我々が、自分の事だけを考えるのではなく、我々の未来のために、今何ができるのかを考えるためのきっかけになるのではという提案です。


 

廃用萎縮推測の根拠

性機能の廃用萎縮の存在を推測する根拠をいくつか挙げてみます。

@精子数の減少・不活性化、不妊の増加
 生殖能力の低下という現象の顕在化は、性快感の感受能力の低下の進行の裏付けとなります。

Aオーガズムの定義が設定できない
 オーガズムの科学的検証が実施(ヴァン・デ・ヴェルデ)されて75年になるのに、オーガズムの定義すら設定できないこと。これは、生物体としての基本反応がバラバラになっていることを意味します。

Bθ波理論等の、論理的に整合性のない性理論が、25年間も放置されたままであること。
 論理の整合性を見極められないところまで状況は混沌としていることを意味しています。

Cオーガズムの終了という概念が存在しないこと。
 オーガズム終了という現象が存在しなくなっていること、そこからは概念を設定することもできません。
 この3点は、オーガズムが存在しないという現実を物語っています(この3世代を通して)。

D分娩時の子宮破裂の増加
 子宮体筋の脆弱化を表すものだと考えます(数値的な把握はできていません)。

E子宮体筋脆弱化によると思われる子宮筋腫発生の原因が、いまだに特定できない状態であること。
 これは、子宮体筋の脆弱化という概念が存在しないことを意味します。

F勃起不全、射精コントロール不全の増加
 早漏の定義が存在しないという現実は、何が本来の状態かを見極められないことを意味します。

G性機能の廃用萎縮という概念が存在しなかったこと。
 これは、我々が廃用萎縮という渦中にいることを示しています。

以上の点は、種々の概念が存在しないこと、即ち、現象が何世代にもわたって存在していないこと、すなわち生体反応が発生していないことを意味します。これは、個体内の機能低下だけでは説明できないものです。従って、性機能の経世代的廃用萎縮の存在を推測する根拠となり得るのではないかと考えます。

  注:この項は、発言停止の意見・要求が多く出たため、投稿しておりません。


廃用萎縮説とるいネット:Re

>高樋氏の「廃用萎縮」「機能低下」説は、この板の基調を形成しているように思える。
>高樋説については、私の理解を超えるものである。
>この難解なというより理解不能な高樋説が、
>なぜここでは受け入れられるのであろうか?
>このような疑問は多くの方が持っているのではないだろうか。

基調を形成しているわけでもないし、受け入れられているとは思っていません。一人で浮いているだけでしょう。

しかし、発言は自由であると思っています。疑問があればそれを発すればいいでしょうし、関心がなければ無視すればいいのではないでしょうか。押し付けるつもりはありません。

>この疑問に対する私の答えは、 ……
……
>これはユートピア思想が歴史に埋もれてしまうものか否かの分かれ道である。
>ひるがえって、高樋説はどうであろうか?
>高樋説は過去を理想としているだけである。
>少なくとも、高樋説の批判しているものは、 支配的な現実ではない。

ユートピア思想をかかげているつもりではなく、過去を理想としているわけでもありません。現実の中で、見えなくなっている部分、見落としている問題を考えてみようとしているだけなのです。何故見えなくなったかを探ることによって。

>同じ心性をるいネットに集まっている人々に感じる。

煩わしいと思われていることは、十分感じています。しかし、100人に一人は、関心を持ってくれる方がいると期待しています。

>理想化された「過去」から 様々な現実が批判される。
>しかし、ターゲットとなる明確な「現実の組織または階級または人」がみえない。
>現実と対決する思想でないから、誰からも非難されない。

生物としての本来の姿に戻ることが、単なる<理想化された「過去」>であるとは考えたくありません。現実に問題が存在していると思う人、問題を解決しようという気持ちのある人全てがターゲットのつもりです。

>そのようなユートピア思想は、
>無数の物語のひとつに過ぎない。
>物語は「過去」の世界に夢想する。
>しかし、歴史が繰り返したり引き返したりすることはないのであって、
>夢想は夢想に終わるであろう。

