紅蘭: | そやそや、マリアはんの合体技、めっちゃかっこええんやー! |
さくら: | 「たんたんたんたかたったーん♪」って、あのかっこいい音楽にあわせて、大神さんとマリアさんがポーズ決めるのよね。 |
紅蘭: | ほんでまたあの背景が、ロシアのことば散りばめたデザインでびしっ!と決まっとるんやなあ。ウチの合体技もそれなりにええけど、ほんま、うらやましい限りやわあ。 |
さくら: | それで、今回の内容は、ええと… ええっ、あの背景のロシア語を読むの? |
紅蘭: | そうや! あの背景に書いてある文字には何か、マリアはんの謎にせまれるような重要な鍵が隠されてるかもしれへん、っていうのが動機らしいんや。どや、わくわくするやろー? |
さくら: | で、でもそんな、あたし外国のことばなんて全然わからないわ… |
紅蘭: | ウチかてやぁ。そらマリアはんに直接聞くのが一番早いにきまってるんやけど… マリアはん、スターリンを倒しに行くとかゆうて今朝がた出かけてしもうたからなあ。 |
さくら: | 外国のことばができるかえでさんは、今日も御前会議だし… そうだ! あのひとたちに頼みましょうよ! |
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アイリス: | じゃじゃーん!! というわけでぇ、花組・年少組、とうじょーう! |
織姫: | このメンバー構成はそういうことだったですか?! 華麗なるヨーロッパトリオでなかったですかー?!
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レニ: | ……… |
さくら: | きょ、きょうは華麗なるヨーロッパトリオということで、来てもらったんですよ、織姫さん…ははは。 |
紅蘭: | 実はかくかくしかじかというワケでなあ。お国の近い皆はんに、この背景のことばを読んでもらおうおもて呼んだんや。 |
アイリス: | そんなぁー。お国がちかいって、フランスとろしあって全然ばしょがちがうよーっ。アイリスこんなの読めないもーんっ! |
織姫: | わたしたちラッテンの民族と、こんな北の果ての人間とは、文化も言葉も天と地ほどの違いがあるでーす。レニー、レニはドイツだからもう少しロシアに近いでーす。レニにまかせるでーす。 |
レニ: | …ゲルマン語系だって、何の類似性もないほど隔たりは大きい。でもまあ、辞書なら書庫にあったはずだし、なんとかやってみるよ。 |
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レニ: | (辞書ぱらぱら)うーん、やっぱりよく分からない部分が多いけど、いくつかの単語については意味がわかったよ。 |
紅蘭: | やったー! やっぱりこうゆうときのレニだのみ、さっすがやわあ! ほんなら、まずはマリアはんの必殺技の名前からいきまひょ。これに関わりのある単語かもしらんからなあ。 |
さくら: | はい。これについてはいままでもネット上で話題になったり、また最近の攻略本にはちゃんと載ってるそうなので、みなさんご存じじゃないかと思います。一応まとめてみますね。 |
光武改(1) | ピーカヴァヤ ダーマ Пиковэя Дама | スペードの女王 (チャイコスフスキー) |
天武 | トゥローイツァ Троица | 《宗》三位一体 |
光武改(2) | シェルクーンチク Щелкунчик | くるみ割り人形 (チャイコスフスキー) |
合体技(1) | スミエールヌィ ターニィエツ Смертный Танец | 死に至る ダンス |
合体技(2) | 眠れぬ夜の… スィリナーダ Серенада | セレナーデ |
紅蘭: | そして次はいよいよ、合体技の背景に書いてある単語やな。 |
アイリス: | ねえレニー、どれくらいよめたのー? |
レニ: | ああ、なんだか目がチカチカしてきた…。とりあえず、このくらいは何とか読めたよ。 |
紅蘭: | まずこれは最初の画面、マリアはんが出てくるところやな。 |
織姫: | 敵陣突破に、現実的ですかー。マリアさんにぴったりの言葉ばかりでーす。 |
さくら: | おそらく、マリアさんの過去とか、性格とかを表現するような単語がはいってるのね。 |
レニ: | うん。読めない部分もけっこうあるけど、たぶんそうだと思う。 |
アイリス: | マリアってそんなにつめたくないもんっ。こんなんじゃマリアがかわいそうだよー。 |
紅蘭: | そやそや。アイリスはいつもやさしいなぁー。(なでなで) |
紅蘭: | 次は画面2や。背景のスクロール方向が変わって、大神はんが出てくる部分やな。 |
さくら: | 護衛隊に、プロローグ… って、何なんでしょう? なにの序章なのかしら… |
アイリス: | あとはー、「おとこのこ」と「ほんものの」の二つだねー。うーん、アイリスよくわかんなーい。 |
レニ: | ボクの口から言うの、恥ずかしいんだけど… 「正真正銘の」と「男性」がつながると考えれば、解釈できるような気がする。 |
織姫: | Oh! なっかなかいいこと言うですレーニ! すみにおけませんねー。つまりでーす、帝都「護衛隊」花組の隊長である少尉さんがー、マリアさんにとって「正真正銘の男性」で、新たな恋の「プロローグ」! |
さくら: | ちょ、ちょっと、それってどういうことですか? いまのどういうことですか、織姫さんっ!! もう一度説明してくださいっ! |
織姫: | うっぐぐ首しめたら話でっきませーんさっくらさーん、ロープロープでぇすうっぐぐぐっ。 |
紅蘭: | と、と、ちょっと落ち着くんやさくらはん、まだ一つ画面が残っとる。こらえて、こらえて、な、なっ。 |
紅蘭: | さあ、これがラストのキメの場面やな。 |
織姫: | 「林が、まるで〜のように」… って、何のことですかー? |
さくら: | うーん、まるで、林のように、でしょ… そうだわ! これって大神さんの風林火山コマンドじゃないかしら。ほら、「心静かなること、林のごとく」って。 |
紅蘭: | なるほどぉ! そうや、林の如くや。まさしく風林火山やな。 |
レニ: | それなら、語順が逆になりそうな気もするけど… そこまではボクにもわからない。 |
アイリス: | そして、「たくさんの、しあわせ」だよねっ。これならアイリスにもわかるよー。 |
さくら: | たくさんの、しあわせ… たくさんの、しあわせ… |
織姫: | やっぱりでーす。マリアさん、少尉さんといっしょで、たくさんのしあわせなのでーす。まったくまたコイガタキが一匹増えたでーす。 |
さくら: | ※△☆♂♪*@※◎♀▽〒〜〜!! |
紅蘭: | う、うわ、またさくらはんがいってもーたっ。結局隠された謎なんかなんもなさそうな感じやし、今回は何のための解析やったんやーっ! |
さくら: | ※△☆♂♪*@※◎♀▽〒〜〜!! |
紅蘭: | う、うわーっ! お、織姫はん、はよ霊剣荒鷹とりあげるんやっ! またいつものパターンがっ!! |
レニ: | ヒトは、学習する動物… |
織姫: | さっくらさんのヤキモチに学習能力はないのでーす! はやくみんなにげるでーす!! |
紅蘭: | どわぁーっまたあかんーっ! とりあえず皆はん、きょうはこのへんで、ほんならまたな〜っ!! |