●アイラ島を訪ねて(前編)

アイラ島の地図(『地球の歩き方』より)

 

 「アイラモルト」って知ってます?スコットランド西部・アイラ島(Ialay島)で作られるシングルモルトウイスキーのことで,日本ではBOWMOREやLAPHROAIGといった銘柄が知られているね.このアイラモルトの特徴は,何と言ってもその香り!何と,海の香りがするのよ!普通の人には結構キツイ風味だけど,好きな人にはたまらないんだな,これが.そんなアイラモルトのふるさとを,つくばびとは訪ねてみることにしました.

 

左:Glasgow空港でつくばびとを待っていたのは,エアー北海道も真っ青のプロペラ機(笑)!

右:プロペラ機で揺られること約1時間,ついにアイラ島に上陸!

 

左:アイラ島自体が大きくないので,アイラ空港はかなり小さい.

右:一日数本の飛行機がやってくるんだけど,その発着の間には売店も閉まっちゃったりする.

 

左:空港から出たつくばびとの目に入ってきたのは,羊の群れ.

右:空港前のバス停もお構いなしに草を食べ続ける羊さん.

 

 ちょうどいい路線バスがなくって戸惑っていたとき,空港関係者のおじさんが「どこまで行くんだい?」って話しかけてくれたんだ.「Bowmoreの町に行きたいんです」って言うと,「ああ,BowmoreのDistillery(蒸留所)だね.連れて行ってあげるよ」だって(当然会話は英語なのだ.すごいでしょ.エッヘン).ラッキー!さっそく人の情に触れてしまいました.

 そして・・・ついにBowmore Distilleryまで来てしまったよ!Mowmoreの市街地にほど近いというか,市街地の中に一体化しちゃっているBowmore Distillery.ちょっと入る前から感動しちゃったつくばびとです.

 

左:Bowmore Distilleryの外観.一部工事していたみたい.

右:海側から眺めたBowmore Distillery.本当に海の間際に建っているよね.

 

 おそるおそる中に入ってみると,人の良さそうなおばさんが僕を迎えてくれた.「見学をしたいんだけど…」って言うと,「大丈夫よ,楽しんでね」と快諾してくれた.観光客は僕一人だったけど,さっそく中を案内してもらえることになった.

 発芽,糖化,発酵,蒸留と,ウイスキー作りの行程に沿って案内してくれる.本当に明るく,きさくなおばさんだ.途中で写真なんかを撮ってくれたりして,なかなかいい人みたい.

左:発芽作業.右:発酵過程.

 

左:ポットスチル(蒸留釜)前にて.右:貯蔵庫入口をこじ開けるつくばびと(笑).

 

貯蔵庫には,何と40年以上も前のBowmoreがっ!!きっとうまいんだろうなあ….

 

 場内見学が終わって,ついにテイスティングへ.誰もいないテイスティングルームに通され,「何が飲みたいの?」と聞かれたので,「お任せします」って言うと,おいしそうなのを3本用意してくれた.

左:テイスティングルーム.当然僕だけ.

右:いよいよお待ちかねのテイスティング!

 

左:今回飲ませてもらった品々.どれも最高でした!

右:すっかり満喫するつくばびと.日本にいるときと変わらねえじゃねえか(笑)!

 

最後に売店でお買い物.そしておばさんと写真を撮っちゃいました.実はこのおばさん,ビジターセンターとショップのマネージャーさんだったのです.今度この写真をメールで送る約束をして立ち去ったつくばびとなのでした.

Christine Loganさん,ありがとうございました!すぐに写真送りますね!(←早く送れよ)

 

とりあえず今日はここまで.次回はアイラ島の風景と,LAPHROAIGのDistilleryを紹介します(2002/2/11).

 

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