第六話を終って...

Chapter 6

さくら:皆さん、こんにちは! わー、なんか久しぶりだなー、ここには第二話以来の登場ですよね、大神さん?
大神:やってまいりました第六話、やっとさくらくんが主役の回だ。長く待ったなあ、うるうる。
さくら:ど、どうしちゃったんですか、大神さん? なんだか目がうるんじゃってますけど...
大神:そ、それはもう、おれはさくらくんに会えることだけを心のささえとして...
さくら:え、え... あ、あたし、そんなこといわれても、あの、まだ心の準備が...
...だけど、うれしい...大神さん...
大神:さくらくん...
.....
 
大神:むにゃ、さくらくん...
由里:...大神少尉、大神少尉っ!
大神:...あ、あれ、由里くん? さ、さくらくんは。
由里:なにのんきなこと言ってるんですか大神さん! さくらさんならいま医務室のポッドで意識不明の重体ですよっ。
大神:...え? ここでもそういう設定になってるの。
由里:当たり前です。第六話終了時点なんですから。いくら拙文作者がてきとーに書いてる文章でも例外扱いはできません! それよりどうしちゃったんですか大神さん? なんだかさくらさんがむにゃむにゃとか寝言いってましたけど。あー、さてはなにかいやらしい夢でも見てたなあー?
大神:ま、まさか、そんなわけはないよ...はは。
由里:本当ですかあ? あ、いけない! あたし今から帝大病院へ行って医薬品を手配してこなくちゃいけないので、ではこれで失礼しますっ。
   たったったっ。
大神:ってことは、さくらくん登場はまたおあずけ...。そ、そんなぁ...。
...しかし第六話のレビューの方はやっぱりやらなきゃいけないわけか、ふう...気が重いな、もうがっくり...誰か...あ、そこの君でいいや、ちょっと相方やってくれないかな。
すみれ:そこの君でいいやとはどういう意味ですの、少尉?
大神:す、すみれくん!!
すみれ:わたくしで悪かったですわねっ。さくらさんのピンチヒッターとしてせっかく気をきかせてここに参りましたのに。わたくし第四話から連続三回の登場ですわよ、いくら社交界に君臨するこの神崎すみれとはいえさすがにこう続くともうふらふらですのよっ。
大神:ご、ごめん...動かしやすいキャラクターなもんでつい...
紅蘭:あ、大神はん。すみれはんと一緒やったんですか。...なあ、大神はん、一体さくらはん、どないなってしもたんやろ...
大神:...おれにもまだわからない。でも、意識を失っていながらも気の流れだけは異常に活発になっているそうだ。これはおれの勘だが、さくらくんは心配ない、大丈夫だ。必ず目をさますさ!
紅蘭:うん、そうやんな。大神はんにはわかるわな、さくらはんとはただの仲とちゃうしな。さっきもなんやらいやらしーい夢みてはったしぃ。
大神:ぐげっ。な、何でそんなことを!
紅蘭:科学をなめたらあかんでえ。ほら、うちの新開発、ドリームセンサー!
大神:...メーテルか、あんたは。
紅蘭:さあて、今回はすみれはんとカンナはんの「西遊記」千秋楽からはじまったわけやけど。
大神:うん、最近は花組の定番公演のなかでもかなりの人気シリーズになったね。カンナといい、すみれくんといい、これ以上のはまり役はないって感じだもんな。
すみれ:おーっほっほっほ! この神崎すみれ、次回公演「蛇女火炎地獄」のヘビ女ではさらなる妖姿と美しさで観客のみなさまを魅了することうけあいですわっ!
紅蘭:ヘビ...は、はまりすぎ。
大神:は、はまりすぎてこわい...い、一度食われてみたい...す、すみれくんの...舌なめずりしながら...うーん...
紅蘭:...お、大神はん、気をたしかに。
大神:はっ。...ま、まあそれにしても、公演がうまくいったあとの打ち上げってのはいつも楽しいものだね。しかし紅蘭にあんな大道芸の特技があるとは思わなかったなあ。さすがは花組ムードメーカー。
紅蘭:あ、あれでっか、あれくらいやったらお茶の子さいさいや! 今度こそなべまわしに挑戦したるでえっ。
大神:しかしなあ、ただでさえ最近は吉本の東京進出のせいで「関西弁の人≒みんなお笑い芸人」と思われて、拙文作者もことあるたびに友人から「ボケないの?」とか「つっこみは」とか要求されて困ってるのに、そのうえ紅蘭がこう芸達者だとさらに誤解が広がりそうだよ。参ったな。
