今日も今日とて街を見回り中の大神 | |
大神: | ふうー、パリの街は広いなあ。しかし一介のモギリであるオレがなぜ街を見回っているのだろう? いま気がついたけど。ひょっとしてドリキャス容量増大により見回りが帝劇内から街へ広がっただけでは・・・・(きっと選択フローチャートは指数てきに増え、会社の床をうめつくしているに違いない) |
あいもかわらずわけのわからないことを考えている大神であった。 花屋の前 そんなこんなで花屋のまえまで来たとき、大神は店に入ろうとするエリカを見つけた。 | |
大神: | あっ、あれはエリカくんじゃないか、おーいエリカく・・・・ |
コレット: | あら、エリカさんこんにちは(^^) |
大神は声をかけようとしたが、店から出てきた花屋の看板娘コレットさんに先をこされてしまった。 | |
エリカ: | こんにちはー(^^)コレットさん。実わあ、そろそろ銃身がヘタってきたのでえ交換時期かなあなんて思ってきたんですけどお。 |
大神: | (なっ、なに?) |
コレット: | しーっエリカさん、「壁に耳あり障子に目あり」ですよ・・・そおいうことはここでは言わないように・・・・。 まあー、シャノワールのお花の注文ですね。毎度ありがとうございます、さあこちらへ・・・。 |
・・とわざとらしくいいつくろうコレット | |
エリカ: | やだー(^^)壁に耳があったらこわいですう・・・。 |
そういいながらコレットにひっぱられていくエリカ。 | |
大神: | い、いまの会話はいったい・・・たしかに銃といったぞ!それにつけてもエリカくん、シーくんみたいなしゃべりかただな!(てゆうかその前に何でフランス人が日本のことわざ知ってるんだ?) |
花屋の中 奥の扉が開く(ギギー、カツンカツン、コツコツ・・・) | |
コレット: | 地下の工房のほうへどうぞ、エリカさん。 |
エリカ: | いつ来てもここは暗いですね、ロウソクつけたらどうですか? |
コレット: | 火事がこわいからダメです。それよりエリカさんはめったやたらと撃ちすぎなんです。 このまえマガジン30ケース入り1パックあげたばかりじゃないですか。 |
エリカ: | えへへっ、戦闘がたてこんでいたもので・・・・ |
コレット: | 光武Fに装備されてるのはサブマシンガンじゃないでしょ(あんなでっかいの)あれは機関砲というのです。 |
エリカ: | ごめんなさあい(><) |
コレット: | やはり銃口2つの並列マシンガンというのは弾の消費が激しいわ、このさい1つにしたらどうですか? |
エリカ: | でも、1つトラブルったら困るし、わたしっていがいと射撃下手なんですよう、撃ちまくってるのに戦闘時以外はあたらないんです。 |
コレット: | (そ、それは確かに・・・ってゆうかシャノワール内で撃ちまくってよく人にあたらないわね(^^;) |
エリカ: | ところでお聞きしたいんですけれど、わたしの銃っていったい何なんでしょうか。 |
コレット: | う〜ん、困ったわね。じつはわたしもよく知らないの・・・。 |
エリカ: | え〜っ? |
コレット: | 最初のCD表紙では、銃口1つの両サイドにマガジンがついてるんですよね。 |
エリカ: | そうそう、上から見ると十字架みたいでカッコイイんですよね。 |
コレット: | でもサンテ刑務所(第四話)とかで看守に追いかけられるときに持ってるのは銃口2つの並列したマシンガンですよね。 |
エリカ: | そうそう、うわーん、ひどいんですよ大神さんったら、追われるわたしを無視して「捕まえちゃってください」なんて選択を選んだんですよお・・・。 |
コレット: | (そ、その気持ちはわからなくはないけど・・・) |
エリカ: | 二回目に通ったときには助けてくれましたけど(−0−) |
ものかげで聞いていた大神はあせっていた、わけがわからなかった・・・話かけるタイミングは完全に失ってしまった。 | |
大神: | (思わずついて来てしまったがエリカくんがなぜ?いや、しかしなぜ花屋のコレットさんが華撃団のことを?)
