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ポトチャリポラパ/コミック/2003年
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2003年/9月
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2003年/9月/30日
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「For-get-me-not フォゲットミーナット」1巻 鶴田謙二(講談社)

・ううう。買わないでおこうと思っていたのに、買ってしまった。

・だって、「1巻」で未完なのに、2巻が出る予定もそもそも執筆してるのかすらわからない状態だもん。こんなの2巻とか、完結したアカツキにゃあ、完全版とかいって合本が出るに決まってるじゃんよ。そうなってから買っても遅くはないんだよ。
・でも、買ってしまったの。とほほほ。

・ヴェネチアを舞台として、世襲制の怪盗(男)と探偵(女)の対決っぽい話。

・鶴田氏はそのゆったりしたテンポでのストーリー展開で、ノホホンとしてて、進んだのか進まないのかよくわからん、マッタリとした展開が信条である故に、あまり、キンキンとストーリーを追うのもなんかちがうような気がするのです。

・本作大幅加筆修正ってことですが、加筆部は案外と荒れてる感じで、わかるんですよ。そういや、おれはすべての話しに目を通してるんだしねえ。

・このマッタリとした進んだのか進まないのかよくわからない流れを楽しんでみるのが吉ですね。マリエルおっぱいでけえ!でもいいですし。

・しかし、2巻って出す気あるんでしょうかね?作者も編集も。
(21:17:20)

2003年/9月/28日
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「まる秘女捜査官 凍子」4巻 阿宮美亜&天沢彰(芳文社)

・人気あるんでしょうか。4巻目。しかも、かなりハイペースではあります。

・相変わらずアメリカ帰りのプロファイラー凍子(とうこ)が大活躍する刑事アクションです。
・そして、Vシネマ的なチープさにもますます磨きがかかってきました。最初の元金庫破りのエピソードなんか、「はぐれ刑事純情派」的です。テレビドラマくらいのチープさですよ。
・あとの2つ、アメリカから凍子を追って、脱獄してきた殺人鬼や、ホラー作家編も、ほどよい「安さ」で安心して読んでいられる。

・全然ホメてないですね。でも、世の中にはこういうマンガも必要ということなんですよ。
・たとえば、商店街の定食屋なんかにおいてあったら、すいすいと読むような本。そんな感じです。買うほどじゃないし、マンガ喫茶なんかでもわざわざ手にとる必要はないとは思います。
・でも、定食屋で片手にハシを持ちながら読むとすると、かなりトクした気持ちにはなれます。とかいって、エグイ殺人シーンが多いので食い物屋にはむいてませんね。今回は女の指を生きたまま食べるなんてシーンがありますね。から揚げ定食や、骨付きカルビの注文が減りそうです。

・阿宮氏のプロとしての微妙な手の抜き方も、生来のものかもしれませんが、もうひとつ、動いてみえない身体描写(デッサンはあってると思うけど)も、味わいです。
(14:47:59)

「バジリスク」2巻 せがわまさき&山田風太郎(講談社)

・山田風太郎原作の「甲賀忍法帖」のコミカライズも2巻目。人気あるみたいです。こないだ、掲載誌の表紙でした。

・伊賀と甲賀の忍術対決という、全編バトルの嵐な内容ですが、このテンポの早さは、かなり原作に忠実なんじゃないかと思われますよ。次から次へと息つく間もなく戦い戦い。
・これがまた「キン肉マン」より、すごい超人ばかりでね、ちょっと視点を変えるとフリークス大会なんだけどさ。

・2巻では、息を吐くことで「カマイタチ」を作り出す男、舌をまるめて粘着性の唾液を鉄砲のように飛ばすもの、全身の体毛を自在に操る男、土塀に潜り込む。泥に写した死体の顔に化けることができる。
・で、それぞれ、その術を活かして戦ったり、それを上回って破れたりと、そこいらのアイディアの奇想天外さは21世紀になっても色あせてませんね。

・全身の皮膚から血液を吸い取るヒル女は、全身の体毛を自在に操れる男によって肌を密着することが出来ずに果てる。

・せがわ氏もかなりの敬意を払い、原作の味を損なわないように丁寧に、かつ、CGを駆使して美麗に仕上げておられます。ヒル女はエッチな身体でしたよ。

・駕籠真太郎氏あたりに、山田風太郎氏の原作であった、夫婦でサイコロに変身して(非常に細かい描写があった)占いをして旅をしてるやつを描いてもらいたいなあ。
(15:04:47)

「伊勢佐木真剣卓球師外伝 ラバーズ7」1巻 犬上すくね(小学館)

・かなり、リキが入ってますね。小学館で描くってのが効いてるんでしょうか。犬上すくね氏の最新長編1巻目。

・元ヤクザ、でも、ヤクザ稼業も不況のあおりで、代替わりの際に、コンビニとカラオケボックスと卓球場の入った雑居ビルを経営してる若社長。
・社長のクセとして、元卓球部員ってのもあり、ここいら界隈のモメゴトはすべて卓球で勝負をつける。作中のセリフを借りるなら「ピンポン or DIE」だ。

・ある日、女子高生がコンビニで万引きの嫌疑をかけられました。そしてはじまるラブコメと。

・キャラの立ち方がこれまでの犬上作品に比べると非常にキッチュ。わかりやすい。ヤクザの後継で、コンビニ経営者、無口な美少女、美人のオカマバーのママ、肉奴隷1号などなど。

・キーポイントは無口な美少女ですね。頑な系とでもいいましょうか。こういうのって惹かれますよね。ミステリアスなところがアレというか。はじめて犬上女性キャラで「萌え」を感じました。

・でも、その美少女に若社長は翻弄されすぎとちがうか?1話目と後半だと、キャラが変わってる。女子高生が「肉奴隷」と発しただけであんなにうろたえるのは、女性経験の乏しい男子高校生までだろ? これは違和感。違和感よりもっと拒絶反応という感じまであった。もうちょっとクールにしててほしかったなあって。
・って、逆にいうとそこまで感情移入しているということで、マンマとハマっているってことなんですけどね。

・小学館なのに、相変わらずサブタイトルでは、名曲、名作なんかのを頂くってスタイルでエライなあと思いました。今回もありました。「犬上作品元ネタ早見表」参照のこと。

・上記リンクにないのだと、「 月は無慈悲な夜の女王」なんてSF小説のもありましたね。

「ん。なかなかおもしろかったよ」

・と、奥さんも珍しくホメてましたよ。「鋼の魔術師」以来ですね。
(15:34:48)

「HEAVEイレブン」2巻 大和田秀樹(秋田書店)

・おばかサッカーマンガも2巻目。
・ということで、2巻目は「道覇の悲劇」再来とばかりに道覇神社での仏渡棒留大祭(ふっとぼーるたいさい)がはじまりました。まあ、サッカーの試合してたんですよ。1巻分まるまるサッカーの試合。
・見開きで、シュート空振りとかの力技が炸裂です。

