●スコットランドを食べよう!
今回はスコットランドでの食生活についてお話しします.
一般的に,「イギリス料理はおいしくない」と言われているよね.って言うか,「イギリス料理」自体が存在しないんじゃないの?と思わせるほど存在が薄いよね.その中で,辛うじて「イギリス料理」と呼べそうなのが,「イングリッシュ・ブレックファスト」.紅茶・コーヒーから始まって,ヨーグルトやシリアル・フルーツなどの「スターター」,卵・ベーコン・ソーセージ・ベイクドビーンズ(大豆のトマト煮のようなもの)・焼きトマト・マッシュルームといった「メイン」にトーストが付くという,非常にボリュームのある朝食なんだ.やはり欧米の人は,朝にしっかり食べて,仕事に行くんだね.
そして今回,つくばびとが旅行したスコットランドの朝食は「スコティッシュ・ブレックファスト」と呼ばれるものだったよ.基本的には「イングリッシュ・ブレックファスト」と同じなんだけど,少し料理が違ってくるんだ.まず,羊の内臓なんかをソーセージにしたハギス(Haggis).クセはあるけど,スパイシーでおいしい.あと,ニシンを塩漬けにしてから薫製にしたキッパーズ(Kippers).香ばしくって,非常においしい!日本人はきっとみんな好きな味だと思うよ.ナイフとフォークで食べるのは大変だったけど(笑).
あと,イギリス料理で忘れてはいけないのが,フィッシュアンドチップス(Fish and Chips).タラなどのフライとフライドポテトの組み合わせ.イギリスではいろんな店で売っているんだ.つくばびとも挑戦してみたよ.かなり油っこくって胃にもたれそうだったけど,まあまあおいしかったかな.アツアツのフィッシュアンドチップスには,ビールがよく合いますよん(←やっぱり酒かい!).
歴史的な事情もあり,イギリスにはインドをはじめとするアジア系の人が多い.なので,街にはアジア系民族のレストランが非常に多い.インド料理屋,ベトナム料理屋,中華料理屋・・・.日本料理屋も何軒か見かけたなあ.今回つくばびとは,その中でも中華料理屋さんに入ってみました.中に入ってみると,結構白人系イギリス人のお客さんが多かったりする.当然アジア系のお客さんも多いんだけどね.やはり本格的中華料理というよりは,白人系イギリス人のために多少のアレンジがされているような感じかな.でも味はなかなかだったよ.他には「カレーチャーハン」なんてメニューもあったりしたけど,いったいどんな味なのかしらん.
(2002/2/17)