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ポトチャリポラパ/ミュージック/2002年
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ミュージック/2002年/12月
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2002年/12月/7日
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「K'COU CHAT VOL.1」架空舎(BNTN-050)

・昨今は安いCDを目の色変えて買ってるのですが、たまにこういう「当たり」をひくから止められないのですね。

・これは2000年に、ベティブーカなどで有名なベンテンレーベルから出ております。おれは380円で2002年に買いましたが。


ヴォーカルの岡根谷薫とピアノを中心に全ての楽器とアレンジ、アートワークを担当する本田るみなの二人ユニット。

・基本的はピアノ伴奏にチャイルディッシュ岡根谷のボーカルがからむものであるが、打ち込みっぽいアプローチやギターなど、楽器の音は多彩。
・そいで、演奏も歌もそんなに巧くない。

・CDは全19曲入っているが、半分が「音の風景」というタイトルの、音のスケッチだったりする。たとえば、セミの音、電車の発車アナウンスなど。これがなかなかアクセントになっている。

・だから、ぶっちゃけ、女性ニューウェーブバンド的なジャンルになるかな。

・でも、曲がいい。とくに「休日のぶるうす」
・ラグタイム風のピアノ(昭和歌謡的でもある)にかぶさって、とつとつと歌う。


山村さんは今日も休み
山村さんは今日も休み
なぜあんなに休みを 取るのかといえば
山村さんは 疲れがたまってる(ちがう)
有給がたまってるから ヤメる前に消化する
「休日のぶるうす」


・こんな感じ。まー論より証拠で聞いてみてください。ここ

・もともとライブではカバーが多いそうですが、本CD収録のカバーは「フニクリフニクラ」に、スライ&ファミリーストーンの「M・LADY」。このスライのカバーがまたすばらしいアレンジなんだ。スネアドラム(打ち込みかリズムボックス直叩き)にカズーに口のベース(ボンボンボンとかいってる)だけ。いや、この手法いいねえ。これならなんでもカバーできるけど、それにスライを持ってくるセンスにしびれる。

・そいでもって1500円というプライスもステキ(おれは380円で買いましたけどよ)。

・ただ、苦言らしきものとして、オビのコピー。


「ヘンリー・マンシーニ、スライ&ザ・ファミリーストーン、ステレオラブ、はっぴいえんど、ザ・ブルーハーツ、ゴダイゴがお好きな方にはオススメします。」

・たしかに聞いてしまえば「そうか」と納得するところもあるけど、フカしすぎじゃねえんかなあ。
・ま、値段が値段なんで、たとえば、ネット通販での金額あわせ(スタンプやポイントの)に「(ポトチャリに)騙されてみるか」と大人の度量を示していただければいいかなあと。
・もし、VOL.2が出るのならそれは定価で発売日に買わせていただきますよ。
(02/12/07・18:42:37)


sukekyo@violet.plala.or.jpケージバン