・キャラでは服部くんがすばらしいですね。

・あと、主人公のバカ(作中では「ヴァカ」)っぷりもいい。

「おめーオフサイドって知ってるか?」
「と 東京で流行ってる甘いお菓子だろ!!?」

・このやりとりが妙にツボでした。

・あと、単行本オマケの「ちょっとこわい話」というエッセイマンガは本当にこわい話だったなあ。

・楽しいです。理屈ぬきってやつ。
(15:55:41)

2003年/9月/25日
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「タヌプリちゃん」1巻 そうま竜也(茜新社)

・そうま竜也の成年コミックってのがとにもかくにも決め手だったのです。
・実は、そんなに知りません。でも、「ネコた〜ぼ16v 1」や「それいけ!!ちゃんぽん」なんかでは萌えた記憶が鮮明に残ってます。とくに「ネコた〜ぼ」の絵はかなりド真ん中にヒットしました。その作者による成年コミックっていうと、そりゃあ期待するじゃないですか。

・ということで、表紙の絵柄にちょっと違和感を覚えつつもいそいそと読み出したら、これがかなりヒットだったのですよ。

・山の管理をする、タヌキのちえさん。タヌキといっても、ケモノのそれではなく、どちらかというと妖怪のタグイになるんですね。耳とシッポ(これはタヌキとしてのアイデンティティだそうです)をつけて、レストランのウエイトレスの格好をしてます。

・で、山に入る人を案内したり、思いつめた人が自殺するのではないかと止めに追いかけたりするんですよ。で、レイプされると。そう、ちえさんは作品内を通じてレイプされてます。1回目は自分の作った泥人形に。2回目はそういうプレイの人に同好の士かと思われて、3回目は妖怪に。

・白眉は、通販で取り寄せたバニーガールの服を着ようと四苦八苦してるところですね。え?ってほどページを割いている。これがちえさん、ちょいと太目なんですね。で、ピチピチの服をムリヤリ押し込んでるんですよ。

「いいんだっ タヌキのおなかはポンポコポンなんだっ」

・って、いうのがもうすばらしくヒットです。しみじみ、女性の「セーフ」と男性の「セーフ」はちがうなあと思いますよ。

・と、これから以降、妖怪に陵辱されるんですけどね。

・そして、そうま氏の味とでもいうんでしょうか? かなりシャレにならない状況にいながらもノホホンとした女性キャラが救うってパターン。上記の「ネコた〜ぼ」も「ちゃんぽん」そういう感じでした。まあ、本作がイチバンシャレになってませんけどね。毎エピソード、レイプされてますし。

・後半に登場する土蜂というエグイエグイ妖怪(人間タイプですが、チンポがエグイ)に、半殺しみたいな感じでレイプされても、なーんか、ほのぼのとしたものがあるんですよね。次の回で、療養してるときも「プレステ2があれば元気になるのになあ〜」ってプレステで遊んでて、同居してるジジイ(これは人間かな)に説教されたり。

・その後、登場するタヌキの咲江さん(ちえさんの代打なのかな)も土蜂に処女を奪われたりするんですよね。と、考えてみれば全編レイプマンガなんですけど、ちえさんのキャラや、やわらかい線、デフォルメ、全体的に漂うノンキなムードなど、救いが、たくさん用意されてて、全体的にノホホンとしてるんですね。これがすばらしい。「なにがすばらしい?」とか思われそうですけどね。

・しかし、あれだね、マンガ家っておっさんになると、枯れて乾いた女性描写になるか、肉感的にねちっこくなるかの2通りに分かれる感じがするんだけど、そうま氏は後者ですね。
・そう、これまでの説明だと、ほのぼのエロって思ったでしょ? ちがうんですよ、かなり「実用性」も高かったりするんですよね。実用性ありながらもノホホンとした雰囲気が漂ってるのがスゴイってことなんですねえ。

オススメ
(18:42:52)

「犬夜叉」32巻 高橋留美子(小学館)

・ひいきの球団が優勝してノリにのってる高橋さんですね。
・一応、話のほうもクライマックスに相応しい展開になってるような気がするんですけどね。
・あの世とこの世の境の場所に奈落と犬夜叉ご一行に、ワキキャラも全員集合してるしな。
・普通ならこのあと3〜4巻で大団円になるんだけどねえ。
(18:48:42)

「難波鉦異本」1巻 もりもと崇(少年画報社)

・大阪の遊郭を舞台にした「難波鉦」をベースにしたマンガですね。
・考えてみれば大阪にも遊郭はありますわなあ。こういうのってそれだけで新鮮ですよね。江戸時代の京都を舞台にした活劇マンガ「公家侍秘録/高瀬理恵」なんてのもありますね。

・ということで、全編大阪弁の遊郭マンガです。

・和泉という型破りな遊女のそばについてる禿(かむろって読む。従者みたいなもん)の視点でドタバタした毎日を描くと。

・「精緻な考証と、知識を、大胆にアレンジした絵柄で、ダイナミックに魅せる」って、オビに使えそうじゃん?こんな感じですよ。ただ、アレンジが昔の少女マンガのギャグみたいなノリだよなあ。なつかしいような、いまどき?ってなるっていうか。

・ただ、そういうのの下にある、しっかりとしたストーリーはすばらしいですね。遊女の金をトカゲ(って、イグアナなんかな)で払った話なんか好きだなあ。ときおりはさまれる濡れ場もいいアクセントになる。普通逆って気もするけどね。

・この手は杉浦 日向子ってとんでもない先達がいますからねえ、非チャンバラ時代マンガっての。でも、おもしろかったです。

・あ、そうそう「なんばどらいほん」と読みます。
(19:36:40)

2003年/9月/23日
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「ラブロマ」1巻 とよ田みのる(講談社)

・もう今となっては知らない人も多いでしょうから、親切なおれとしては説明しておく。
・「モーニング」って雑誌ありますわな? 「バガボンド」とか「島耕作」とか載ってるやつよ。
・「アフタヌーン」って雑誌ありますわな? 「ああっ女神様」とか「無限の住人」とか載ってるやつよ。
・あと、「イブニング」って雑誌ありますわな? 「島耕作」とか「サトラレ」とか載ってるやつ。
・現在だと、「モーニング」の2軍が「イブニング」みたいになってますけど、もともと「アフタヌーン」が「イブニング」の役割だったんですよ。ぶっちゃけ、「ああっ女神様」1本で、「アフタヌーン」がああいうふうになったんですよね。
・ということで、近くて遠い間柄ではあるのですが、血縁ということで、おれが創刊時から1号除いて(日本にいなかったから)、せっせと毎週買っている(最初隔週だったんだよ)「モーニング」にも、「アフタヌーン」の広告は載っているんですよ。今となっては、おれと同じで、共通読者ってのは少ないと思うのですけどね。おれは「アフタヌーン」は挫折しました。

・で、やっと本題に向かうのですが、そういうことで、本作「ラブロマ」は「モーニング」に予告とか載っていたし、初見で、ビビビとくるものがありましたのよ。

・そうしたら大ビンゴ! 読了までに何回「いいなあ」とつぶやいてたことか。おれの場合、ちょっと危ない人ですけど、実際に声に出してつぶやく場合もあります。本作はその実際に声に出してつぶやいたバージョンでしたよ。肉声として発してしまうほど「いいなあ」なんですね。

