〜ことの始まりは六話でのデートイベントからだった〜 | |
大神にゴハンをごちそうしようとしたコクリコだが、おサルに料理の材料をとられてしまう。 途方にくれるコクリコに大神は「今度はオレがとっておきを作るよ」といってアパートに招待した。 | |
-大神のアパート- | |
コクリコ: | イチロー、野菜はぜんぶ切り終ったよ、今度は何しようか? |
大神: | じゃあ卵のからをむいてくれるかな。 |
コクリコ: | うん(^^) |
楽しそうに料理を作っている二人。 | |
大神: | さあ、できたぞ。 |
コクリコ: | わあ、すごいなあ。 |
大神: | さあ食べよう。 |
コクリコ: | うん・・でも・・何だかもったいなくて・・・。 |
大神: | どうしたんだい? |
コクリコ: | 生まれてはじめてなんだよ・・ボクだけのために誰かがゴハンを作ってくれたのって・・・。 |
大神: | コクリコ・・・・(じーん、うるうる・・)いつでもオレが作ってあげるよ。 |
コクリコ: | イチロー、ありがとう(^^)・・・・ちゃちゃらららららら・・・・(信頼度UP) |
大神: | (ほほ笑む大神) |
コクリコ: | へへへ・・・もう・・照れるじゃないか。 |
大神: | さあ、冷めないうちに・・・。 |
コクリコ: | うん、いただきまーす! あっ、これおいしいよイチロー。このスープ何なの? |
大神: | いやー、ただのみそ汁なんだけど。 |
コクリコ: | ふーんミソシルっていうのか・・・おいしいね。 |
大神: | (さくらくんから教えてもらったんだけどね) |
コクリコ: | イチローって料理も上手なんだね(^^) |
大神: | ありがとう、でも二人だからよけいおいしいんだよ。 |
コクリコ: | ちゃちゃらららららら・・・・(さらにUP) |
大神: | ぜんぶ食べていいよコクリコ、じゃあコーヒーをいれてくるからね、たぶん日本茶は渋いだろうから。 |
コクリコ: | イチローがいれてくれるのなら何でもいいよ(^^) |
そういって大神は台所に消えていった。コクリコは感心しながら食べた、ふと見回すとテーブルの上には他にも食べ物がならんでいる。 | |
コクリコ: | これは何だろう? |
コクリコは一つの皿に目を止めた、それはグレーの厚みある三角のかたちで黄色っぽいソースがかかっている。 | |
コクリコ: | なんだゼリーだったのか、でも変な色だなあ?日本のゼリーってこんななのかな? イチローはぜんぶ食べていいって言ったし・・・じゃあいただきまーす(パクッ) |
次の瞬間コクリコは跳びあがった。 | |
コクリコ: | ウエーーッ・・・し、しょっぱいー。このソース、ミソシルと同じ味だ、それにグレーのところは甘くもなんともない味なんてないみたいだなー(>_<) でもイチローが作ってくれたものだし・・・ええい食べちゃえ(そういって食べきるコクリコ) |
大神: | コクリコおまたせ。カフェオレがはいったよ(^^)(大神がもどってくる) |
コクリコ: | イ、イチロー、それちょうだい、すぐちょうだいー。 |
ちょっと泣きそうな顔でゴクゴクと飲むコクリコ。 | |
大神: | どうしたんだいコクリコ。 |
コクリコ: | ふうっ・・うん、ちょっとデザートに驚いたんだ。 |
大神: | ? |
コクリコ: | でもだいじょうぶ、なれればミソシルといっしょで好きになれると思うんだ。 |
大神: | ? |
コクリコ: | ベトナムにもニョクマムっていう(醤油みたいなタレ)ソースがあるけど、なれたら何にでもかけたくなるんだ。 ボク、イチローのためにも味になれてみせるよ。 |
大神: | ?・・・えーと・・・もうだいじょうぶかい?コクリコ(疑問に思いながらも話をあわせる大神) |
コクリコ: | うん、ほとんどおいしかったよイチロー。 それで・・・ボクこれからサーカスのショーがあるから・・・ |
大神: | ああ・・・がんばってねコクリコ。 |
コクリコ: | うん、今度はボクの作った料理を食べてねイチロー、じゃあねバイバーイ。 |
そういって元気に出て行くコクリコ。笑顔で見送る大神。 |