夢想であると受け取るなら、それでもいいのですが、自分の言おうとしていることは、あくまで現実論であると思っています。

>るいネットが人々のよき夢の場であることを祈りつつ、
>るいネットへの決別の辞とする。

よき夢をみるためには、それを支える身体が必要です。夢を壊すような発言であるとは考えていません。
いきなり批判してきて、いきなり決別とは、身勝手だと思いませんか?問題があれば討議すべきだと考えます。


子宮筋腫の発生原因

Yさんへ。

もうご覧になっていないかもしれませんが、吉田さんが問題としている1点に、下記の件があると思いましたので、考えてみたいと思います。

>私はこのサイトの新参者ですが、 憶測が跋扈している印象を受けます。
>たとえば、子宮筋腫を廃用萎縮で説明するなどです。
>子宮筋腫の原因はまだわかっていません。
>わかっていないから、 憶測でものを言っていいことにはなりません。
>憶測による病気の説明が、 多くの患者さんを苦しめてきたことを思い出してみる必要はないでしょうか?

◇子宮筋腫の原因

見解 A:子宮筋腫の原因は不明である。(産婦人科医の一般見解)

見解 Aに対する意見:原因究明ができないのは、医者の怠慢ではないか。

見解 B:卵胞ホルモンが発生の原因。長期間卵胞ホルモンの刺激が加わると増殖の過程で筋腫細胞になるものが出てくる、さらされている期間が長くなればなるほど筋腫が発生しやすい。初経が若年化したことでより長期間子宮を刺激していることが問題。月経が規則的な人に発生が多い。毎月毎月、きちんきちんと卵巣からのホルモンが子宮を刺激するということが原因。(徳島大学医学部 青野 敏博教授)

見解 Bに対する意見:正常に機能していることが原因であるとすることはできない。根源的に存在している物質が異常を発生させる原因だとするのは問題。胃潰瘍なども胃液が原因だとは言わない。ストレスで胃壁の血液循環が悪化して無防備になったところに胃液が作用すると穴があくと考えるのが普通である。女であることが子宮筋腫の原因だとはとんでもない話。原因があるから異常が発生する、そうすれば、本来必要なホルモンがマイナスな作用をすることもあると考えるべきである。

見解 C:子宮筋腫の原因は、子宮体筋の脆弱化によるもの。根本原因としては機能低下が潜在的にある(廃用萎縮の可能性)。ストレスによる交感神経の過剰作用⇒内臓血管の収縮⇒血液循環不良⇒内臓細胞の劣化⇒内臓筋肉の劣化⇒機能不全⇒機能休止、更に、根拠のないオーガズムの追究による子宮の過剰充血、充血排除不良により、子宮体筋細胞が脆弱化する(子宮収縮力の不足)。脆弱化した筋細胞は、子宮充血によって拡張するが、柔軟性がないため、収縮(復元)しにくくなる。それを繰り返すことにより、筋線維の固まりが発生、腫瘍として成長する。その成長をホルモンが助長することも考えられる。(高樋)

どの見解が整合性が高いと考えられますか?

>しかし、ここにひとつの問題があります。
>仮説は検証するためにあるのであり、 検証されようとしない仮説は仮説とは言えません。

仮説を検証するためには、どんどん反証を挙げて、討議すべきではないかと思います。

憶測でものを言っているのは医者です。それを糾弾できるのが、自由に発言できる我々の責任なのではないかと考えます。

このサイトの目的は、専門家により構築されてきた既成理論に捉われない、自由な発想による意見の発表をする場であると考えてきました。そうでないなら、このサイトで発言する意味はありません。   


Re:論理的検証は必要

>議論は大いに、検証は専門家たる医者の務めだとおもいます。

確かに、臨床的な問題を検証するのは無理かと思います。疑問を発掘し、問題提起し、議論し、それによって、論理的検証が行われる、そこに、更に、専門家の意見も投影される、そんな感じがいいのでしょうか。

>この問題提起を医者に認識してもらうことが、重要なのではないかと思います。

26249>で提唱したことは、近代医学100年の歴史の中で、何故原因究明が行われないまま、治療が行われているのかという、素朴な疑問の提示です。なぜ医者が認識しようとしないのか(自分の意見が正しいということではなく、これだけ多くの問題を抱えたまま放置されていることに対して)、認識する意志がないのか、能力がないのか(失礼かもしれませんが)、それを見極めなければなりません。

