当初より落ち着きも出てきたので、最近ではぱるが母と連れだってお買い物に出かけたりすることも増えたんだが、ある日、母がなじみのクリーニング屋さんにぱるを連れて行き、私の訓練のタマモノである(!)「おすわり」から「ふせ」への動作を、実にスマートに披露してきて、これがまたやんややんやの拍手喝采だったらしい。(元が"落ち着きな気の荒いバカ犬"で通っていたおかげで、こんな程度のことで賞賛浴びちゃうんだからありがたいんだからありがたくないんだか・・・・・・)

 
それはさておき。確かに家に来てまもなくの頃の写真と比べると、顔つきが柔らかくなった気がする 顔に肉がついたせいなのかもしれないけど、やはりこれは「永遠の野原」(※逢坂みえこさんのマンガ。知らない方はぜひご一読を。犬の気持ちが分かる一冊です。)のみかんちゃんのように、捨て犬で貰い手がなかなか定まらずにあちこちたらいまわしのトラウマが 顔に現れていたってことなんだろうか。

”そっかー。人間の 女と一緒で、愛されている自信が顔に現れているってやつなのねえ。”
とかしみじみ思ったのだが、そこではたと、
”じゃあ私がいくつになってっもちっともきれいになったとか何とかい われやしないのは(※いくつになっても学生に間違えられてはいるの (汗)愛されてる自信が顔に現れていないせいなのか?!”
と、ちょっと木枯らしピープー吹いてしまったが、・・・まあ、その話はおいといて←こらこら!おいておくなっ(苦笑)

今もこの世のどこかにいるんだろう、ぱるの元飼い主の方。どういういきさつで手放したかは知りませんが、この通り、ぱるは元気にしておりますですよ。何で捨てたの、とか、そう言って責めたてたりはいたしませんから、どうか一つ、いまごろどこからひょいっと出てきて、
”その犬返してください”
とか、おっしゃったりなさらないで下さい。もう家族なので。それだけです。はい。


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