大神: | ふうっ・・・俺もいっぷくしよう(いすに座りカフェを飲む大神)・・はて?おれ、デザートなんて用意したかなあ? |
ゴクゴク・・・かちゃ!(カップを置く) | |
大神: | えーと、次は午後からエリカくんとデートか・・・。 |
レオン: | (やるな・・・) |
大神: | ん、?今何だか戦闘中にダメージ与えたときのセリフが聞こえたような気が・・・そら耳かな?(ふとまわりをみる大神) さてと、そろそろ効果がなくなる時期かもしれないのでコンニャクでも食べてからいくか、今日は味噌ダレかけてみたしなあ・・・ あれ?おれ朝に食べたかなあ?テーブルに置いといたと思ったけど・・・(キョロキョロとさがす大神) |
リーンゴーン・・・(鐘が鳴っている) | |
大神: | やばい、早く行かないと遅刻する、急ごう。 |
大神はあわてて出て行った。 | |
-サーカス- (いっぽうサーカスにもどったコクリコ。なんだか動物たちがさわがしい) | |
トラ: | ガオー、ガオオー(だからそうじゃないっていってるだろ) |
ライオン: | ガウッ、ガウウウ・・・(これでいいんだよ) |
ゾウ: | パオーパオー・・(やめなよふたりともー) |
さる: | ウッキーウキキキ・・・(たいへんだたいへんだ) |
いぬ: | ワンワワワワン(ぼくの合図で止まるんだよ) |
コクリコ: | みんなーどうしたの? |
ゾウ: | あっ、コクリコ、トラとライオンのやつがショーのことでもめちゃって・・・。 |
ライオン: | おまえの跳びこみが低いんだよ、それじゃあオレが火の輪の前で落ちちゃうだろ。 |
トラ: | おまえこそジャンプが遅いじゃないか、だからおれのタイミングがずれるんだよ。 |
ライオン: | なんだと百獣の王のオレさまがトロいというのか・・・。 |
トラ: | そうだ、おまえはトロいライオンだ! |
ライオン: | なにおー |
二匹はいまにも飛びかからんとしている、猛獣対決になりそうだ。そこへ割って入るコクリコ。 | |
コクリコ: | やめて、みんなやめてー、仲良くしないとダメだよ・・・・・ ・・あっ、あれ???・・ボ、ボク・・・みんなとしゃべれる・・・みんなの言ってることがわかる・・・・えっ??? |
ライオン: | ほんとうだ、コクリコとしゃべれる、ぼくは吠えてるだけなのに・・・。 |
さる: | ウッキー、コクリコ、ぼくもわかるよ、さっきはゴハンをとってごめん・・・・。 |
トラ: | ふしぎだ・・・? |
いぬ: | ワンダフルだ |
ゾウ: | びっくりしたゾウ・・・・。 |
さる: | ウッキーバンザーイ、ウッキーバンザーイ |
たちまち動物たちの歓声(鳴き声)はサーカス中にひびきわたった。理由なんかはさして重要ではなかった。 ゾウは鼻でコクリコを持ち上げた。 | |
コクリコ: | あははは・・・夢がかなった、ばんざーいばんざーい・・・(歓喜につつまれる笑顔のコクリコ) |
-公園- | |
(いっぽう公園でデートしている大神とエリカ、エリカは大神をサッカー場へつれてきた) | |
大神: | みんなうまいね(子供たちのサッカーをみて大神は言う) |
エリカ: | そうですね・・・ |
大神: | とくにフォワードがいい。エリカくんは日本代表のフォワードはだれがいいと思う・・・。 |
エリカ: | やっぱりジダンさんでしょう、やかんの前でジタンダを踏んでほしいです(^^) |
大神: | (ジダンは日本人じゃないだろう、それにフォワードでもないぞ。 あいかわらずエリカとの会話はかみあわない、まあ嫌いではないが・・・) |
その後エリカは大神もさそってサッカーをして、顔面ヘディングであえなく退場。大神も戻ってくる。 | |
エリカ: | あら、あの子・・・(エリカは一人でぽつんと見ている子供をみつけた) |
大神: | どうしたんだいエリカくん |
エリカ: | あの子・・・仲間にいれてほしいのかなあ?わたしちょっと行ってきますね。 |
エリカは声をかけるが子供は行ってしまった。エリカは一人ぼっちのさみしさを大神に語るのだった。 | |
エリカ: | わたしも・・・「仲間に入れて」っていう勇気がなくて・・・いつも独りだったんです・・・。 |
