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サクラ大百科 第十三巻

Volume 13

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12/1〜 収録


ひと
意中の女性と初詣♪
・ちょっと待て。…いったいどうして 
2人からアタックをうけないの?

関雅弘さんのご執筆

大神:さてと、米田支配人の正月早々のお説教があったり、あやめさんからは何か言われたりしたけれど、これでいよいよ、恋愛度1位の彼女との楽しい初詣だ。 ……と待てよ。どうして彼女、自分が恋愛度1位だってわかったんだろう。他にも『わたしが1位よ』なんて思った人がいて、俺の部屋の前で鉢合わせしたりなんかしなかったんだろうか。
由里:ふふふ、大神さん、ずいぶんと不思議そうな顔をしてますね。
大神:あ、誰かと思ったら由里君か。でもお正月早々どうしてこんなところに?
由里:ええ、実は、大神さんの恋愛度1位の人に『あなたは大神さんの意中の人なんだから、大神さんを初詣でに誘っちゃえば』って言いに来てたんです。
大神:そうか、それで鉢合わせをしない、って訳か。 でも待てよ。恋愛度1位、って言ったって、どうして由里君にそんなことをわかるんだい…
由里:じゃーん、その秘密はこれ。私のマル秘『帝劇日誌』よ。 これには、大神さんの花組のみんなへのセリフや行動が全部チェックされてるの。これで私が大神さんの意中の人を探り当てて、その人に教えたんです。
大神:俺の全部のセリフだって! でも君がいない部屋でしゃべったりもしてるんだぞ。そんなことまでわかるのかい?
由里:ふふ、それも大丈夫。この帝劇がミカサの司令塔になった時に使われる伝令管を通して、帝劇でしゃべられたすべての会話は、私に筒抜けになっている、って寸法よ☆。
大神:ミカサ…伝令管? それって一体何の話なんだい?
由里:あ、今の話はなかったことにしてください。そ、そういえば、新年の挨拶がまだでしたね。あけましておめでとうございます。今年もよい年でありますように。それじゃあ、さようなら〜
大神:あ、由里君。って、逃げられちゃったな。 それにしても、ミカサ、って何なんだろう? 気になるなあ…

 気になるなあなどと思いながらも、三歩あるけばそんなことはすっかり忘れてしまい、意中の彼女との初詣をどうするかで頭が一杯になっている極楽野郎大神であった。



 そ、そういわれれば、確かに。「さ、さくらさんっ! あなた、新年早々少尉になにちょっかいだしてらっしゃるのっ!」「そういうすみれさんこそ、どうなんですかっ!」みたいなことになってもおかしくないと思いきや、ぢつは帝劇井戸端諜報員の由里くんが調整役やってたのか。それにしても、伝声管の束の前でそこらじゅう聞き耳たててニヤリとしてる由里くんって…やってそうなだけに怖い(笑)
 前巻の食堂ネタに続いて関さんがご執筆下さいました、まったくなんとお礼を申し上げたらよいものやら…m(_ _)m 実は同じ大学にいながらまだお顔を拝したことがないのです、なんとか一度お会いせねば…





週刊少年ジャンプ『るろうに剣心』

・名曲「激・京都御庭番衆」は 
いずこへ消え去ったの?

    ガラガラガラ。

さくら:あのー、ごめんくださーい。
剣心:おろ?
さくら:はじめまして。あたし真宮寺さくらと申します。剣心さんのご高名はかねがねお伺いしております。
大神:大神一郎です。今日は緋村さんに少々お伺いしたいことがありまして、銀座の帝国歌劇団より参上いたしました。
さくら:突然おしかけてきちゃってすみません、なにしろへぼ作者がどーしてもるろ剣ネタやるんだってだだこねてるものですから…
剣心:なになに、かまわんでござるよ。ささ、上がるでござる。
薫:あれ、どうしたの剣心、お客さん?
大神:(う、このひとが、薫さん…やっぱり、かわいい…)ど、どうも、大神一郎です…
 ぎゅむううう。
大神:いでででぇっ!
さくら:ムッ。なによ大神さんたら。…あたし真宮寺さくらです、はじめまして、米田支配人と同い年の神谷薫さん。
薫:…どーいう意味よ。
剣心:して、用件とはどのようなコトでござるか?
大神:あの、京都編のエピローグで、翁さんはじめ京都御庭番衆の皆さんが熱唱してらっしゃった歌ですけど…
剣心:おー、葵屋の新築まで冴殿の白べこに厄介になっていた頃でござるか。ああ毎日どんちゃん騒ぎされてはおちおち傷も癒せんでござるよ(^^;
さくら:その時のふきだしの様子が、下の図にあるんです。
大神:ところが、単行本17巻を見てみると、このふきだしがなぜか踊る音符の山で埋め尽くされてるだけなんです。しかも2ページ後の「激<本文ママ>・京都御庭番衆がおすすめじゃわい!」ていう翁さんのせりふまで丸ごとカットされてるし…

激・京都御庭番衆


薫:あらほんと、ふきだしの中がすっぽり消えちゃってるわ。どうしてかしら、剣心…
剣心:そう言われても… 拙者、白べこの二階で長らく養生しておった故、階下の様子は全然分からんでござるよ…
大神:言われてみれば、そりゃ、そうだ。
さくら:あたしたち、何しにここに来たんでしょう、大神さん…
剣心:まあまあ。それなら葵屋の操殿達に連絡してみるとよいでござろう。


 その頃、京都、葵屋───

翁:なぜぢゃあああ!
なぜわしの『激・京都御庭番衆』が消されとるのじゃっ!
操:爺やっ、おちついて、おちついてってばあ!
翁:ええいこれが落ち着いてられるかあっ! わしの十八番をかってに削除する輩なぞ、この京都御庭番衆、翁がずえったいに許さんのじゃっ!!
お増:だから替え歌はだめなんですっ、京都御庭番衆といえどJASRACには勝てませんっ!


 この当時、私はまだるろ剣をほとんど知りませんでした。しかし「<檄・帝国華撃団>がるろ剣に載ってるっ!」という情報をチャットで知り、研究室に転がっていたジャンプを読んで「をを、この作者さんもサクラファンだっのか、どうりでこの子(薫のこと)が逆三角目になるとさくらくんそっくりになるわけだ」などと訳のわからん納得をしたものです。(昨年4/22の「一言」にちらりと触れてます)
 ところが、この前後輩からコミックスを借りて該当の部分を見るに、サクラの痕跡はみごとに跡形もなく消し去られていたのです。フリートークのコーナーにも、サムライスピリッツ関連の話題はあっても、サクラについてはどこにも記述がありません。(ちなみに作者の和月さんがサターンを持っていることは確かです)
 いったい何が起こったのでしょうか。やはりまたJASRACの仕業でしょうか。替え歌は認められないのでしょうか。とりあえず研究室のジャンプを掘り返して、該当のページはコピーをとりました。何にしろ残念なことで…



番外編でござる
・どうして大神一郎は帝国華撃団 
長なの?

大神くんの弁解編


大神:俺だけじゃないぞっ! ついにみつけたんだ、俺と逆のヤツを! 見よ、これぞ新撰組三番長、斎藤一…
     ぐさりぐえ ←牙突
大神:ぴくぴく…
斎藤:阿呆が。


 のーこめんとです。はい。ごめんなさい、もうしません、許してぇ(^^;
 あ、それとさっき言い忘れてましたが、薫さんと米田支配人が同い年というのは私がおおまかに計算しただけで信頼性はありません。彼女の生まれ月によりますが、おそらく薫の方がさらに一歳年上ではないかと思います、はい。




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