●夢の島を歩こう
ふと,夢の島に行きたいなあと思ったのは,つい先日のことだった.“夢の島”といっても,お酒が飲み放題である島であるとか,“夢のハワイ旅行”のことではない(笑).何のことはない,昔東京都のゴミの島として名を馳せた(馳せてない?),東京湾に浮かぶ江東区の“夢の島”である.江東清掃工場は未だ健在であるが,ゴミの埋め立て自体はお台場の南,中央防波堤あたりの島(島の名前はあるのか?)に移ってしまっているのだという.
つくばびとはまず,潮見駅に降り立った.潮見駅は京葉線で東京駅から3つ目の駅.京葉線の快速も,武蔵野線の快速も止まらない,かなり地味な駅である.当然つくばびとも初めて降り立つ駅だ.
潮見駅から東へ歩くと,そこは新砂.日本通運・福山通運の流通センターや他の会社の倉庫なんかが並んでいる.島と島とを結ぶ橋(砂潮橋)からは,水上バス※や立ち並ぶ建物なんかが見える.
明治通りを右折し,夢の島大橋を渡ってついに夢の島へ.ど〜んと大きくそびえ立つ江東清掃工場と,華やかに広がる夢の島マリーナのコントラストが絶妙!緑も多くて,まさに“夢の島”だ(←ほめすぎ)!不思議な電柱広告をみながら,つくばびとはさらに夢の島を探索する.すると絶妙のタイミングで,東京テレポート駅行きの都バスがやってくるではないか!つくばびとはさっそくこのバスに乗り込み,夢の島を後にしたのだった.
バスに乗ること,約15分.バスはりんかい線の東京テレポート駅に着いた.お台場からすぐ近くにある東京テレポート駅には,パレットタウンと呼ばれるアミューズメント施設がある.この日は土曜日だけあって,子ども連れや若いカップルなんかでにぎわっている.つくばびとのようにデジカメ持ってうろついているヤツなぞ,どこにもいない(←当たり前だ).周囲の人間から白い目で見られながら,性懲りもなく写真を撮りまくり,りんかい線に乗って逃げるように帰ったつくばびとでした.(2001/10/22)
※東京都の後藤さんより,「江東水上バスは1998年に既に廃止されており,夢の島の水上バス乗り場は使われていない」というご指摘をいただきました.写真の水上バスは,「東京水辺ラインの葛西レインボーブリッジ周遊コース」であるそうです.後藤さん,本当にありがとうございました!(2001/12/3:追記)