また、これらの問題に対して、吉田さんのご発言(憶測が跋扈している印象を受けます。 たとえば、子宮筋腫を廃用萎縮で説明するなどです。)のように、問題を解明しようとすることに対して、なぜ、そこまで怒りを露にしなければならないのか、その背景も考えていかなければならないと思います。


子宮筋腫に関する質問 

Yさんへ

<26249>で、子宮筋腫の発生原因に関する見解をいくつか提示させていただきました。これらの見解、意見に対して、Yさんのご意見をお聞かせください。

あと、いくつか質問させていただきます。

・子宮筋腫の発生原因は不明であるとすることに、何か意味があるのでしょうか。
・100年にもわたって、不明のままであることに、疑問は感じませんか?
・子宮筋腫の発生原因を廃用萎縮と考えることが、不当な憶測であるとされていますが、どのような理由からでしょうか。
・これまで、不当と感じる憶測が色々流布されていたと思いますが、どのようなものがあったか、教えてください。また、それらが、不当であると考えられる理由も併せて教えてください。


事実と真実

Yさん>
>科学は事実が命である。仮説を検証するものは観念的議論ではなく事実である。
>事実は主として実験により得られる知見であり、
>仮説が事実によって裏付けられたとき真理となる。   

Fさん>
>これは、いわゆる実証主義と呼ばれる認識方法ですね。
>しかし、絶対的な認識方法ではなく、○○主義といわれるように、イデオロギーのひとつですよね。
>>「もし非法則的な認識はいっさい科学とみとめないということになれば、科学というものは、人間の自然認識、あるいは真理認識の方法としては、非常に限定されたまずしい方法にしかすぎないということになる。」

廃用萎縮下の実験における事実(現象)は、いくら積み重ねたとしても、決して真実にはならない。それが科学的検証であればあるほど、誤認を呼び、真実認識を導くためには弊害となり得る。

子宮筋腫発生の原因が不明のまま推移していることが、これを物語っている。認識方法の変更をしない限り、決して真実を見極めることはできない。     


仮説と憶測を分けるもの:Re

Mさん、フォローしていただき、ありがとうございます。
私も、Yさんのご発言に対し、違和感を感じておりましたので、自分自身の考え方、発言への姿勢を少しまとめてみました。

Yさんへ

お返事をいただけない間に、他のボードで引き続き「憶測」に関して非難の発言を続けていられるようですね。ハンセン病の経緯と、私の発言に何の関係があるのでしょうか。<26246>では、「高樋説については、私の理解を超えるものである。 この難解なというより理解不能な高樋説が、 なぜここでは受け入れられるのであろうか? 」とされていますが、理解不能なものに対して「憶測」であると決めつけるのは、その時点で憶測となるのではないでしょうか。

Yさん>◆専門家の発言に耳を傾けず、一見科学的に見える「仮説」=憶測を振りまき合っているうちに、 ニセ専門家の声が大きくなってしまった。これを教訓とすべきだと私は思います。皆さん方のお考えとは違うようですが。
>◆これが最後の発言なので一言。
>小笠原登は、時代に流されず、圧力に屈せず、科学的信念を貫きました。血の出る思いで研究している人は、気軽に仮説を口にしません。「仮説」を楽しむ人たちを否定するわけではありませんが、ハンセン病差別の歴史を振り返れば、真実の灯火を掲げ続けたのは愚直な研究者でした。

自分自身の考え方、発言への姿勢を科学論にも提示しましたが、繰り返します。

・妄想
 事実や経験の裏付けのない、根拠のない判断

・憶測
 不確実な推測

・推測
 既成事実をもとにする推量

・推論
 推測をもとに、周辺事項に論及すること

・仮説
 既成事実に内在する矛盾を抽出・分析し
 本来あるべき解答を導くために仮に設定する理論の体系

・確度の高い仮説
 周辺事項に内在する矛盾・誤謬を抽出・指摘し、本来あるべき解答を与え、
 いかなる反論にも反駁できる整合性を持った仮説

・理論
 整合性をもとに、共認を得られた体系的な仮説

性機能低下と廃用萎縮に関する発言は、確度の高い仮説として組み立て、提示しているものです。それを「憶測」であるとするなら、<26247><26249><26341><26348>への反駁、回答を是非いただきたいと思います。もし頂けないなら、<26137><26246><26299>においての「憶測、子宮筋腫、廃用萎縮」に関するご発言は、撤回なさったものと解釈させていただきます。これは、感情論ではなく、真実を見極めようとする上で必要なことなので、ご了解ください。   