大神: | エリカくん・・・・でもきみの言いたいことはあの子にも伝わったと思うよ・・・ |
エリカ: | そうでしょうか? |
大神: | ああ、きっときみの・・・・◎×▲・・・***@@@@@(・9・)・・は・・・で・・・あの子の。。。??・・・。 |
エリカ: | ・・・??・・何ですか**大神・・さん・・が&&で・・わかりま=^〜^・・せん・・・。 |
大神: | (し、しまった・・・コンニャクの効果がきれてきた・・もうしばらくしたらわからなくなる・・・(^^;) |
エリカ: | ・・・どうしたんですか?今いっしゅん火星語しゃべってましたよ。「hogehoge-」って・・・。 |
大神: | 火星語じゃないよ・・・・し、C言語だよC言語・・・・ちょっとバグったんだ・・・。 |
エリカ: | まあ、それ聞いたことあります、ぷろぐらむ人が使う言葉ですね。あいことばは「ホゲホゲ〜」とかゆう。 |
大神: | そう、彼らは日本語もフランス語もしゃべらない、Cの文法にそってしかわからないからね。 だから・・・**|〜を言っても・・・から+++ごてさ。。 |
エリカ: | 何ですか大神さん・・・わかりません・・・。 |
大神: | ごめん・・エリカくん・・・GGG?◎●ぼくのことha?・・いいから::: |
エリカ: | わかりません???ききとれmasen OOGAMISAN・・・・ |
大神: | @@@をUA><⇒****・・・ |
エリカ: | うわーん大神さんがわけのわからないことしゃべるう(><)/ |
大神: | (##そ、それはエリカくんだって・・・ふだんから・・・) |
いたたまれなくなって逃げ出すエリカ・・・ | |
大神: | ホゲホゲ〜〜(ち、違うんだエリカく〜ん)(><)/ |
追おうとする大神 *注:たかゆきさんと違って作者はフランス語はさっぱりなので、以降わからない所は"hogehoge〜"もしくはカタカナ辞典の適当なことばをいれます。 | |
ピルルルルルル・・・(携帯キネマトロンが鳴る) | |
大神: | (あああっ、こんなときにっ・・・・・) |
日本人は発音に弱く文章に強いと言われるように、大神も文章は読めた。 翻訳コンニャクは会話はできても文字まではフォローしてくれないので。 | |
大神: | なに!シャンゼリゼ通りが炎につつまれている・・・・?たいへんだ!! |
-シャンゼリゼ通り- ズババババン・・・・ 巴里華撃団・参上!(hogehoge〜) (ところどころ破壊され炎につつまれている街) | |
メル: | hogehoge--(たった数分の間にこうなってしまったんです) |
ロベリア: | HOGEHOGE-(すげえなこりゃ) |
シー: | ほげほげ〜(前方に巨大な妖力反応です) |
グリシーヌ: | ホゲホゲッ!(危ない!よけろ!!) |
ぴかっ、ギューーン・・ドドドドドドド、ヒュン、ヒュン・・・・・(飛んでくる光弾) 間一髪でよける華撃団、路面がえぐれる。 | |
花火: | アン(ふうっ、危機一髪でした) |
ロベリア: | ドゥ(ヘビーランスレーザーか・・・ちいっ、やっかいなのが出てきたぜ) |
コクリコ: | トロワ(見て、前の方になにかいるよ) |
グリシーヌ: | キャトル(あいつが親玉か・・・?) |
カルマール公爵が現れた *カルマール[calmar]仏語で「イカ」のこと(Gakken「ネーミング辞典」より)*(直訳すれば「イカ公爵」・・そのまんまやないですかレッドさん(^^)) | |
カルマール: | hogehoge--(フォフォフォ・・・ようこそ巴里華撃団の諸君・・・我が名は"カルマール"だ) |
エリカ: | サンク(あなたがボスキャラのイカさんですね、何でこんなことするんですか!もう、大神さんも何か言ってやってください。) |
しかし大神にとってこの戦闘は未知なる戦いである。 通信機から聞こえる音声はすべて上記のように聞こえ何が何だかサッパリわからない。 こんなことならもっと会話を勉強しとくんだった・・・。 | |
大神: | ・・・・・・・(すまない、みんな) |