・1p目1コマ目に星野くんが根岸さんに告白してはじまるラブコメです。これほどこの4文字が似合う作品もないんじゃないか。ラブコメ。本当にラブでコメなんですね、この純度の高さにまず驚く。あえて、無粋な補足をするなら、学園ラブコメとなるか。

・感情をあらわにする根岸さんにホレ、「正直魂」に火がついた星野くんが、なんでも話す男になってしまい、あとハチャメチャと。
・なんつーかなー、ウソもかけひきも思惑もたくらみもない、かなり純度の高いラブコメなんですよ。これがサイコーにすばらしい。

「根岸さんに嘘は絶対つきません」


・ただ、こういうキャラだと、展開が難しいでしょうねえ。しかも、ヘンにいじれないほど、キャラや世界が強固だからなあ。そういう意味では2巻以降が正念場かもしれません。

・でも、文句なしにオススメ

・あ、文句あったわ。オビのCLAMPだか。おれが、とよ田みのる氏だったら、「あんな、オタクくさい人にホメてもらってもしょうがないんで、オビのコメントいりません。低レベルが伝染るじゃないですか」って断るところですが、残念ながら、おれは、とよ田みのる氏じゃないし、CLAMP氏も大好きですからねえ。ほら、「源氏」だっけ?あれなんか好きだったなあ。
(18:04:47)

「樹海少年ZOO1」9巻 漫$画太郎&ピエール瀧(秋田書店)

・うわ、サイテーな最終巻。おそろしきは漫$画太郎。9巻も続けた最長記録マンガをサイテーのまま終わらせやがった。また、鳥山明〜コロコロな、絵柄に変化させて、その上に、このラストなんだもんなあ。

・ていうか、スーパーキノコ食えばよかったんじゃないかい?

・いや、すばらしかったです。これまでの蓄積が9巻でバクハツしたのかと思うと、全然アリですけど、これ、雑誌で読んでて、はじめて漫画太郎氏の作品に触れた人はなんて思ったのだろう?
(19:31:16)

2003年/9月/21日
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「妹は思春期」3巻 氏家ト全(講談社)

・下ネタほがらか4コマも3巻です。
・基本は下ネタ大好きな妹に翻弄される兄というものですが、3巻では、保健室の先生と、妹の昔の幼馴染がかなり出張ってまして、ほぼ、別の世界を繰り広げてました。ありもののキャラじゃまかなえなくなった感じですね。

・最大の特徴はエロくないことですね。ネタも絵も、意図的に進化を避けたような感じで、同じ場所をキープしてます。

・ネタはたまーに、オヤジギャグ?ってのもありますが、下ネタをいうキャラがサマザマなコトガラをエロ方面にからめて、ギャフンというので大安定。

・個人的には、給食時間に、女子同士で胸の話とかしたら、男子が静かになるってネタがいいなあと思いました。たしかに、女子が能動的に下ネタを喋りはじめると男子としては黙る以外のことはできませんでしたからねええ。

・ちなみに、幼稚園編のは、おれはあまり好きじゃないです。なぜかよくわかりませんが。
(16:37:42)

「まにいロード」1−3巻 栗橋伸祐(メディアワークス)

・秋葉原の小さい電器屋の3姉妹の家に、ひょんなことから男が転がり込む。そいで、その電器屋をオタクショップにして切り盛りする話。全3巻。

・3姉妹は、おっとり癒し系の長女、オタクに興味のないボーイッシュな次女、ロリロリで格ゲー好きな3女という構成。

・ライバルの大オタクショップの御曹司、次女の同級生で、一見地味(メガネ&ロングヘア)だけど実はイケイケコスプレイヤーなど、ワキもうまくまとめてる。

・で、話もときおり、ウンチク、ギャグ、などを取り混ぜ、3巻飽きずに読ませる。

・1巻での白眉は、コスプレ対決ですか。長女が、キャラになりきるためにその自慢の髪をバッサリ。

・2巻ではコミケ。あと、別のライバル店の露骨なつぶし作戦なんてのが印象的。あー、あと、ボードゲームのガンダムウォーSLGネタが懐かしかったなあ。あと、TRPGやらMMORPGネタもある、盛りだくさんな巻。

・で、最終巻は、主人公の妹登場、UFOキャッチャー攻略編などがあり、ラストへと盛り上がっていく。

・もっと、読みたかったような、ちょうどいいバランスのような。

・ラストコマの告知コーナーみたいのと、コミック描き下ろしのエッセイもいい味でした。

・そうそう、絵も、ちゃんと「萌える」ものでしたよ。
(16:58:36)

「わんるーむ」3巻 三ツ森あきら(講談社)

・あらまおどろき最終巻。おもしろかったのにねえ。
・同棲ラブコメギャグ。

・打ち切りだったみたいで、ヤケクソの展開がすばらしかったね。
・いきなり、同棲相手の彼女がガンで余命いくばくもなくなり、主人公が悩み苦しんでいると、財宝の地図を記した刺青の女が登場する。宝の中にはガンの特効薬もあるということで、その女と宝捜しに出かける。
・そして、苦い苦いラスト。どうして、いきなりこうなるんかな? 作者に心境の変化を尋ねたくなるほどだ。

・それ以外じゃ、カニ夫が印象的だったなあ。

・と、3巻だったけど、ぼくはこの作品のことは忘れないよ。
(17:16:37)

「魁!!クロマティ高校」7巻 野中英次(講談社)

・TVアニメ化で、PS2でゲーム化で、グッズ化と、こんな売れていいのか?ってくらい売れていますね。
・7巻は悲願熱涙編です。相変わらず、いい意味で、デタラメでその場しのぎで、なにも考えてない感が濃厚です。1巻からそのスタンスは守られてますし、みんなが期待してる今となってもそのまま。こういうのは、実は逆に非常に難しくて高度なんじゃないかと思ったりします。まあ、その裏の裏で、ラクなのかもしれませんが、プレッシャーかかって、中途半端なウケ狙いに走ったりしますよね。そのために軸線がブレたりしておもしろくなくなるってことはありがちなことですよ。

・ところが、本作品は最初から軸線がブレブレですからね。だから、ずっとブレ続けなければならないという。

・7巻初として前田の母以外の女性キャラ初登場ですね。想像だけですけど。

・「ゴリラの寿司」編など、主要キャラがまったく登場しないのを延々続けたり、人気あるみたいなメカ沢が登場するなり踏みつけられてそのままとか、相変わらずの無計算ぶりにはアタマが下がります。

・7巻のおれ的ヒットは、高橋さんに聞く編ですかね。こういう延々堂々巡りするネタが目立った巻でした。
(17:30:57)

「サムライダー」1巻 すぎむらしんいち(講談社)