議題:男女・性・婚姻  

この投稿の読者は累積 8 人です。 26864 ・男女・性・婚姻


子宮筋腫論:Re@

レスありがとうございました。

いくつかご質問をいただきましたが、その前に、順序として<26249><26341>の質問に対する回答を頂きたかったのですが。後でもいいですから、宜しくお願いいたします。

以下、可能な限り見解を述べさせていただきます。

但し、この見解は、<26341>の

・子宮筋腫の発生原因は不明であるとすることに、何か意味があるのでしょうか。
・100年にもわたって、不明のままであることに、疑問は感じませんか?

という問に対する貴女の見解が見えない限り、的確には言えない部分があります。あくまでも、「発生原因は不明である」という現状に対する疑義としての見解の延長上にあるものとご理解ください。

・「子宮筋腫は生活習慣病」
どのような生活習慣が子宮筋腫を引き起こすのか説明して下さい。
お考えの「生活習慣」で子宮筋腫が起きるリスクが高くなる、 データを示して下さい。

オーガズム終了という概念のない性行為を行うことを「生活習慣」と考えます。
オーガズム終了という概念がこれまで存在しなかった訳ですから、当然データはありません。以下の回答により、論理的整合性を判断してもらうしかないでしょう。

・「子宮の筋肉は性的刺激によって膨張」「充血」
性的興奮で子宮内血流量の増加は見られます。 しかし、筋肉は膨張することはありません。
充血とは炎症等による動脈血のうっ滞をいいます。
高樋さんは、どのような観察に基づき、 「膨張」「充血」があるというのか教えて下さい。
なお、充血では局所的に血液組成の変化が見られます。 そのため、血流が阻害されうっ滞が生じます。

子宮本体の性的刺激による膨張は、

マスターズ&ジョンソンの「人間の性反応」にて検証されています。

{HUMAN SEXUAL RESPONSE by William H. Masters and Virginia E. Johnson 1966 : 8 THE UTERUS /Corpus Response/Vasocongrestion)

ーー行動期間の最終段階には、子宮は非刺激状態の2〜3倍の大きさに達し、広靭帯は鬱血で肥厚し、……本人にとって次第に苦痛になってきた。(売春婦のケース:12時間半に及ぶ行動と観察)

ーーその結果、31人の経産婦被観察者たちは、例外なく子宮の増大を示した。この大きさの増加は、通常、性的刺激開始前の大きさに対して、50〜100%であった。

ーー19人の未産婦については、臨床的所見はそれほど顕著ではなかった。(子宮の増大を示したのは約半数)

ーー子宮は、有効な性的刺激に特有に反応して、器官の容量つまり器官の大きさに対して、血管充血による著しい増大を示すのである。      (「人間の性反応」池田書店による)

・「オーガズムがあれば、子宮筋腫は発生しない」
性に対する抑圧的文化はオーガズムの障害になると指摘されています。
アメリカの調査では、社会階層や学歴で子宮筋腫の発生率に有意差はありません。
民族差は認められます。
これをどのように解釈しますか?

<オーガズムがあれば>とは言っておりません。<オーガズムの終了と言う概念と、それに対する適切な対処>が大切であると言っているのです。
性に対する抑圧的文化はオーガズムの障害になるというのは仰る通りです。しかし、ただ、同様の抑圧を受けても、結果が同じとは言えません。性を肯定的に受け取ってきた民族、否定的に受け取ってきた民族、それぞれに、多様な反応を示すはずです。この点については、社会学的な検証が必要であろうと考えます。

・「オーガズムの終了がないと充血の排除がうまくいかない」
子宮内血量の変化は神経によってコントロールされています。
性的興奮がなくなれば、血流量は元に戻ります。
仕組みとしては、陰茎の勃起と同じです。
充血が排除されないというなら、 それはどのような観察結果によるのか示して下さい。