紅蘭:す、すんまへん。読者の皆さん、うちの芸達者は中国にいたころの雑技が基本になってるだけで、全然関西弁とは関係あらへんから、誤解せんとってやってな。
大神:その後みんなでさくらくんをおどろかそうということになっちゃって...
すみれ:ええ、でも、さくらさん、それどころではなかったのですわね。
大神:ああ。しかしすみれくんは何の準備もせずに「ゾンビ〜」(顔の下から懐中電灯の光をあてるあれ)だけで待ちかまえていたね。さすがすみれくん、自分の顔で人を驚かすことにかけては絶対の自信があるんだね。
紅蘭:そうやな。やっぱりすみれはんはすごいわ。ヘビ女だけあってしらふの顔で十分こわいもんな。
すみれ:おーっほっほっほっ?
ぬぁ、ぬぁんですってぇ〜!!
紅蘭:し、しもた、ゆーてもうた。
大神:だ、だからね、すみれくん、その、そう、やっぱり次回の公演に向けてふだんの生活から役作りを怠らないんだなあって...うん感心感心。
すみれ:...なにやらだまされてるような気がしますけど、まあいいですわ。それにしてもさくらさんがよりによって雷におへそをとられるなんて本気になさってるなんて。
大神:そ、それについては、実はおれは詳しい話を聞いてて、誰にも言わないって約束したんだけど、要するに子供の頃のトラウマなんだ。でも「おへそとられちゃう!」って聞くと、さくらくんには悪いけどやっぱり「ぷぷぷっ」ってきちゃうよな。しかもさくらくん幼少バーションは予想通りサミー声だし。
紅蘭:お、大神はん、ええのんか、さくらはんがおらんからってそんなこと言うて...ゆーたろゆーたろ!
大神:だ、だめだよ〜。今回はさくらクリア狙いなんだから...すみません、前言撤回します。
すみれ:まったく、お二人が地下にとじこめられたりするもんですから、わたくしたちだけで敵の攻撃をくい止めるのにかなり苦労いたしましたのよ。
大神:申し訳ない...あれでも精一杯急いで脱出してきたんだよ。なにしろ大きな岩石の塊が出口を塞いでしまったものだから。
紅蘭:そんなら、どないして出口つくらはったんですか?
大神:ああ、都合よくマリアの銃があったんだ。弾も装填されていた。爆発の度合いを計算しつくした上で発射したんだ。
紅蘭:へー、さすがでんな、大神はん! そやけど、いくら計算しつくしたゆうたかて、しょせん拳銃用の弾やろ、そんなに岩を吹き飛ばすようなエネルギーがあるやろか?
大神:そういえば、すごい爆発だったな...いったいどんな弾だったんだろう...
真田:あれは波動カートリッジ弾、波動砲と同じ波動エネルギーが内部に凝縮されている。ヤマト二番主砲での一斉射三発で敵機動艦隊を全滅させた恐るべき兵器だ。では。
紅蘭:...誰、あんた。
大神:と、とにかく、すごい爆発だったが、さくらくんの持つ「力」がおれを護ってくれた。
すみれ:「力」?
カヲル:真宮寺さくら、君は僕と同じだね。リリンでありながら「力」を持つ者...さあ、僕とともにアダムのもとへ帰ろう...
紅蘭:大神はん、なんやさっきから変なんばっかり出てきよるで。
大神:き、気にしないでいいんだよ...こほん。とにかく、戦闘に間に合ってよかったよ。
紅蘭:しかも、格納庫の備品に化けて隠れてる敵もいよったしな。
大神:あ、それなんだけど、おれは敵が化けて出る前にそこらへんの備品に何回か攻撃しておいたら(殺す必要はない)結局最後まで化けて出てこなかったよ。どうやらそういう判定ルーチンになってるらしい。戦術パートがどへたなこのおれが戦術指南するってのはこれが最初で最後になるかもしれないな。あーいい気分だ。
すみれ:...海軍首席じゃありませんこと、少尉。
大神:ぐ。と、とにかく今はさくらくんの回復を祈りつつ、さらに次に進まなければならない。自分たちの未来は、おれたちが自らの力で切り拓いていくしかないんだ。
紅蘭:ああ、そうやな。最後はびしっと決まったな。あ、その前にちょっと聞きたいことがひとつあるんやけど。
大神:なに?
紅蘭:第五話まではたしかさくらはんの恋愛度が一番下やったはずやのに、なんで今見てみたらさくらはんが一番なんや? さては大神はん、地下で閉じこめられてるあいだになにかやったなー?
大神:げ! え、お、おれは何もやってないよ...LIPSで「強く抱きしめる」を選んだりしてないよ...はは。
すみれ:言ってますわね、しっかり。


←第五話へ  第七話へ→
やって楽しむサクラ大戦のページに戻る

ご連絡はこちらまで: takayuki あっとまーく sakura.club.ne.jp