・おお、これは新刊だったのですね。存在は発売当初にに確認してたんですけど、もうひとつ踏ん切りがつかなくてねえ。
・もともと、氏のデビュー作であり、出世作である「サムライダー」(前のね)があまり好きじゃないからかもしれない。
・もう、なんで嫌ってたのかも忘れたけど、とにかく、おれがすぎむら氏を見直したのが、短編集「ALL NUDE」収録の「タクシードライバー」からで、コミックを出るなり買うようになったのは、「ホテルカリフォルニア」からだった。
・だから、前作はほぼ知らないんですよね。

・そいで、本作は前作の続編になっているんだわ。
・舞台は20**年、アメリカの州のひとつになった日本。もう、腐りまくってる状態。街には米兵があふれかえり、都庁はカジノとラブホが入ってる雑居ビルになってるような感じ(東京は全体が風俗特区になってる)。

・そこにサムライダーがあらわれる。ワガモノ顔でのさばってる暴走族の首を次々に切って回る。そして、インネン深かった(らしい)、かつてのメンバーが集結する。

・ということで、前作知らないからおもしろさも半減状態なんです。
・さいわい復刻されるみたいだから、それを買うか、そろいでブックオフとかでそろえて読んでみようかなとも思ったり。

・だから、現状じゃなんともいえないんですね。端々にリアルが漂ってる背景や小物はすばらしいんですけどね。
(19:26:46)

2003年/9月/18日
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「全日本妹選手権」5巻 堂高しげる(講談社)

・なんだか5巻です。売れてるのでしょうか?よくわかりませんが。

・毎巻増えるニューキャラということで、今回はホラー好きな双子の姉妹と、女装する美少年の登場ですね。

・実はわれながらどういう心境の変化かわからんが、すげえ楽しかったです。この5巻がまた特別楽しく感じられました。
・いつもと同じ濃い目で古めのオタクネタ。実況中継に、合作マンガと、お約束の嵐なのに、それぞれがおもしろかったなあ。別に新キャラ、そんな気に入ってるワケでもないんだけどねえ。
・不思議ではあります。

・しかし、いい意味でも悪い意味でも絵に変化のない人です。
(21:42)

「ドリームゴード」1巻 中西達郎(マッグガーデン)

・秘宝があるらしいということで栄えた街、暗黒シティ。そして、秘宝を探す権利があるのは、選ばれた250人。秘宝の名は「ドリームゴード」。

・ということで、主人公は女性のパートナーとともに、250人の中に入るためのテストに参加。無事に獲得。そしてはじまる冒険。

・最大の特徴はオビにあるように「スーパースタイリッシュアクション」ですね。非常にスタイリッシュです。とくに、「語り部」である女性がいい味です。彼女は「いいのか?」ってほどネタバラシをします。それが「物語」ということを非常に意識させます。これは実はかなりの禁じ手であるんですよね。物語に対して、「物語」と強調することは、物語と読者の間にワンクッション置くことになりますからね。でも、あえてそれをやってのける。まあ、「世にも奇妙な物語」のタモさん、「ヒッチコック劇場」のヒッチコック。マンガでいえば、「西遊妖猿伝/諸星大二郎」とか。ああいう感じですよ。

・そして、練りこまれた内容。謎解き、アクション、映画「スティング」ばりのコンゲーム、全体をひっぱる謎、それが見え隠れするサマもいい。とにかく、構成やストーリーの妙は「スタイリッシュ」としかいいようがありません。「ほーっ」ってなる感じ。

・ただ、

・ただね、絵がね。まず、キャラ見失いは序の口で、若い男女はともかく、それ以外はヒドイね。ぶっちゃけヒドイ。正直ヒドイ。なんつーか、アシスタントがはじめて描かせてもらった群集シーンみたいな感じ。

・いや、背景はスゴイよ。本当スゴイ。でも、それがさらに「アシスタント感」を醸し出したり。

・だから、すげえ惜しいなあと思いました。
・そいで、ここまで書いたあとこんなこといってもうそ臭いと思いますが、2巻楽しみです。ちなみに、2巻の半分くらいのあらすじは、その「語り部」が1巻の終わりに語ってました。
(22:34)

2003年/9月/16日
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「鋼の錬金術師」1巻 荒川弘(スクウエアエニックス)

・TVアニメになり、ゲーム化にもなるという理由で買ってみました。なんとなく、「ONE PEACE」と「金色のガッシュ!」みたいなノリに近い。

・錬金術師のエルリック兄弟は、国家錬金術師、「鋼の錬金術師」(まあ、兄のほうか)だ。
・病死した母親を錬金術で蘇らせようとしたが、失敗し、兄は右腕右足、弟にいたっては全身を「飲み込まれた」。弟はそのために兄によって、鎧に魂を刻印してもらっている。兄は右手右足が義手(といっても機械により普通に「戦える」)になる。だから、彼らは「元通り」になるために必要な「賢者の石」を求めて旅を続けている。そして、冒険と。

・これがさ、1巻としてのデキは100点に近いものがあるね。1巻には、4話、3つのエピソードが入っているのだけど、すべてがつまっているし、主要な人物、設定、舞台など、ほぼすべて出揃っている。出し惜しみせずにフルスロットルで紹介してる。

・ほら、今のって、ムダにスケールがでかかったり、ムダにキャラが多かったり、それでいて、「謎」だらけ。あげくに打ち切りなんてゴミみたいな作品が多いじゃん?そういう出来損ないに対する強烈なカウンターパンチになっているのがまず痛快だわ。

・「物語」がなにより「強い」んだね。ほれ、よく打ち切りになったマンガのあとがきで「もっといろいろな設定があったんですよー」みたいな泣き言が書いてあったりするじゃん? まあ、「運」ってのもあるけど、それは基本的に作者の力量不足によるものか、前記のムダにスケールを大きくした、背伸びしたものだったのですね。

・彼らの数奇な運命と「目的」は最初のエピソードで語られている。そして戦うべき敵も登場する。
・つづいては、主人公の「戦い方」や性格を語られる。いきなり「戦闘」がないんだね。つまり、バトルバトルで日が暮れるって展開じゃないってことだ。
・そして一転して、移動する列車内でのテロリスト殲滅。重要人物「焔の錬金術師」・ムスタング大佐登場。という鮮やかな「引き」で1巻終了ですよ。

・これを書いてる時点での最新刊である5巻まで読んでいるのだけど、この1巻のバランスはサイコーにいい。そして、ここでのエピソードが後の巻にもちゃんとつながっている。これで、主人公2人に関してはバッチリ感情移入ですよ。

・こら、人気出るわけだわ。「ONEPEACE」も「金色のガッシュ!」も、いや、過去の名作すべてとタメをはれるような1巻だと思う。

オススメ
(18:09:35)

「鋼の錬金術師」2巻 荒川弘(スクウエアエニックス)

・で、2巻。いきなり、ボディブロウ炸裂する。かなーり重い、エピソード「錬金術師の苦悩」から幕が上がる。
・そして、苦い出来事のあと、彼らの「立場」というのを思い知らされる。
・彼らは国家錬金術師として、数々の特権と多額の報酬を得ているが、その実、一旦、戦争がはじまれば、「人間兵器」として戦場におもむく運命だったのだ。