性的興奮がなくなっても、血流量は元に戻らない場合があります。子宮底の静脈叢の鬱血解消不全が、子宮本体の充血解消を妨げます。
子宮内血量の変化は神経によってコントロールされるということは、脳波がθ波に転換することをいいます。オーガズムの終了がないと、θ波への転換はしにくくなります。
陰茎の勃起とは関係ありません。また陰茎は、もともと充血することを役目としている器官ですから、充血への耐性は子宮と比較できるものではありません。
<充血が排除されないというなら、 それはどのような観察結果>……上記の通りです(マスターズ&ジョンソン)。

・「このような性行為を繰り返すと、筋線維細胞は劣化する」
「細胞の劣化」とはどのようなことを意味するのか理解できません。 説明して下さい。
細胞は新陳代謝を繰り返しています。

血液の循環が停滞すれば、当然含有酸素量が低下します。動物の細胞は、酸素に依存していることは、生理学上既知の概念であると思います。新陳代謝を繰り返せない、即ち、血液が停滞していることが問題なのです。

・「充血」があるとなぜ「細胞が劣化」するのですか?
風邪を引くと鼻や喉の粘膜が充血します。
風邪を引きやすい人は鼻や喉に腫瘍が出来やすいのですか?

細胞の劣化は、上記の通りです。
<風邪を引くと鼻や喉の粘膜が充血します>……ひどい場合は出血を繰り返すこともあると思います。
鼻や喉の粘膜が、腫瘍という形をとるかどうかは知りません。ただ、風邪の場合は、通常自覚症状があるわけですから、何らかの対処をするはずです。1年中放置しているとは考えられません。

・(良性)腫瘍はほとんどの臓器に発生します。
他の臓器に出来る良性腫瘍も、「充血」と「細胞劣化」で説明がつくのですか?

他の臓器の場合、ストレスによる血液循環不良が原因となることが多いのではないかと考えられます。胃潰瘍の場合、ストレスに依る血液循環不良が粘液の発生を阻害し、胃液による胃粘膜破壊を起こすことから始まるのはよく知られていることでしょう。他の臓器の場合、異常が発生すれば、必ず苦痛と言う形で症状が現れます。従って、対処ができるのです。これは、生殖器以外の臓器は、生命体維持に必要な臓器であるため、緊急信号を発するようになっているのでしょう。
また、生殖器のように、充血を基本的生体反応としている臓器は、他にはありあせん。従って、比較することは、あまり意味がありません。

・漿膜下筋腫、筋層内筋腫、粘膜下筋腫のいずれも、 「充血」と「細胞劣化」で説明がつくのですか?

いずれも、細胞で構成されているのなら、そういうことになるでしょう。充血が問題なのではなく、充血が退消しないことが問題なのです。また、そのような悪環境の中で、子宮が膨張し、収縮を繰り返す、しかも、弾力(柔軟性)を失って、完全収縮(復元)されないまま、また次の膨張を繰り返す、そこに問題があると思います。

・筋腫は自然消失することも少なくありません。
「細胞劣化」が自然に解消するのですか?

細胞の劣化の度合によるのではないかと思います。修復可能な段階であれば、柔軟性を十分に維持している段階であれば、その可能性はあるでしょう。

・年齢により筋腫の肥大速度が異なりますが、 これは高樋理論ではどのように説明できますか?

不適切な性行為(オーガズムの終了のない性行為)の回数が減少すれば、当然進行速度は減衰するでしょう。年齢と直接関係があるのかどうかは、何ともいえません。

・稀なケースですが初潮後まもない女性に筋腫が見つかることがあります。
これも「充血」と「細胞劣化」で説明がつくのですか?

幼児期から、どのような性行為(マスターベーションも含めて)をしてきたかを確認する必要があると思います。未成熟な子宮体筋が、マスターベーションにより破壊されることは、十分に予測が付くことだと思います。

・妊娠は子宮に大きな負荷を与えますが、妊娠を繰り返した方が子宮筋腫の発生が少なくなるのはなぜですか?

