●江戸前(?)のいなり寿司
先日つくばびとが上野に行った際に,いい感じのお寿司やさんがあったので入ってみたんだ.お寿司屋さんと言っても,「ヘイラッシャイ!何握りやしょ?寿司喰いねえ!」というチャキチャキ江戸っ子の寿司屋さんではなく,いかにも下町という感じの「いなり寿司屋さん」という感じのお店(その名も『きつね寿司』!そのまんまやん(笑)!).さっそくお持ち帰り用の寿司折りを注文すると,いかにも江戸っ子といった感じの老夫婦とその子供夫婦がさっそくお寿司を作り始める.おいなりさんの甘い匂いが店内に漂っている.いい雰囲気だ.待つこと5,6分,待望の寿司折りを受け取り,つくばびとは店を後にした.
家に帰ってさっそく食べてみる.僕の頼んだ570円の寿司折りには,いなり寿司3個とかんぴょう巻き1本が入っている.さっそくいい匂いのするいなり寿司にかぶりつく.何ともジューシーな油揚げである.あまじょっぱい煮汁がしっかりとしみこんでいる.これこそが僕の食べたかった東京下町のいなり寿司なのだと感動!シャリの中にはガリ(生姜の甘酢漬け)が入っていて,さっぱりと食べられる.う〜ん,うまいね.かんぴょう巻きにも手を伸ばす.かんぴょうにもあまじょっぱい味付けがしっかりとしみこんでおり,なかなかの味わい.東京下町の味覚をすっかり満喫したつくばびとでした.(2001/10/16)