・つづいて、2巻では何人かの重要人物が登場する。顔に傷を持つイシュヴァールの男・スカーと、謎の3人組のボスみたいなやつ。
・そのスカーにエルリック兄弟が襲われる。彼は錬金術師を殺してまわってる。そして、圧倒的な強さで、兄の義手も弟の鎧も砕けてしまう。
・かけつけた軍によって、どちらも間一髪に救われることになる。

・だから、「整備士」のいる故郷に帰る。と、話がみんな流動的にうまくつながっているんだよねえ、このへんのなめらかなつながり具合がまたすばらしい。
・AがBでCになってDで…と、すべてが1本の話としてきっちりつながってる。そして、「大きな物語」もピッタリとそばに沿うように存在してる。謎といったらそれくらいだよな。

・随所に入る細かいギャグも、吉田聡あたりからの流れの末裔という感じがしておれ好みだなあ。

・とりあえず、2巻まで買って読むとええがな。それで決めておくれやす。
(18:29:27)

「鋼の錬金術師」3巻 荒川弘(スクウエアエニックス)

・3巻は全体が今後の仕込み巻とはいえるわな。
・エルリック兄弟故郷に帰る。途中で出会った人に「賢者の石」のヒントをもらい探る。そして、忍び込んだ研究所で、ついに悪役との対峙。

・それらを持たせる力ってのは、けっこう大事ですよ。でも、ミゴトに描ききった感じ。

・ちなみに、カバー裏の表紙やら、おまけページにも異様に力が入ってますよ。

・ついでだから、弱点らしきことも言及しておこうかな。
・この作品は、「色気のあるキャラがいない」のが弱点。
・これは、そのものズバリ、エロいキャラでもいいけど、そういうのも包括した、もっと大きい意味での「色気」。あえていえばムスタング大佐かもしれないけど、それでも足りない。

・少年誌でも色気ってのは必要ではあると思うんだよね。「コロッケ!」のコロッケは色気があると思うし、「ドラえもん」のしずかちゃんとか、手塚治虫の描く女性はどれもこれもエロいし。そういうの。女性キャラは何人かいるけど、あまり色気があるとは思えないんだなあ。
・だからといって、魅力がないってワケでもないんだけどさ。そこらへん「あえて」って感じで。
(18:42:05)

「鋼の錬金術師」4巻 荒川弘(スクウエアエニックス)

・これがまた激重になる4巻。偶数巻は重い巻ってオキテでもあるのか?

・なぜか悪モンに助けられる兄。そして、自分の存在に疑問を持つ弟。また調子のわるくなった義手の修理に故郷からくる幼馴染の女性。まあ、ここいらはええわい。

・どうししてヒューズ中佐を殺すんだああ。と。娘の葬式のセリフで不覚にも泣いてしまうわたし。

・そして、そのあとのムスタング大佐がしびれるほどかっこいいんだ。

・と、兄弟あまり活躍しない4巻ではありましたとさ。
(18:48:50)

「鋼の錬金術師」5巻 荒川弘(スクウエアエニックス)

・5巻目。ちょっと5巻目から様子がちがってきたな。まあ、最初から仕込んでいたことかもしれないけど、エルリック兄弟の回想編がはじまる。
・でも、この作者、最初から最後までにネームを切ってから物語をすすめているんじゃないかと思うほど、話がみんな連結しており、ミゴトな構成であるとは思いますね。
・この回想にしても、「物語を早送りする」という目的があるような気がする。とりあえず、4巻までかかった、お膳立てから、また1段階進むにあたってのインターミッション的でもあるからなあ。

・悪モンの計画、ムスタングが中央軍部に栄転、スカーはスラムで療養って感じだし。ここは、ビデオでいうところのクイックサーチして飛ばしてもいいかなってところ。

・ということで、奥さんも一気に5巻まで読んでおもしろい!とおっしゃってましたので、わりかし多くの人におもしろがってもらえると思いますが、肝心かなめのお子様たちにはどう映るんでしょうね。意外とバトルシーンが少ないですしね。

・良質の物語をタンノウできますよ。
(19:07:07)

2003年/9月/12日
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「とびだせ漂流家族」小坂俊史(竹書房)

・4コマ王子の最新刊。めずらしく単巻モノ。ってことは人気なかったのかしら?
・たしかに、ちょっと王子にしちゃ、ちょっと毛色がちがうんだよね。

・ムラッ気があり、行き当たりばったりの性格のオヤジと長女、事態をなんでも受け入れるおっとりした母に、それらを統括してツッコんでる長男の4人家族が「仕事に飽きたから引越し」「事業に失敗したから夜逃げ」「借金取りに追われるから引越し」と日本中を飛び回る話ですね。

・これが、いつもの王子のパターンで繰り広げられてますが、少々悪どい彼らはちょっと目立ってみえるんですよ。ドギツイというかな。

・借金取りに囲まれて家で雪隠詰になる話とか(オチは借金取りの見張りがゆるんだとき、長女だけ脱出)

・格安で決めた貸家が幽霊の巣だったり(オチは霊媒師が火事をおこして引越し)

・山間の村の小学校に用務員として一家で住み込んだり(長男がたまにはちゃんと学校通いたいっていったため)

・と、毎回なにが出るかわからないという点では、王子の代表作「ひがわり娘」をホーフツとさせますが、なにぶん、「ほのぼの」がやっぱり薄い分、やさぐれ感があってどうにも。

・これ、よく考えたら、ちゃんと終わった王子の作品ってはじめてなんだけど、ラストにいたる展開がまたいいんですよ。ちょっとしたほのぼのストーリーになってて、これ、テレビ朝日あたりで連続ドラマにできそうですよ。テレビ朝日ってあたりがリアルでしょ?

・カップリングに新聞勧誘人4コマがちょっとある。これもやさぐれ感が濃厚。

・やっぱり、「ほのぼの」って4コマには大事なのねえ。本作も「ほのぼの」家族ものではあるんですけどさ。
(16:33:20)

「私立彩陵高校 超能力部」1巻 石田あきら(ぺんぎん書房)

・超能力学園コメディ。
・そうきたら、エロになるのが、世の中の道理なのに、本作はあまりエロが重要じゃないという点で、画期的な作品なのかもしれない。もっとも、1人、テレポートするとき、生身の体だけしか移動させることができない女性がいるけどね。だから、移動先は裸。表紙はそれが大フューチャーされてます。オビを取ったら裸です。

・「サトラレ」と同じで、現代を基にして、超能力が社会的に認められてる世界が舞台になります。
・よって、学校には「超能力部」がある。超能力があるといっても、悪の組織と戦ったりするワケじゃなく、あくまでノホホンとヌルイ学園ギャグになっているのですよ。
・いきなり、部員数が足りなくて廃部の危機に陥ったり、超能力があるばかりに、公式スポーツにでられないという影を引きずってる元空手部少女とか。
・ということで、ぬるくていいですよ。あーほのぼのほのぼの。このぬるさを持続して欲しいものです。

・苦言。
・値段が高いよ。ぺんぎん書房のはみんな高い。同人誌が高いってのと同じ要領なの?
・あと、やや、キャラ見失い注意報。
(16:42:24)