エリカ: | シス(大神さん、大神さんってば・・・・) |
グリシーヌ: | セット(どうしたのだ隊長、通信機の故障か?) |
大神: | ・・・・・・・(くっ、どうすればいいんだ・・なんとか連絡をとらないと) |
ロベリア: | ユイット(故障なら故障でもいいさ、あたしは仕事をさせてもらうよ) |
グオン!とロベリア機が前へ出る・・・・。 | |
グリシーヌ: | ヌフ(勝手に前にでるなロベリア!我が「グロース・ヴァーグ」の射程内だぞ) |
ロベリア: | ディス(ボーナスははずんでもらうよ)・・・ガシャガシャガシャ・・・ |
花火: | オンズ(みなさん勝手に行動されては・・・) |
ピルルルルルル・・・(そのとき全員の携帯キネマトロンが鳴った) 内容(全員、路面の穴を使ってヘビーランスレーザーへ接近、撃破せよ! 遠距離攻撃の光武Fはポーンを破壊せよ!=大神) 言葉が使えないなら文字で・・・携帯キネマトロンを使った大神の指示だった。 | |
グリシーヌ: | ジュ(了解だ、隊長) |
ロベリア: | テュ(わかったよ・・・) |
エリカ: | アムール(はい!大神さん) |
コクリコ: | モン・シェリ(イチローのためにガンバルね!) |
花火: | オオガミ(わかりました大神さん・・・ぽっ) |
さすが大神、一瞬でみなをまとめてしまった。 しかし戦況は好転しなかった。 ヘビーランスレーザーを破壊したまではよかったがカルマールの力は強大で 今までやられた怪人は復活し、新型ポーンはメチャクチャ強かった。 結果は敗北!カルマールたちが去った後、光武を降りうなだれる花組の面々・・・。 |
大神: | ・・・・・・・・・ |
コクリコ: | イチロー、元気だして・・・。 |
大神: | ああ・・コクリコか・・・おれたち、負けちゃったな・・・。 |
コクリコ: | うん、でもイチローもみんなも無事でよかったよ。今回は負けちゃったけど何か勝てる方法をかんがえようよ、あきらめちゃいけないって、イチローがいつも言ってることじゃないか。 |
大神: | ・・・そうだ・・・そうだよな・・オレたち巴里華撃団があきらめちゃいけないんだよな・・・。 |
コクリコ: | うん、あきらめなければ夢だってかなうって・・・今日ボクはそうおもったよ・・・。 |
大神: | ・・!・・・・コ、コクリコ・・・(・0・)(ハタ、と気づく大神) |
コクリコ: | なあに、イチロー |
大神: | オレの・・・オレの言ってることがわかるのかい? |
コクリコ: | 何いってるのイチロー、あたりまえじゃないか。いままでだってそうだったじゃない(^^) |
大神: | ひょっとしてさっき、オレのアパートでコンニャクたべなかったかい? |
コクリコ: | ・・・コンニャク?それは知らないけど、しょっぱいソースがけのゼリーなら食べたよ。 それより聞いてイチロー、ボクね動物たちと話せるようになったんだよ、みんなの言ってることがわかるしみんな(動物たち)もふつうの言葉で話すんだ。どうしてだかはわからないけど・・・。 |
大神: | コクリコ・・・それは・・・(だめだ説明しても信じてくれないだろう)・・・よかったね。 |
コクリコ: | うん(^^) |
大神: | そろそろシャノワールに戻ろう。 |
コクリコ: | うん、みんなあ、帰るよー |
コクリコは意気傷心した隊員たちを元気づけた。こういうときコクリコの明るさはとても助かる。 | |
花火: | Eh bien"Ogami"・・(あの・・・大神さん)[入れかわりに花火が話しかけてきた] |
大神: | あっ、花火くん・・・。 |
花火: | quoi?・・・どうしたのですか大神さん、今日は日本語でしゃべったりして? |
大神: | これには深いわけが・・・だけど今は、この敗北から立ち直ることが先決だ。 |
花火: | すみません、わたしたちがいたらないばかりに・・・。 |
大神: | そんなことはない!すべては隊長であるオレの責任だ。 でも、ありがとう。今、オレの心と言葉を一番わかってくれるのはきみだけだよ・・・(←無意識にこういうことを言えてしまうのが大神のすごいところ) |
