「K'COU CHAT VOL.1」架空舎(BNTN-050) |
・昨今は安いCDを目の色変えて買ってるのですが、たまにこういう「当たり」をひくから止められないのですね。 ・これは2000年に、ベティブーカなどで有名なベンテンレーベルから出ております。おれは380円で2002年に買いましたが。 > ヴォーカルの岡根谷薫とピアノを中心に全ての楽器とアレンジ、アートワークを担当する本田るみなの二人ユニット。 > ・基本的はピアノ伴奏にチャイルディッシュ岡根谷のボーカルがからむものであるが、打ち込みっぽいアプローチやギターなど、楽器の音は多彩。 ・そいで、演奏も歌もそんなに巧くない。 ・CDは全19曲入っているが、半分が「音の風景」というタイトルの、音のスケッチだったりする。たとえば、セミの音、電車の発車アナウンスなど。これがなかなかアクセントになっている。 ・だから、ぶっちゃけ、女性ニューウェーブバンド的なジャンルになるかな。 ・でも、曲がいい。とくに「休日のぶるうす」 ・ラグタイム風のピアノ(昭和歌謡的でもある)にかぶさって、とつとつと歌う。 > 山村さんは今日も休み 山村さんは今日も休み なぜあんなに休みを 取るのかといえば 山村さんは 疲れがたまってる(ちがう) 有給がたまってるから ヤメる前に消化する 「休日のぶるうす」 > ・こんな感じ。まー論より証拠で聞いてみてください。ここ。 ・もともとライブではカバーが多いそうですが、本CD収録のカバーは「フニクリフニクラ」に、スライ&ファミリーストーンの「M・LADY」。このスライのカバーがまたすばらしいアレンジなんだ。スネアドラム(打ち込みかリズムボックス直叩き)にカズーに口のベース(ボンボンボンとかいってる)だけ。いや、この手法いいねえ。これならなんでもカバーできるけど、それにスライを持ってくるセンスにしびれる。 ・そいでもって1500円というプライスもステキ(おれは380円で買いましたけどよ)。 ・ただ、苦言らしきものとして、オビのコピー。 > 「ヘンリー・マンシーニ、スライ&ザ・ファミリーストーン、ステレオラブ、はっぴいえんど、ザ・ブルーハーツ、ゴダイゴがお好きな方にはオススメします。」 > ・たしかに聞いてしまえば「そうか」と納得するところもあるけど、フカしすぎじゃねえんかなあ。 ・ま、値段が値段なんで、たとえば、ネット通販での金額あわせ(スタンプやポイントの)に「(ポトチャリに)騙されてみるか」と大人の度量を示していただければいいかなあと。 ・もし、VOL.2が出るのならそれは定価で発売日に買わせていただきますよ。 (02/12/07・18:42:37) |