「ギリギリズム」大見武士(少年画報社)

・ギャグエロですね。ギャグのほうが先にくるエロマンガ。たいていのはエロギャグだから、意外に希少価値かもしれない。

・タイトルどおり、ギリギリの状況下でエロというショートギャグを集めたものですね。
・雪山遭難で、身体を暖めようとエッチ。
・高速渋滞でオシッコがしたくなった彼女の顔をみたらもよおしてきてエッチ。
・イトコと。
・スイミングプールのインストラクターの股間がすごかったので。
・接待ゴルフの取引先と
・医者と看護婦というコスプレで、チツケイレンになったり。

・そういう感じです。ギャグはベタだけど、要所の小ネタやパロディなんかのくすぐりがいいし、エロも十分、これだけでやっていけるんじゃないかってクオリティではあります。

・ということで、作者にはがんばってほしいなという意味もこめてオススメしておきます。
(16:51:13)


「鉄腕バーディー」2巻 ゆうきまさみ(小学館)

・帯コメント、吉岡美穂ってけっこう謎。吉岡美穂には難しいマンガだと思うんだけどねえ。

・ゆうきまさみプレゼンツ・ヒロイック超人アクション。
・2巻になって俄然面白くなってきたなあ。

・バーディーのアクションも豊富だし、謎が謎を呼ぶという展開も相変わらずだし、いくつかの思惑が並行して進行するといういつものゆうきパターンも健在。
・バーディーが風呂好きってのもいいアクセントになってるしねえ。ただ、ゆうき氏の描く女性は魅力的ではあるけどエロくないからな。けっこう、バーディーのヌードシーンって多いし、身体にピッタリのコスチュームであるんだけど、それはマンガ全体の魅力に、ほとんど貢献してない。

・ということで、新キャラも増えて、ますます好調の2巻だったのです。これは、長く続いてほしいなあ。前作みたいんじゃなくて。
(17:06:42)

「他人どんぶり」1巻 秦泉寺こまき(芳文社)

・なんとなく買いました。どこが決めてだったのかも忘れました。

・「丼館」というアパートの管理人さんと住人のほのぼの4コマ。
・管理人さんは古風で大食いでレトロな女性。
・あと、国語教師やら学生やらオカマ、マジシャン、マンガ家と、いろいろ。

・んー、絵が魅力ですね。丸いりんかくが特徴ですか。

・ネタが微妙なんですね。どこにポイントをおいていいのか、作者自身も決めあぐねているのか、こういう雑多なネタがあるのがイイと思ってらっしゃるのか。おれには判断できない。

・個人的には下ネタが妙に多いのが気になるところです。まったく合ってません。
・たとえば、大食いの管理人さんが、夜にオナカがすいて目覚めて、店子の1人がティッシュにマヨネーズをつけて食べて餓えをしのいでいたことを思い出して、マネをしたところ、意外に美味かったのに驚いて、ティッシュ持ったまま、「クセになるよ!」と、その店子に教えにいく。すると、店子はティッシュをもってコーフンしてる大家さんに「なにが?」とうろたえながら思う。
・こういうの。おれの説明悪いなあ。

・そういうのより、一応、オビにも書いてある売り、レトロを強調したらどうかなーって。テレビをみてたら好きな曲がかかってたので、大家さん、いきなり、ラジカセ抱えて、「だまってて」といってテレビのそばで録音したり。こういうネタが意外に少ないんですよね。

・ただ、食べてる管理人さんはかわいいなあと思いました。
(17:26:03)

「元祖!浦安鉄筋家族」4巻 浜岡賢次(秋田書店)

・あー、春巻復活したんだね。春巻担当の1年生はもう地上最大の学級崩壊だったので、テコ入れに小鉄らのナナコ先生と交代。春巻のダメっぷりにも磨きがかかってましたね。あかねがほとんど担任をやるというパターン。

・個人的には新キャラの浦安市市長が味わいありましたねえ。
・あと、巻末のエッセイマンガのいいかげんっぷりもステキ。イキナリ冒頭で「単行本のおまけページ作業が大嫌いです」と告白してるところなどとてもステキ。

・と、正直、ちょっとおもしろくなってきました。4巻買うの遅れたのは、買うかどうしようか悩んでいたからでしたが、買って正解でしたね。
(17:52:15)

「プロキシマ1.3」粟岳高弘(FOX出版)

・ひさびさの成年コミックですよ、奥さん。
・少女とSFといったオモムキでしょうか。かなりSFです。そして少女です。成年コミックです。

・こういうSFなんかの付加要素があると、より、作者のダイレクトなエロというものがみえてくるような気がしますねえ。SFやってエロもやってだから、「これ!」ってのがやっぱり前面にきてしまうんですかね。
・作者の場合、露出プレイと胸描写ですか。それにかなりアレみたいです。たいていの少女は屋外で裸にされ、歩かされてます。

・SFのほうは、世界は1人の少女のラクガキによって支配されてる「らくがき」シリーズ。
・宇宙人と魔法少女の学園もの「殲滅の魔女」シリーズ。
・なんか、よくわからんけど、宇宙人がいる世界で、いくつか。
・で、最初の長編連載「隣星1.3パーセク」

・少女がカギを握ってて、スケールがでかいって感じの話が多いですね。わりとのびのび好きに描いておられてて、読んでいて気持がよろしいです。
・シンプルな人間描写はいい味がありまして、えもいわれぬエロさを醸し出してますね。いい意味でなにを考えてるかわからない表情がいいです。
「恥ずかしいけど…ま、いっかぁ」って屋外露出。そんな感じがして。
(18:20:59)

2003年/9月/7日
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「ヒカルの碁」23巻 ほったゆみ&小畑健(集英社)

・あっしはよくわからないんですが、最終巻なんですね。
・いかにも唐突に終わった感が否めないんですよ。
・でも、よくよく考えてみれば、これ以上の展開ってのは望めないのかもしれませんね。
・この先、世界の強豪とヒカルが戦う?ってのもリアリティが信条の本作らしくないし、いまさら塔矢親子と戦うってのも不自然。なんせ、アキラとは四六時中いっしょにいて碁を打ってるんだし。

・だから、なにげに「**編」としてよみがえるのかもしれない。っても、それは苦し紛れ感がまた強いでございますよね。大人のヒカルやアキラはそもそも萌えないでしょ。

・一番のネックは「戦闘」シーンだったんでしょうかね。なにがスゴイのかは最後までわかりませんでしたし。まあ、だから、戦闘でのバリエーションが出しにくかったと。それが欠点というワケでもないんですけど、弱点ではありつづけましたね。

・でも、最後まで佐為を画面に登場させなかったのは、かなりストイックではあるけどミゴトだなと思いました。それで引っ張り続けたんだから。

・ほった氏と、小畑氏の、次回作をおれは買うだろうか? 微妙ではあります。
(11:09)

「ナッちゃん」10巻 たなかじゅん(集英社)