花火: | 大神さん・・・・ぽっ(ちゃちゃらららららら・・・・(信頼度UP)) |
大神: | 花火くん、できれば二人だけのときはこうして日本語で話してほしい(^^) |
花火: | ふ、二人だけのときは・・・ぽっ・・・二人にしかわからない言葉で・・・(ちゃちゃらららららら・・・・(さらにUP)) |
エリカ: | hogehoge〜〜(むこうでエリカが叫んでいた、たぶん「帰りますよー」と言ってるのだろう) |
大神: | 花火くん、オレはちょっと日本大使館へよっていくから、みんなと先に帰っていてくれるかい。 |
花火: | はい、大神さん、いつまでもお待ちしてます・・・・ぽっ! |
-日本大使館- コンコン・・・ | |
大神: | 迫水大使はいらっしゃいますでしょうか? |
有能な秘書: | 大使は現在、ライラック邸に所用ででかけております、緊急でなければご伝言を受けたまわります。 |
大神: | はあ、実は食料のようせいなんですが・・・。 |
有能な秘書: | 救援物資ですか・・・・どのような食料でしょう。 |
大神: | コンニャクです・・・。 |
有能な秘書: | こ、こんにゃく?・・・。 |
(20秒の沈黙・・・・) | |
有能な秘書: | ・・・かしこまりました、お伝えいたします。なければ本国にも要請します。 |
大神: | ありがとうございます、くわしくはまた明日に。では大使によろしく(さすがに大使がほめる有能な秘書だ、あまりしゃべらないのにわかってくれたらしい)←ホントか? |
大神は急いでアパートに帰ると予備のコンニャクを食べた。ストックがもう残り少ないのだ。 |
-シャノワール- 司令室ではみんなが集まって話していた。 | |
コクリコ: | ・・・でね、すごいんだよ。ボクね動物たちと話せるようになったんだよ。 |
エリカ: | まあ、ステキです。きっと神様は見てらしたのです、コクリコのやさしさを、動物たちへの愛を・・・ 祈りましょう! |
コクリコ: | うん(^^) |
グリシーヌ: | こどものたわ言だエリカ、本気にするんじゃない。 |
コクリコ: | ウソじゃないもん、ホントだもん。ボクともだち(動物たち)とはなせたんだもん。 |
グリシーヌ: | あー、わかったわかった、コクリコは動物たちのこころがわかるのだろう?いままでもそうだったのだろう。 |
コクリコ: | ちがうよ、だからー・・・ |
大神: | 遅れてすまないみんな・・(大神が入ってきた) |
コクリコ: | あっ、聞いてよイチロー、グリシーヌってばボクがともだち(動物)と話せること信じないんだよ。 |
大神: | (ギクッ!) |
コクリコ: | イチローは信じてくれるよね。 |
大神: | もちろん信じるとも、コクリコは以前から愛情をもって動物たちを世話してきたんだろう、だから動物たちのこころがわかって当然だとおもうし・・・・。 |
コクリコ: | もうっ・・・イチローまでおんなじこと言うんだから。(プンプン)ボヨヨ〜ン(信頼度down) |
グリシーヌはケタケタと笑っている、それみろといった感じだ。 | |
大神: | (すまないコクリコ、きみの言うことは真実なのだがこれぐらいしかフォローできない) |
ウイイイイイン・・・・・(グラン・マが降りてきた) | |
グラン・マ: | みんな静かにおし、今日の戦闘分析と反省会をはじめるよ・・・・・。 |
-大神のアパート- その夜大神のキネマトロンが鳴った。 ピーンピーン・・・・(カシャ) | |
大神: | はい・・大神です。 |
かえで: | ・・こちら帝国華撃団・銀座本部・・・。 |
大神: | あっ、かえでさん・・・ |
かえで: | あら、こんにちは大神くん、元気そうね(^^) |
大神: | いえそれほどでも・・・帝都のみんなは元気ですか? |
かえで: | ええ、もう元気すぎて・・・翔鯨丸はジャックするし、それを追って風組は出るし、サロンで過激団にはなるし、もうたいへんな騒ぎよ。 |
大神: | ??(・・・それはまた別の話では) |
かえで: | ところで日本大使館から連絡があったんだけど、救援物資「味噌ホン○クコンニャク」って何なの? |
