●アイラ島を訪ねて(後編)

アイラ島の地図(『地球の歩き方』より)

 

 待望(?)の後編です.

 さっそく満足してBOWMOREのDistilleryを後にしたつくばびと.次はLAPHROAIGのDistilleryがあるPort Ellenへ向かう.でもバス時間までちょっと時間があいているので,Bowmoreの街を歩き回ることにしました.

 

 

左:Bowmoreのシンボル,Round Churchを望む

右:Round Churchから海を眺める.Bowmoreのメインストリート

 

左:Bowmore Distilleryからの余熱を利用したスイミングプール

右:Bowmore郵便局

 

左:Bowmore住民の集まる,スコットランド生協Bowmore店

右:住宅に紛れて立地するガソリンスタンド

 

 ぶらぶら歩いていると,バスの時間になった.ぽつぽつ雨が降り始める中,つくばびとはやってきたバスに乗り,Port Ellenに向かう.

左:Port Ellenのメインストリート 右:海岸沿いに連なるPort Ellenの町並み

 

左:Port Ellenの港 右:Islay島にもあった!SPARです.

 

左:Port Ellen Distillery.

 右:まるで工場のような設備が見える.

 

 ここで,Islay島の交通機関を紹介.Islay島では主に,バスを使って移動します.っていうか,バスしかないのよ.田舎にしては珍しく,1〜2時間に1本といった割合で走っているんだ.面白いのは,郵便配達車に便乗する『Post Bus』.一応バスの時刻表にも乗っているし,正式な交通機関みたい.残念ながら,つくばびとは『Post Bus』に乗る機会がありませんでした.

左:普通の乗合バス(写真は学生専用) 

右:噂の『Post Bus』.車体には『Royal Mail』の文字が.

 

 Port EllenからLAPHROAIGのDistilleryまでは,歩いて30分くらい.小雨が降り始める中を,とぼとぼとつくばびとは歩き始める.と,そこに,一台の軽トラックが通りかかり,運転手のお兄さんが「どこまで行くんだい?」と声をかけてくれる.「LAPHROAIG Distilleryなんです.」と僕が言うと,「天気も悪くなってきたし,乗りなよ」と言ってくれた!またもやラッキー!ありがとう,お兄さん!

左:こんな道を30分歩くはずだった・・・. 

右:何ともいえない荒涼とした風景.

 

Islay島ってこんなところです.

 

 親切なお兄さんのおかげで,無事LAPHROAIG Distilleryに到着.いやあ,やっと来たー!と感動するのも束の間,Visitor Centreに言ってみると,声のでかい早口のおじさんに「見学は予約制なんだけど,予約しているのか?」とまくし立てられる.「い,いえ・・・」と泣きそうになっていると,「まあ,いいか.案内してやるぞ」と言ってくれたので,好意にあずかることにした.この日はラッキーなことに,Peat(泥炭)を使っての乾燥作業が行われていた!辺りにPeatの香ばしい煙が漂っている.この煙が,あのかぐわしいLAPHROAIGの香りになるのね,と改めて感動.

左:LAPHROAIG Distilleryに到着.

右:LAPHROAIG Distillery全景

 

左:Peat(泥炭)を燃やしての乾燥作業

右:Peatの煙が立ち上る・・・

 

左:LAPHROAIG Distilleryのポットスチル

右:お待ちかねのテイスティング.またもおいしくいただきました.

 

左:海から見たLAPHROAIG Distillery

右:この潮風が,ウイスキーに独特の風味を与えているんだね.

 

アイラ島紀行はここまで.今度はどこを紹介しようかな.乞うご期待!(2002/2/13)

 

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