・新キャラで「さっちゃん」登場。前巻からいたけどさ。木工所ではたらくさっちゃん。ナッちゃんとさっちゃんですよ。黒髪でちょっと大人。ナッちゃんより気が強くてケンカっ早い。

・だから、ナッちゃんとさっちゃんとエリカの3人登場の禅寺編がやっぱりよかったですわ。あまり、さっちゃんもエリカも登場しないんだもんな。
・カバー裏にも「若い女性は描きにくい」みたいなこと描かれてるし。

・そいでまた例の巻末エッセイでは、1話完結タイプの苦しさを切々と。たしかに毎回1ネタはひねり出して、なおかつ話に組み込まないといけないからな。
・でも、おれは1話完結タイプが好きだし、数少ないそういうタイプで「おもしろい」1作なので、ぜひがんばってほしいところです。

・ナッちゃんは最近ウブいね。どんどん若返ってる感触。あれで25歳か? まあ、それはさっちゃんもエリカにもいえることなんだけど。
(11:26)

「20世紀少年」14巻 浦沢直樹(小学館)

・これについては書きづらいなあ。
・「おもしろい」「おもしろくない」でいうと、「おもしろい」にはなる。
・なんつーかな、小学館、講談社、集英社、秋田書店、他いろいろ、出版社や雑誌のカラーでどくとくのクセがあると思うんですよ。それは、マンガ家事態の偏りや、編集長や、伝統など、それぞれの複雑なからまりあいでなんともいえない独自の味が出てくる。
・で、小学館は、そういうカラーの波及効果が広くて、統一してるような気がしてしょうがないんですね。これは、おれだけの感覚なので、説明しづらいんですが、たとえば、はじめて読む作品(小学館以外でも)に「あれ、小学館臭い?」と思ったりするんですよ。そうしたら、なんかつながりがあったりとかねえ。
・たぶん、集英社にも講談社にもそういうニオイってのがあると思う。でも、おれは小学館のクセが一番目につく。たぶん、講談社は、「モーニング」などの雑誌を読んでなれてるし、集英社のはもうフォーマットとして刻み込んであるからだと。そう、考えると小学館の雑誌を定期購読した過去があまりなく、コミックを主に買ってるから起こる現象だと思うのですよ。

・で、なにがいいたいのかというと、浦沢氏はその小学館のクセの頂点だと思う。ミスター小学館。ま、本人も小学館側もちっともうれしくないだろうけどね。

・で、14巻ですか。そろそろ終われ。
(11:55)

「賭博破戒録カイジ」10巻 福本伸行(講談社)

・なんつーか、ネット上じゃ「最強伝説黒沢」ばかり、もてはやされてるような感じがしてつまらないおれだ。

・たしかに「黒沢」おもしろいよ。でも、それもこれも「カイジ」のヒットがあったこそじゃないか。

・いやまあ、「まだやってんの?」って層が多いと思うよ。あの「限定じゃんけん」ほどのギリギリの状況でもないし。ノドが渇いてくるような感じはない。でもおもしろいなと。

・1発入れば7億円のパチンコ攻略。3つの関門を1巻づつ突破して、ついに3つ目の関門となったのだけど、ここで、ちょっとひっぱってしまったね。10巻じゃ終わらなかった。

・その3つめのシカケがまた単純なんだよなあ。これがすばらしいよ。単純だからマジックが生じる。「TRICK」の仲間由紀恵さんもそうおっしゃってましたよ。

・カイジに7億は獲らせよう。そして、あのジジイと戦わせよう。そう、「銀と金」(名作)にしようじゃないか。
(13:10)

「Landreaall」2巻 おがきちか(スタジオDNA)

・おもしろいですねえ。おれが苦手な剣と魔法のファンタジーなんだけど、おれが知るかぎり、ベスト10に入るおもしろさ。いや、ほかの9つはすぐに出てこないんだけど(まあ、一番は「ナムチ/高寺彰彦」かな)。

・彼女の場合、絵の質がすべてに相乗効果を与えてるような気がする。実際問題、2500円とかの画集が発売されるようなタイプの絵じゃない。「絵で魅せる」っての、そういうのとはちがい、このキャラを、この物語を描くために必要な分の絵って感じがする。
・で、質を具体的にいうと「軽い」と思うんだね。そして、おれにとってはその軽さがいいのかもしれない。よくみると、細かく練りこんだ描写が多いんだけどね。

・で、弱点といえば、背景がないことかな。印象的な背景ってのは1巻2巻通してなかった。これに関してはおれはゴージャスならゴージャスなほどいい。背景がどのキャラよりも雄弁にその物語を語るタイプのマンガは大好物だからだ。たとえば、「甘い水/松本剛」とか。前記の「ナムチ」もそうだ。それはジャンル関係ない。

・でも、おもしろいなっと。オビの「お兄ちゃんです…」というセリフがでてくるあたりの展開はうなってしまいました。

・そして、つづきが楽しみと。未読の「エビアンワンダー」も読まないと(1巻だけ買ってあるんだけど)。
(13:22)

「フォトガラ屋 彦馬」1巻 三山のぼる&荘野睦(リイド社)

・日本最初のプロカメラマン・上野彦馬の奮戦記ですね。
・時は慶応二年。江戸時代ですね。動乱の幕末の有名人とともに彦馬も苦しみつつも写真をとっていく道を選んでいくと。

・いや、実在の人物で、これほどまでに幕末の有名人を撮った人はいないんじゃないかい? 有名な坂本龍馬の写真からはじまって、沖田総司、桂小五郎、など。これ、全部ノンフィクションとは思えないし、かなりの脚色があると思われます。

・やっぱりといったらなんですけど、ヌード写真を撮るエピソードが多いですね。徳川慶喜が大奥の1人のヌードを撮らせるためだけに、スタジオを作らせた話なんてのもあります。

・そして、三山のぼる氏の出世作が若き写真家と、ひょっこり迷い込んだ女の子の同棲話だった「ブリキ細工のトタン屋根 」だったことを考えると、なんか、ひとまわりした感じ。

・しかし、久しぶりであるけど、なんだか、三山氏、ちょっと絵が雑になってきたような気がするなあ。
(14:16)

2003年/9月/2日
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「先生がいっぱい」1巻 安田弘之(小学館)

・「ショムニ」「紺野さんと遊ぼう」の安田氏の学園モノ。とはいえ、表紙にもあるように「生徒そっちのけ学園マンガ!!」。タイトルどおり、先生に思い切り焦点を当てている。まあ、考えてみれば、先生もガキの多い会社みたいなもんだからな。

・クセモノの多い先生のいる中学校に色っぽいけど、あやしげな先生が転任してくる。で、あとドタバタと。

・これ、かなり、安田氏の本気を感じる。たとえるなら、「売れるぜ!」っていう本気。前作長編の「紺野さんと〜」は、「わかってくれる人だけでいいんだ」的なところがあり、あれも本気の安田氏ではあるけど、今度のは、これまでのキャリアの「売れる」というエキスを抽出し、ギュっとまとめあげた、メジャー感漂う作品に仕上がっている。

・サービスも豊富。オビの有名マンガ家さんからのヒトコト、オマケページのゲストが曽田正人氏だったり、ここまでテンコ盛りって今まであったっけ?