おおっ!「こんにゃく」というキーワードだけでそこまで分かるとは・・・・確かに有能な秘書さんだ、と大神は思った。 | |
大神: | そ、それはその・・・実は戦闘で負けてしまって、それはみんながバラバラなのが原因で、だからひとつにまとめるのに「味噌ホンヤ○コンニャク」がどうしてもいるんです。 |
かえで: | ・・・? |
大神: | と、とにかく戦闘にも影響をおよぼしかねませんので・・・(現にそうだった) |
かえで: | 大神くんの指揮を高めるのに必要なのね。 |
大神: | はあ、そんなようなものです。 |
かえで: | ・・・わかったわ、じゃあ1トンくらいリボルバーカノンで送るわね。 |
大神: | 普通でいいです普通で(・0・)予備はまだ少しありますから。 |
かえで: | じゃあ航空便にするわ。それで最後に聞いておきたいのだけれど・・・。 |
大神: | はい・・・。 |
かえで: | みそは赤みそ、白みそのどっちがいい(^^) |
頭をかかえる大神・・・・。 | |
大神: | ・・かえでさんの好きにしてください、通信終了・・・・ブツン。 |
帝都はいったいどうなっているのだろう?人のことはいえないが・・・・。 考えこむ大神であった。(リボルバーカノンって何だろう?) 次の日、大神は先に大使館を訪れた。 -日本大使館- | |
迫水: | ほにゃらら・・・hogehoge〜(いつものとうり、よくわからないあいさつ) |
迫水: | ああ大神くん、くわしい報告は月組の加山隊長から聞いているよ。今回は惨敗だったな(マジ顔である) |
大神: | すべて自分の責任です・・・。 |
迫水: | 失敗はだれにでもある・・・要は失敗の原因をつきとめ今後にどう生かすかだ。 しかしながら華撃団の任務は、一度の失敗が全滅につながることもある・・・戦闘とはそういうものだ・・・。 |
大神: | はい・・・。 |
迫水: | まあ何にしてもラッキーだったな。 |
大神: | すみません・・・。 |
迫水: | ところで例の件だが大神くん、このモニターを見てくれ(カチッ) |
のび○:ド○えもーん、なんとかしてえ〜。 ドラ○もん:ホンヤクコ○ニャクー! (ピカッと背景にフラッシュ、効果音、画面スーパーあり) このコンニャクを食べると相手のフランス語が日本語に聞こえ、こちらの日本語がフランス語になるんだ。 他のどんな星の言葉だって、の○太くんにもわかるんだよ。 (いっきに書くとちゃんとドラ←カタカナ、えもん←ひらがな、と変換してくれる!えらいぞIME) |
迫水: | というわけだ・・・。 |
大神: | ドタッ!ううう〜ん(ピクピク)(倒れてる大神) |
迫水: | んっ・・・どうしたのだ?大神くん。 |
大神: | 迫水大使!まじめな話からいっきに落ちないでください。 |
迫水: | ははは・・・まあ落差が大きいほどおもしろいじゃないか・・・ギャグとはそういうものだ・・・。 |
大神: | ギャグってなんですか、ギャグって、それにまわりくどい説明のしかたですね。 |
迫水: | あの声で言ったほうが説得力があるんだよ。 |
大神: | それはそうとホンヤクコ○ニャクのことがコクリコに知れてしまいました。今後どう対処しましょうか? |
迫水: | べつにさほど問題はないだろう、動物と話せると信じてるのは(動物大好き)コクリコと(天然娘)エリカくんだけだし、二人とも神様のおかげだと思っている。 このコンニャクはフランス語どうしの会話なら何も変化しないし、外国人が来てもフランス語を勉強して話してるんだと思ってくれるだろう。 |
大神: | そういえばそうですね、普通のひとは動物や宇宙人と会話する機会はまずないでしょうからね。 |
迫水: | 効果はやがて消える、そうすれば不思議な夢のようなできごとだった、と彼女たちなりに落ち着くだろう。 大神くんは今後も隊員たちと話し合ってチームワークで戦えるようにレベルアップしてほしい。 |
大神: | 了解しました。(敬礼) |
迫水: | 間もなく、東の方から光がやってくるはずだ(^^) |
大神: | ・・・光?・・・何のことでしょうか。 |
しかし迫水はにっこり笑うだけで教えてはくれなかった。 | |