|
二人は階段下の小さな部屋に入っていった。そっと部屋の扉に近づく大神、木の扉のふし穴から部屋の中が見えた。 たくさんの銃やマシンガンに囲まれた部屋は、まるで銃砲店のようにみえた。 | |
コレット: | それじゃあバレル(銃身)交換しますから銃を出してください。 |
エリカ: | はい・・・(スカート下から出す) |
コレット: | ふーん、だいぶ使いこんでますねえ、これじゃあ警察につかまるわけです。 |
エリカ: | えーん、すみませんですう。 |
コレット: | そもそもマシンガンってシスターがふだん持ち歩くものじゃないです。 |
大神: | (一般人もだ!←おもわずつっこみをいれる大神) |
コレット: | エリカさんの銃は、たぶんカスタムなんでしょうけどドイツのH&K(ヘッケラー&コッホ社)のMP5シリーズか
イギリスのスターリングSMGシリーズに似てるような気がします。 特にスターリングSMGなどは横に2つ並べたら、エリカさんの銃みたく見えるんですけどねえ。 |
エリカ: | じゃあイギリス製なんですか? |
コレット: | あらゆる角度から見た銃の絵が見つけられなかったので断言はできません。それに2つとも実は第二次大戦中、か後に開発されたものです。 |
エリカ: | えーっ、エリカわからないですう。 |
コレット: | だからわたしもよく知らないって・・・。 |
エリカ: | それじゃあ何で銃をテーマになんかしたんですかあ? |
大神: | (そうだそうだ) |
コレット: | えーと、それはつまり一度くらい大百科のようなまねがしたくて・・・。 |
エリカ: | 信じらんない、もう〜バカな作者です。 |
大神: | (それはいえてる) |
コレット: | マシンガンでもピストルでも元祖というものは往々にしてシンプルな形状から始まるものです。だから藤島先生が描いたすっきりした筒状の十字架マシンガンもあってもおかしくないです。それに上にあげた銃は、(21世紀でも)一部の特殊部隊で使われているのですよ(よい銃はあまり変化しないということ) |
エリカ: | じゃあコレットさんは何をもっているんです? |
コレット: | わたしですか?わたしは普通にフランス製のピストル、MASM1950セミ・オートマチックです(といって取り出す) |
エリカ: | その1950って、1950年製ってことですか? |
コレット: | 当たりー(^^)ドンドン! |
エリカ: | そんなのずるいですう。 |
コレット: | うふふふ、ごめんなさい。でもMASM1935っていうのもあるのよ(^^) |
エリカ: | それでもまだ早いですう。 |
大神: | (楽しそうだな・・・) |
大神はふと考えた | |
大神: | (オレはたしかに花組の隊長ではあるが、まだパリに来て日も浅い。帝都に風組や月組がいるように、パリにだって似たような組織があるのかもしれない? そ、そうか、きっとそうだ・・・花屋は実は武器屋だったんだ。たしかに武器屋のないゲームというのもめずらしいと思っていたが・・・)←そんなことはないぞ |
と、そのとき大神の足もとにあった石のかけらが転がってしまった! カランカラン・・・ |
大神: | (し、しまった) |
コレット&エリカ:そこにいるのは誰!?? ジャコ、ジャコ、ガチャ(ふりむきざま撃鉄とスプリングを引き、構える二人) | |
コレット: | ドア向こうにいるわ・・・ |
大神: | ひー(生きたここちがしない) |
コレ&エリ: | みっつ数えるうちに出てこないと撃つわよ・・・ |
大神: | (わなわな) |
コレット: | ドトロワ(3)・・・ |
エリカ: | ドゥ (2)・・・ |
コレ&エリ: | アン(1)・・・ |
大神: | ニ、ニャアニャア・・・ |
とっさに猫をまねる大神 | |