・とてもいいです。相変わらずヒトスジナワではいかない魅力的な女性を描かせたら天下一品ですね。あと、ラビ先生と。

オススメ
(13:39:33)

「多重人格探偵サイコ」9巻 田島昭宇&大塚英志(角川書店)

・いやもう刊行ペースとストーリー展開についていけません。読めばその間はおもしろいのはさすがですが、もう、つながりとかは完全に見失ってます。また、忘れたころに続巻が出るんだもんなあ。

・1回、ぜひ、読み直したいなと思いつつ、それすらも忘れてしまう。

・もはや、買ってもここに取り上げる資格はないですね。

・とりあえず、いいたいことは、早く終わってください。
(13:47:01)

「風雲児たち」16巻 みなもと太郎(リイド社)

・いや、本作も月イチのペースで復刊されてるからついていけるので、これが通常の年に2冊とかのペースだったら、おれもついていけたか微妙かもしれないなあ。

・でも、おもしろい。16巻では遠山の金さんが大活躍の巻ですよ。

・おれ、日本史パープリンで本当によかった。もう、大昔に終わったことであるが、ハラハラドキドキできるもんなあ。これは、日本史くわしい人には逆立ちしてもできない楽しみだったりするな。

・この金さんの活躍も本当、感動したり、怒ったり、感情移入しながら楽しめました。そうか、本作がおもしろいのは、スムーズに感情移入できるからなんだなあ。

・世界情勢とのリンクもまたおもしろい。これくらいになると、鎖国だなんだっていっても世界の動きは無視できなくなるんだなあと。「アヘン戦争」で中国が打撃を受けたことは日本でも少なからず問題になっている。

・と、まあ、オビの松尾貴史氏コメントみたいに、酒の場でウンチクをたれるには、もってこいですよね。

・あーあと4巻かあ。今年いっぱいってことか。サビシーな。

・巻末にオマケエッセイマンガあり。描き下ろしかどうかわからんけど、四国旅行記。
(13:57:21)

「乙女失格」ベギラマ(三和出版)

・現役鬼畜系AV女優のベギラマ氏の赤裸々エッセイマンガ。

・えーと、バクシーシ山下氏の著作で知ったのですが、AV女優は2種類いて、単体で成立する人と、企画女優という、企画モノ専門の方がいるそうです。ベギラマさんは後者のほうです。

・たとえば、有刺鉄線で緊縛してスパンキング。牛舎で逆さハリツケで牛に舐めさせる。宮崎のちょんの間にガチンコ潜入取材。海外のゴム製の真空パックの中に入ったり。脚フェチのためにPS2をけり壊したり。ひたすらビンタされたり。

・そういうことをおもしろおかしく描いてます。

・これ、画像使えたほうが絶対におもしろいと思うんだけどねええ。絵がネックですね。なんつーか、寺田克也氏が左足で描いたような絵なんだもんな。

・このパターンは、卯月妙子氏が有名です。で、彼女と同じくらいディープな体験をされてます。でも、いろいろなところがマヒしてらっしゃるのかもしれませんし、オタク特有の、説明メンドイ病があります。

・絵とその病気のために、ちょっと読みづらいことになっているのが惜しいですね。

・フーゾクやってたとき出会った尾崎豊ファンの話がとてもステキでした。
(14:36:14)

「PS羅生門」4巻 中山昌亮&矢島正雄(小学館)

・山下達郎氏が大好きなマンガとして、「人間交差点/矢島正雄&弘兼憲史」を挙げておられてまして、たいそうガッカリした記憶がありますが(たしか、ジャックスのCM曲「蒼茫」はそれをモチーフにしたんじゃなかったかな)、本作を読むとそのワケがおぼろげながらわかってくるような気がする。

・こう、「カンタンには泣かないぞ」と読者が身構える気持を絶妙にほぐしながら、ベタな「泣かせ」にもっていく構成力にその秘密があるんですね。そして、ビターなところはビターなままに。

・たとえば、ATM強盗事件の話。同じ銀行のATMばかり狙われる。だから、刑事は誰か恨みを持っている人がいないか銀行に問い合わせる。支店長はシラを切るが、あとで、次長がこっそり怪しい男を教える。男は鉄工会社の社長だ。そして、慕ってくれる社員に2か月分の給料を集めるための犯行だった。
・実は、次長はこの事件の尻拭いを支店長に押し付けて、次期支店長になるつもりだったんだね。
・でも、それでも自首した鉄工会社の社長は、「もう一度、生きてやり直す」と社員たちと約束したとまっすぐな目でいう。

・と、まあ、こんな感じ。悪い人もいる、でもいい人や立派な人もいるんだと。加害者の中にもやむにやまれぬ事情のものもいるって。
・しかも、それが中山氏の絵によってさらに強力になっている。本当、強力な絵だよなあ。

・後半になり、主人公である女刑事(子持ち、ダンナ事故死)のロマンスがはじまるね。大人のラブストーリーってか。これはこれで味わいですが、どうなることか。
(17:47:59)

2003年/9月/1日
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「宇宙賃貸サルガッ荘」3巻 TAGRO(スクウエアエニックス)

・3巻目。「長くなりますよ」って前フリになるんでしょうか? もしくは、終わるためなんでしょうか、新キャラ投入。
・マッタリ感がまた一段と際立った感じもします。新キャラがとにもかくにもキーですね。

・主人公の乗ってきた宇宙船が人間に変化するんですよ。で、サルガッ荘の住人たちを口説きまわる。そう、ドタバタ要員だったりするんですね。考えてみれば、「大人」が多いからね、このマンガ。
・時間が経てば解決しそうなイザコザに対して時間が経ってしまったんですね。そら、マンガ内時間で1年過ぎてますからね。「めぞん一刻ごっこ」が行き詰まるのは必然ですわな。そういうところはリアルだからな。

・ということで、宇宙の墓場サルガッソーに住まう魔女によって救われた人たちの出口ナシのラブコメ風ドラマは、1巻のカバー見返しにあったように短く終わるのかどうか? ちなみに次で終わらないなら、「長い」かなと思います。
(23:09:15)

「ぱにぽに」4巻 氷川へきる(スクウエアエニックス)

・なんかわけわかんねー。
・3巻はいい意味でワケわかんなかったけど、4巻は悪い意味でワケわかんねー。
・いや、安定してんのか不安定なのかよくわからんまま4巻なのは、すごいですよね。毎回テンパってるのか、それとも、そういう作風なのか、両方ともアリか。

・まー、女学生ショートであり、「あずまんが大王」フォロワーで最速かと思ってたら、いつのまにかイチバン遠いところにいたような感じ。
・そいでもって、さすがに4巻目にもなるとキャラを覚えてきたなあ。そこは「ハレグゥ」(出版社いっしょってこともあってなんかイベントしてるね)よりはえらいなあ。

・だから、ワケわからんなりにおもしろかったのかな。おれは都さんとベホイミさんが好きです。
(00:09:48)



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