-それより少し前のシャノワール内(ロビー)- | |
宅配員: | ごめんくださーいシャノワール宅急便でーす。 |
メル: | えーと・・・確かにうちは「シャノワール」と呼ばれてますが宅急便はあつかってません、劇場です。 |
宅配員: | いえ、わたしどもの会社が「シャ(猫)ノワール(黒)」の「ネコクロ宅急便」という会社なんです。 |
メル: | これは失礼しました、さかさにすればどこかで聞いたことがあるような、ないような。 |
宅配員: | ジャポンからの国際便です。受け取り書にサインを・・・・。 |
メル: | ごくろうさまでした。 |
シー: | あれーおっきなお荷物ですねえー、なんなんですかあ〜これー(^^) |
メル: | さあ、日本から来たんだけど? |
シー: | それじゃあ〜大神さんにですねえ。 |
メル: | でもあて先はシャノワールになってるわ。 |
シー: | とりあえずう運びましょう、みなさーん手伝ってくださいですうー。 |
タタタタタ・・・とシーが言い終わる間もなくロベリアとグリシーヌが走ってきた。 | |
グリシーヌ: | おのれロベリア今日という今日はかんべんならん、成敗してくれる、テヤーーッ! |
ズバッツ!(ひらりとかわすロベリア) | |
ロベリア: | ふふん、あたしを捕まえようなんて1000年早いんだよ。 |
メル: | お二人ともこんなところで騒がないでください。 |
シー: | キャア〜たいへんですう〜今の一撃で荷物にキズがあ〜。 |
グリシーヌ: | すまぬ、つい熱くなってしまって・・・。 |
ロベリア: | いいじゃねえか、どうせ開けるものだろ。 |
どやどやと他の隊員たちもやってきた。 | |
コクリコ: | もう、また二人ともケンカして・・・。 |
花火: | チームワークについて議論していたのですが、紛糾してチームワークをみだしてしまいました。 |
エリカ: | "ケンカするほど仲が悪い"ってよくいいますよね(^^) |
コクリコ: | そのまんまだよエリカ・・・。 |
シー: | でもおー、荷物を包んでる縄があー切れてしまいましたあ。 |
ロベリア: | 何なんだこの大荷物は?お宝じゃねえか? |
メル: | ラベルには"食品「Konnyaku」"ってかいてあるわ。 |
グリシーヌ: | こん・・こんにゃく・・・?何だそれは。 |
花火: | まあ、コンニャクですか、なつかしいです・・・・ぽっ。 |
コクリコ: | あっ、ボクそれ知ってるよ、イチローが少し言ってた気がする。日本のデザートだよね(^^) |
花火: | (えっ、そうだったかしら?わたしもコドモの頃の記憶しかないのでいまいち自信が・・・) |
コクリコ: | そうだよね、花火。 |
花火: | えっ、そ・・・そうだと思います・・・けど・・。 |
コクリコ: | ぷるんぷるんしててゼリーやプリンみたいなんだよねえ。 |
エリカ: | (プ・・プリン!) |
シー: | (デ・・デザート!) |
エリ&シー: | キャー、ステキッ!!(とびあがる二人) |
-シャノワール内(客席)- シャノワールにもどってきた大神。 | |
大神: | 光・・・光?うーんなんだろう・・。 |
一同: | あっ、おかえりなさーい大神さん! |
大神: | ああ、ただいま・・・・・?!(・0・)** |
大神は客席に座っているみんなを見て驚いた・・・。 | |
大神: | そ・・それは!!テーブルの上にあるそれは・・・。 |
一同: | あっ、ごちそうさまです大神さん(^^) |
メル: | 日本から今朝届きました。 |
大神: | そんなバカな、早すぎるぞ! |
エリカ: | お先にいただいてまーす(^^) |
メル: | 不思議なデザートですね「コンニャク」って。 |
大神: | デ、デザート?? |
グリシーヌ: | これといって味はないのだが、ソースを変えることによって万人の好む味にできるとは奥の深いものだな。 |
ロベリア: | だからあたしはカクテルにして飲んでるよ。まあ食感がおもしろいだけだがな。 |
コクリコ: | ボク、ジャムをつけることにしたんだ、なかなかおいしいよ。 |