正常な子宮にとって、妊娠が大きな負担である筈はありません。もしそうであったら、人類がここまで、出産を繰り返してこれた筈はないでしょう。正常な妊娠と正常な出産によって、初めて正常なホルモンの分泌、適切で強大な収縮を子宮は経験するのです。経産婦の方が、子宮筋腫の発生が少ないのは、自然の摂理ではないでしょうか。

 

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子宮筋腫論:ReB

<子宮筋腫の原因について。卵胞ホルモンが発生の原因。長期間卵胞ホルモンの刺激が加わると増殖の過程で筋腫細胞になるものが出てくる、さらされている期間が長くなればなるほど筋腫が発生しやすい。初経が若年化したことでより長期間子宮を刺激していることが問題。月経が規則的な人に発生が多い。毎月毎月、きちんきちんと卵巣からのホルモンが子宮を刺激するということが原因。>

上記は、NHK教育テレビ 1999.4.20放送 「きょうの健康 女性の病気 2 子宮筋腫」 徳島大学医学部教授 青野 敏博 からの引用です。

<長期間卵胞ホルモンの刺激が加わると増殖の過程で筋腫細胞になるものが出てくる>ということは、細胞が卵胞ホルモンの刺激によって筋腫細胞になるという意味と解釈できます。

この件に関し、NHK教育テレビに対し

子宮筋腫の発生原因は、従来から不明とされているか、この放送内容のように女性ホルモン(卵胞ホルモン)が原因という不可解な見解がまかり通っています。しかし、反論(省略)にも記述されている通り、これらの見解は、非常に非論理的見解としか言えないものです。

発生原因が分からないままどうして治療行為ができるのでしょうか。もしこの見解が正しいとするなら、子宮筋腫を予防するには、女性であることをやめろという暴論になってしまうのではないでしょうか。

発生原因の解明ができないまま放置されていること自体が重大な問題のような気がします。

関係各位のご意見もしくは反駁をお聞かせいただきたくお願い申し上げます。

1999. 4. 30

という主旨のクレームを付けましたところ、担当ディレクターから、「勉強不足で申し訳ない」という電話をもらいました。その後反駁がないので、この件は、こちらの主張が通ったか、無視されたかどちらかだろうと解釈していました。

>「きちんきちんと卵巣からのホルモンが子宮を刺激するということが原因」と述べたと書いています。

>それが事実であるということを示して下さい。

NHK教育テレビに資料請求してください。

>女性ホルモンが正常に分泌されている条件下で、子宮筋腫は発生成長するとの趣旨ではなかったでしょうか?

そうであれば、こちらもクレームはつけません。<増殖の過程で筋腫細胞になるものが出てくる>というのと、<子宮筋腫は発生成長する>とは意味が違うと思います。

 

>青野先生の言っていないことを言ったように書くのは、青野先生の名誉を傷つけることになります。

 

<言っていないことを言ったように書く>……、逆だったら、私の名誉が傷付くことになります。それはどうでもいいことなのですか?

 

この放送の主旨によると、明らかに、<細胞が増殖の過程で筋腫細胞になる>という見解と受け取ることができます。他にどういう解釈ができますか?しかも、後半では、初経の若年化、毎月毎月、きちんきちんと卵巣からのホルモンが子宮を刺激することが問題としています。「卵胞ホルモンが発生の原因」という主張としかとれないと思いますが。

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NHK教育テレビ 1999.4.20放送 「きょうの健康 女性の病気 2 子宮筋腫」 

徳島大学医学部教授(産科婦人科) 青野 敏博

聞き手 河野多紀

河野:子宮筋腫ということですが、まず、どんな病気なんでしょうか。

青野:子宮筋腫と申しますのは、子宮の筋肉の中にできた良性の腫瘍ですね。平滑筋の細胞から起こったオデキというふうに、一言で言えると思います。

河野:あくまでも、良性?

青野:そうですね。

河野:これは、どうして子宮にはできやすいんでしょうか。

青野:子宮の筋肉というのは、卵巣から分泌されます卵胞ホルモンですね、エストロジェンというホルモンによって刺激を受け、養われているわけです。増殖がコントロールされている訳です。それで、長期間、卵巣からの卵胞ホルモンの刺激が加わりますと増殖の過程で、筋腫細胞になるものが出てくるということですね。

河野:そのホルモンに曝されている期間が、子宮筋腫になる恐れのある期間という風に考えてよろしいのでしょうか?

