ファインモールドからホロ車のサンプルをもらいました。せっかくもらったので、久しぶりに模型を作ることにしました。
足廻りを作りました。ここまではチハ車と同じです。
車内を作りました。細かい部品が多くて神経を使います。
操縦席には帯状の背もたれがありますが、これは弾薬箱につっかえるのでチハ車から変更された物だと思われます。チハ車の背もたれは普通の椅子の背もたれです。操縦装置の床は一段上がったもっと高い位置だと思われます。
車体まで出来ました。
フェンダーに工具箱や工具類のホゾ穴がありません。仕方がないので、タミヤのチハ車などを見ながら位置を決めて取り付けました。あとで説明書を読み返したら、ホゾ穴は予め自分で開けておかなければならないことを知りました。でも、なんでこんな面倒なことをしなければならないのでしょう。初めから開けておいてくれればよいのに。
番号札は戦争後期には廃止されて車体に直接書かれているので、番号札の取り付け部は削り落しました。
このキットの胆である15cm榴弾砲を作りました。砲は細部まで良くできていますが、直接照準器に額当がないのは不満です。図面もあるのですから再現してほしかったです。
組立がほぼ終了しました。履帯などは塗装後に取り付けます。
別売のエッチングパーツはチハ車のものは使用しませんでした。ホロ車の物は主なパーツは使用しています。ホロ車を製作されるのなら、ホロ車用のエッチングパーツは購入されることをお勧めします。
久しぶりの模型作製で疲れましたが、色々発見もあって楽しかったです。機関室上の弾薬箱の収納数はホロ車の取説には12発とありますが、ファインモールドでは弾薬箱のサイズなどから8発としています。現存車輌の写真を見ても、確かに8発のようです。これなどは弾薬箱の中まで再現したファインモールドだから気がついたことでしょう。
塗装をどうするか考えたのですが、ファインモールドの組立説明書では、枯草色をメインに塗るように指定しています。フィリピンで捕獲されたホロ車を見ると、確かに明るい色をしていて間違いではないようです。戦車をそんな色には塗りたくないと思ったのですが、他には良い案も思い浮かばなかったので、結局枯草色で全体を塗装することにしました。
どうにか完成しました。部品を間違えたり、塗装を失敗したりと大変でした。^^;
私はエアブラシは持ってないので、迷彩はしませんでした。試作車は当初は単色塗装だったと思われるので、そういう想定です。