エリカ: | わたしはカラメルです(^^)グレーのプリンだと思えばなんとなくそんな気も・・・。 |
花火: | 大神さん・・・。 |
大神: | は、花火くん |
花火: | これが・・・大神さんの作戦だったんですね・・・。 |
大神: | さ、作戦? |
花火: | 食べ物によって私たちにチームワークを教えようという・・・ |
大神: | ? |
花火: | 見たこともないデザート(敵)に対してどのように対処(戦う)するか?わたしたちの真価が問われるわけですね。 本も読んで、ああでもないこうでもないとみんなで議論しました。ノンカロリーということもそのとき知りました。 焼いたり煮たり生で食べたり、調理法も試しました。全部それなりにいい、ともわかりました。そしてソースをそれぞれ変えて食べるという結論に至りました。 |
メル: | コンニャクはノンカロリーだからいくら食べても太らないんですよね。 |
エリカ: | 太らないデザート! |
シー: | そんなあ食べ物があ、あるだなんてえ。 |
メル: | まさに、東洋の神秘ですね。 |
ロベリア: | 日本にはお宝が眠ってそうだな。 |
グリシーヌ: | やるではないか貴公、見直したぞ。 |
シー: | 女の子ってえデザートやケーキにすっごく弱いんですう。 |
メル: | しかもわたしたちの健康の面まで気づかっていただくとは・・・。 |
花火: | このようなエキセントリックでユーモアでおいしい作戦を考えるとはまったくもってトレビアンです。 この北大路花火、はなはだ感服いたしました。 |
シー: | みなさーんおいしいですかあーー |
全員: | Oui [ウィー](は〜い) ちゃちゃらららららら・・・(全員やる気十分) |
大神: | ・・・もう・・勝手にしてくれ・・・(ハア〜ッ) |
メル: | どうしたんですか大神さん、ためいきまでついて? |
花火: | お疲れなんですね、ムリもありません。戦闘で負けて隊長として責任を感じておられたのですね。 でももう大丈夫!!巴里・花組は生まれ変わりました。 |
大神: | ふーっ(どうしてこうなってしまうのか・・・) |
花火: | ご気分がすぐれないのでしたらアパートでお休みになられては・・・グラン・マさんにはわたしから言っておきますので。 |
大神: | 悪いけどそうしょう・・・・それじゃあ(トボトボ・・・) |
シー: | 大神さあん、あとでお見舞いいきますねえ〜(コンニャクもって) |
花火: | お疲れさまでした・・・・。 |
その後、健康食コンニャクはシャノワール内で大ブームとなり、グラン・マやジャン、ジュルジュ、ドミニクまでも巻き込んだ。 お店てきには他国からきたお客さんに不自由することはなくなったが、なぜなのかは誰もわからなかった。 ブームは八話の半ば(マリアたちのコーチが終わる)までつづいたという。 これによって巴里華撃団と帝国華撃団はお互いケンカができるほどコミニュケーションがとれ、巴里華撃団はチームワークの完成に至るのである。 |
-おまけ- | |
コクリコ: | ねえグリシーヌ、イチローのチョコはできたの? |
ドタッー | |
グリシーヌ: | な、なぜ・・・わたしが手作りチョコを作ってるのを知っているのだ。 |
コクリコ: | ナポレオンがきのう窓から見てたんだって。うまくいかなくてオノでたたき割ってたっていう・・・。 |
グリシーヌ: | わー、言うな言うな・・・・。 |
コクリコ: | 失敗作を食べまくってタレブーさんに太るからおやめくださいざます、としかられて・・・・。 |
グリシーヌ: | おのれコクリコ、成敗いたす・・・・・(オノをとりだす) |
コクリコ: | きゃははは・・(逃げ出す)チョコ、チョコ、グリシーヌがチョコー・・・(^^)(^^) |
エリカ: | わたしもまぜてください(^^)エリカ撃ちまーす! |
ドカン、バカン、ザクッ、ダララララララ・・・・ | |
グラン・マ: | あんたら司令室を壊すんじゃないよ〜(-_-メ)怒 |
宇宙人: | いや〜異文化交流ってたいせつでんな([N○VA]←ふせ字になってない、というお話でした) ほなまたー・・・(はやりネタですいません) |