青野:そうですね、曝されている期間が長くなればなるほど、筋腫が発生しやすいということですね。

河野:最近増えているという風に聞くんですが、これはどうしてなんでしょうか。

青野:今申しました理屈からいいますとですね、初経といいます、月経が開始する年齢が若年化して、より長期間子宮を刺激しているということが一つですね、それから、妊娠をしますとホルモンのバランスがですね、黄体ホルモンというホルモンが増えるわけなんですが、その妊娠中は筋腫の発生を抑制する効果があるわけですね。で、最近は、晩婚化で若い時期に子宮の筋肉がそういうホルモンに曝されないわけで、それから、少子化で、妊娠の回数が減って、筋腫から保護されない、ということが、最近の筋腫の増加に関係していると思いますね。

(略)

河野:どんな方がなりやすいんですか?

青野:先程いいましたように、卵胞ホルモンに長期間曝されるているということから、月経が非常に規則的で、毎月毎月きちんきちんと卵巣からのホルモンが子宮を刺激するということが一つですね。むしろ、無月経の方は、筋腫はなりにくい。それから、ある一定期間、それが作用する必要がありますので、30を過ぎた方から発生しやすくなる。実際、筋腫の患者さんを100名集めまして、年代別に分類してみますと、40歳代が半分、30歳代が30%、残りの15%以内が20歳代、あと50歳代の前半が5%、ていうふうな分布になると思います。それから、子供さんを産んでいない方ですね、これは、やはり、筋腫の起こり易いグループに入ると思います。

これによると「卵胞ホルモンの刺激が加わりますと増殖の過程で、筋腫細胞になるものが出てくるということです」と明言しています。これは、明らかに発生原因を卵胞ホルモンの刺激であるとしていることになります。

<産婦人科医ならずとも医師がそのように発言することは、考えられません。まして、青野先生がそのような発言をするとは考えられないことです。 >ということですが、残念ながらこれが事実です。

  注:この項は、発言停止の意見・要求が多く出たため、投稿しておりません。


Re:生活習慣

ご意見いただき、ありがとうございます。

「生活習慣病」という病気の中に、どういうものが含まれるかをはっきり把握している訳ではありませんが、その多くは、「食習慣」に由来する疾病ではないかと思います。しかし、人間の生活習慣の中には、「食」とともに「性」も大切な位置を占めていると考えます。従って、「性習慣」から発生する疾病があっても決しておかしくはないと思うのです。

現在の医学会では、そのような概念は存在しないかもしれません。しかし、子宮筋腫の発生原因が、「不明である」とされたまま経緯していることが、どうしても納得いかないのです。この辺で、真剣に発生原因を考えてみるのもいいのではないかと思います。

26864>で申し上げました通り、「オーガズム終了という概念のない性行為」を行うことを「生活習慣」と考えています。

26249>では子宮筋腫の原因として、下記のように述べさせていただきました。

子宮筋腫の原因は、子宮体筋の脆弱化によるもの。根本原因としては機能低下が潜在的にある(廃用萎縮の可能性)。ストレスによる交感神経の過剰作用⇒内臓血管の収縮⇒血液循環不良⇒内臓細胞の劣化⇒内臓筋肉の劣化⇒機能不全⇒機能休止、更に、根拠のないオーガズムの追究による子宮の過剰充血、充血排除不良により、子宮体筋細胞が脆弱化する(子宮収縮力の不足)。脆弱化した筋細胞は、子宮充血によって拡張するが、柔軟性がないため、収縮(復元)しにくくなる。それを繰り返すことにより、筋線維の固まりが発生、腫瘍として成長する。その成長をホルモンが助長することも考えられる。

<体質ですね>ということの意味は、これまで、「性機能低下の廃用萎縮」という概念を提示してきたのですが、それと符合するように思います。体質とは何か、即ち、その内のある部分は、親から受け継いだという意味だと思います。性機能の経世代的廃用萎縮という考えは、なかなか皆さんにご理解いただけないままでおりますが、子宮筋腫の発生を予防する意味では、「機能低下」を受け継いでいるという意識があった方がいいと考えます。現在、子宮筋腫の予防という方法論は、恐らく医学会には存在しないかもしれませんが、発生原因を特定することができれば、予防も可能になるのではないかと思っているのです。「原因不明」は、早く解消すべきだと思います。   

 


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