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サクラ大百科 第十六巻

Volume 10

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平成九年 6/16 作成
平成十一年 9/23 発掘収録




神武の自爆モード?
・霊子機関をどうやって暴走させたの?

大神:いよいよ物語も佳境、次々と息絶える隊員に頬を伝う涙...と思いきや聖ミカエルの鶴の一声で全員ふっかーつ。まあ話の成り行き上仕方ない気もするけど...納得いかない人も多いんじゃないかな。
紅蘭:まーまー、そうでないとウチらもいまここにおらんワケやし、贅沢は言わん言わん。
んで、ここではどうやって神武が霊子機関の暴走を引き起こしたか、そのあたりについて解説しようとおもてな。
大神:そりゃもうロボットもののお約束、間違えて自爆スイッチをぽちっとな、で、どっかーん!!
紅蘭:…神武をタイムボカンといっしょにすな。まあ、まずはこれ、見てもらおか。

霊子力循環システム

紅蘭:これは「サクラ大戦公式ガイド・戦闘篇」で説明されてる霊子甲冑の主動力、「霊子力循環システム」をブロック図にしたもんや。
大神:ふむふむ。
紅蘭:循環システムというからには当然内部的には帰還がかかってる。で、フィードバック系といえばまず注意せんとあかん現象がある。制御を少しでもかじった人やったらわかると思うんやけど。
大神:うーん、そういわれてもなあ...俺にはさっぱり。
紅蘭:ほら電気系の作者はん。出番、出番。
筆者:…発散。
紅蘭:そうそう、一応勉強しとるな。そう、フィードバック系の伝達関数がある値になると、帰還がさらなる帰還を呼んで系全体が歯止めのない発散状態に陥ってしまうんや。
筆者:へー。
紅蘭:普段は搭乗者が系を制御して暴走を防いでる。けど...いったん発散が起こったら、暴走した霊子機関はとめどなく莫大なエネルギーを放出するんや、搭乗者の霊力すべてを搾り取って...つまり、命と引き替えにな。
大神:ふーん、霊子機関の発散、か…でもいまいちよくわかんないなあ...
紅蘭:そうやなあ...あそうや! ええ例があるわ。
  ごそごそ。
大神:何探してるだい、紅蘭?
紅蘭:これや、あったあった! ウチの『えんかいくん』!
大神:えんかいくんを、どうするんだい?
紅蘭:まあ見ときや。えーとマイクつないで、スピーカ近づけてボリュームいっぱいにして、よーし、スイッチオン!
  ブオォーンキィィィィン。
大神:うわあああ! な、何するんだあ!
紅蘭:そやから、このハウリングが発散の一種なんや。スピーカの音がまたマイクから入ってぐるぐると回り続ける、ほらわかりやすいやろ?
大神:わ、わかりやすいけど…うるさい…
米田:よぉ、なんだかおもしれえことやってるじゃねぇかぁ。ちょっと貸せや。
紅蘭:あーっ、支配人っ! あかんって、これまだ調整中なんやから...
米田:そうかてぇこと言うなよぉ。(ブォンキィィン)え゛ー、うぉっふぉん。せっかくのいい機会であるのでぇ、今から帝劇支配人米田一基のぉ、浪花節をばぁ一曲皆にご披露進ぜよぅ。
紅蘭:な、何やて浪花節ぃ?
大神:い、いかんっ! そ、総員退避ーっ!!!
すみれ:な、何ですのこの騒ぎは!?
さくら:ど、どうしちゃったんですか大神さんっ!
大神:はやく! きみたちも早く逃げるんだぁっ!!!

...遅かった。
ぶぉぉぉどぉぉぐげぇぇがああああうをををおおおううげぇええ〜♪†‡

 ──備品の買い出しから戻った帝劇三人娘が見たものは、あと一歩及ばず帝劇の玄関に折り重なって倒れ伏した花組の面々であった。


 というわけでして、フォルダ構造の整理をしていましたら、2年前に書いた大百科の原稿がこそっと出てきました(・・; 当時の日記を読むと「やって楽しむサクラ大戦」との関わりで掲載を見合わせていたようですが、どちらのコーナーも更新停止となって以来年月は流れ──サクラ1ネタ、懐かしすぎるう(;▽;)oくーっ というわけで復活掲載とあいなりました。
 それにしても、当時のファイルって、HTML間違いだらけ… 面倒くさいので修正はしていませんが、値を""で囲むのは忘れてるわ、<p>タグを単なる行間空けに使ってるわ…ひでぇもんですなあ(;▽;)

 
 
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