エリカ: | なーんだあ猫ですよ。 |
コレット: | ナポレオンかしら? |
大神: | (ホッ・・・ヤレヤレ) |
コレ&エリ: | ・・・なわけないでしょお・・・・ |
ダラララララララララララ・・・・・・・チュンチュンチュン・・・ ズキューン、ズキューン・・・・・ | |
大神: | (どひーー、逃げる大神) |
コレット: | 逃がしちゃダメよエリカさん、スパイかもしれないわ? |
エリカ: | 了解です。天罰です・・・ |
大神: | そんな無体な、待ってくれ・・・・ うわああああああ・・・・・ |
・・・・・・・ドターッ・・・・・・・・ (ふと気がつくと大神は格納庫の床にいた、目の前には光武がある、どうやらそこで寝ていて落ちたらしい) | |
ジャン: | よお、起きたかい隊長さんよお(−_−) |
目の前にはジャン班長が立っていた、どうやらごきげんななめのようだ。 | |
ジャン: | オレたちが汗水たらして働いてるってえのに光武の上で高イビキたあいい度胸してるな。ここはサボるための場所じゃあねんだぜ・・・・。 んっ、そりゃあ(エリカ)嬢ちゃんにわたす9mm弾だぞ、光武わきに置いてたのが落ちたんだな。 |
大神は周りに落ちてるマガジンをみてとると気がついたように言った。 | |
大神: | あのージャン班長、これはエリカくんのマシンガンの弾ですか?ここで作っているのですか? |
ジャン: | あ〜ん、何をいってるんだ?・・・当然だろ、華撃団の武器はすべてここから供給されてるんだから嬢ちゃんのマシンガンだっておれが組み立てたものだ、いろいろよせ集めて作ってるから同じ型のやつなんてねーよ、巴里華撃団オリジナルの一品ものだ。 他で手に入れる場所なんかないだろ、華撃団は秘密部隊でここは秘密基地なんだからな。 |
大神: | そ、そうですよねえ、花屋や武器屋で買えるわけじゃないですよねえ・・・・(^^) |
ジャン: | ・・・・どうやらまだ目が覚めんらしいな・・・・野郎ども、隊長さんはセーヌ川で顔を洗いたいそうだ。 |
部下達: | へい、がってんだ!(といって大神を拘束する) |
大神: | うわあー、たすけてえ(><) |
ジャン: | 大丈夫だ、すぐはずれるようになっている(空中でな) ようし、セーヌ川直行おしおきポッド作動・・・・・ |
大神: | ちょっと、ちょっと |
ゲートオープン・ゲートオープン・・・・ウイーンン・・ | |
ジャン: | カウントいきなり「5」から・・・、サンク(5)、キャトル(4)、トロワ(3)・・・ |
大神: | まってくださいジャン班長!何でいっつもこうなるんですかー(>0<) |
ジャン: | しょうがねえだろ、こうでもしねえと落ちがつかねえんだよ! |
大神: | そんな理由ないです、日本男児さんや大西さんと同じじゃないですか、ワンパターンすぎますよ。 |
ジャン: | ワンパターンでも人気がでりゃいいんだ、"水戸黄門"を知らんのか。 |
大神: | だから何でフランス人が"水戸黄門"知ってるんだよおおー。 |
ジャン: | ドゥ(2)、アン(1)・・・・発射(ファイア!)←これは英語だろ |
どひゅーん | |
大神: | もうやだ〜(><)/ |
ざっぱーん。 |
エリカのマシンガンにつきまして、Les Glycinesの貴藤勇人さんから重要な情報を頂きました。ガブリエルのモチーフになったと思われるモデルが存在するとのことで… 詳しくはこちらの特設ページをご覧下さい。う〜む、このMP1918/Iベルグマンというマシンガン、たしかにエリカモデルとうりふたつです(・0・) 年代的にもぴったりですし、おそらく間違いはないでしょう。銃にはひとかたならぬ愛着をお持ちの藤島先生、さすがにマニアックです(^^; 貴藤さん、貴重な情報をありがとうございましたー(^0^)/ |